国広正人 / 角川ホラー文庫 (20件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
ある
奇抜な妄想が膨らむ小説。 穴らしきもの:穴に入る充実感。 金骨:火葬場で骨肉の争い 日陰:日光の苦手な配達員 mask:慢性的覆面疾患症 赤子:自販機の当たり
投稿日:2024.10.26
command+X
どの話もアイデアが奇想天外で面白かった。穴に入れる男の話『穴らしきものに入る』、火葬した父の骨が金だった話『金骨』、日陰でしか暮らさない黒づくめの女性の話『よだれが出そうなほどいい日陰』、マスクを脱い…でもマスクを被っている話『エムエーエスケー』、自動販売機で赤ちゃんが買える話『赤子が一本』が収録されていた。特に一文“次の日から、私の本格的な穴ライフがスタートした。”、“日陰日記”という住宅街の影の出現場所を記録した地図帳、慢性的覆面覆面疾患症/フクメンウイルス不全症候群/脱いでも脱いでも病、セリフ「7が揃えば当たり。当たれば……赤ちゃん1本プレゼント?」が印象的だ。続きを読む
投稿日:2022.07.30
sarubobo-papa
第18回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。 ユニークなホラー短編5作。 ・穴らしきものに入る ・金骨 ・よだれが出そうなほどいい日陰 ・エムエーエスケー ・赤子が一本 背筋がゾクゾクす…るほどの恐怖はないものの、人間の恐怖に陥った際の滑稽な姿が哀れであり、クスッときたり、自分と重ねる部分もあり、不安感を覚える。 自分の観点とは少しズレは感じた。続きを読む
投稿日:2018.11.18
永杜
穴に入れるようになった男、骨が金だった 肌を焼く事を恐れる女、マスク病、あたりの赤子。 ホラーというよりも、不思議な話ばかり。 試したい、という思考は共感できる穴の話はともかく 祖父の骨が金だった……には、家族の行動が恐怖です。 いや、係の人もちゃっかり懐に入れてましたけど。 人間が恐怖? 肌を焼くのを怖がるのは、女性として当然ですが 何かを恥だと思った時、180度転換するのが凄い。 ここまで徹底してしまうと、精神的な怖さがありますが 本人の慌て具合とやっている事の繋がりのなさに 妙に憐憫が。 マスクは…こうなってしまうと笑えますが 本人にとっては大変な事。 まぁ小学生は自業自得ですが、なった本人も 酔った先で…なので、自業自得ですがw 見慣れてくると、いつもの顔だったものが 不思議に思えてくるのは当然です。 赤ちゃんが当たる自動販売機、は謎でした。 本物が落ちてくる、と思っていただけに そういう事か! という状態が。 いやでももしかしたら、先人のおばあちゃんとは また違った出てきかただったのかも知れません。 そもそもおばあちゃん、今当てて どうするつもりなのでしょう?w続きを読む
投稿日:2018.05.15
アメマ
表題作含めた5編からなる短編集。ブラックでシュールで兎に角ぶっ飛んだ内容である。「なんだなんだなんだ」という台詞回しが時折出てくるが、それはコチラの台詞じゃい!という作品である。まぁブラックヤクルトン…レディの話なんかは設定的には面白かったが、全編通じて僕的にはハマらなかった。こういうのも嫌いではないが今回はごめんなさいという事で。しかしこういうのを読むと『ホラーの定義』がどんどん分からなくなってくる。(;´д`)続きを読む
投稿日:2016.05.21
館長
(収録作品)穴らしきものに入る(日本ホラー小説大賞短編賞(2011/18回))/金骨/よだれが出そうなほどいい日陰/エムエーエスケー/赤子が一本
投稿日:2014.09.19
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
アダルト(性表現・暴力表現)
ONOFF
グラビア
ボーイズラブジャンル
ティーンズラブジャンル
ONにしたコンテンツはトップや検索結果で表示されません
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。