田辺聖子 / 文春文庫 (13件のレビュー)
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yappinkun
なんだろうか。自由奔放で、まさに思うがまま、自分の欲望に正直に生きる浪速の女。ところどころで時代を感じさせるのであるが、現代でも充分に通用する恋愛模様が素晴らしい。 大阪弁でのやりとりがまた面白い。
投稿日:2022.09.17
mi-key
このレビューはネタバレを含みます
絵を描くことを中心にテレビに出たりラジオに出たり、小説も書けば演技もする。旺盛に仕事に勤しむ30歳の阿佐子。 恋愛の方も然りで若い恋人の他にも狙っている男や偶然の出会いでちょっと盛り上がってしまう妻子持ちもいる。 真面目に実直に生きることをモットーにしている人間からしたら顔をしかめずにいられないような阿佐子の日常は、大阪の気質や大阪弁とうまい具合に溶け合ってなんとも粋に描かれている。 そんな面白おかしい日々も少しずつ雲行きが怪しくなってくる。いつまでも気楽に楽しくはいられないのか…。諦念のようなものがうっすらと見え隠れする終盤に、なんだか阿佐子に裏切られたような気がするのが不思議だ。
投稿日:2019.05.11
黄色いひよこ
設定に最後までなじめなかった・・・ 阿佐子の気持ちは分かるんだけど、欲張りな感じがどうも うーーーん・・。 生きていくなかで、失うものがあるとは思わないけど、何かを得るとしたら何を自分は手放すことに…なるんだろう?と立ち止まって考えたいと思う人間なので。続きを読む
投稿日:2015.11.22
rinkotobabel
のりこシリーズと話の構造は似ているのですが、ラストはほろ苦め。女が自由に生きようとすると、いろんな男を傷つけたり、傷ついたり。それでも人生は続く。アラサー小説。私は好きです。
投稿日:2014.06.19
pandaruma19
いままで読んできた田辺聖子作品の中では、ちょっと違う感じがします。 ヒロインは、大阪で人生を謳歌する女性。複数の人と関係をもちつつ、それぞれ分けて恋愛を楽しんでいます。最後のところで、「田辺作品にもこ…んなもっていき方があるんだ」と驚きました。それは読んでからのお楽しみですが、ただ強く楽しく生きるだけじゃない。ドラマがあるからこそ、人生は重く深みを増すのだなと思いました。続きを読む
投稿日:2013.09.26
hetarebooks
才能を活かして仕事をばりばりこなし、実は30歳ながらハタチそこそこに見える童顔キューピー顔の阿佐子。 年下のボーイフレンドやおじさんをとっかえひっかえ、何にも縛られず楽しく暮らしているのだが…。 …おせいさんの小説は会話が楽しい。あほ!言いながらいちゃこらしたりする関西人のニュアンスが生々しくて面白い。肉食男子に肉食女子、そこかしらでくっついたり離れたり。 仲の良い雇用主の男にも平気でしれっと誘いをかける山ちゃんみたいなタイプが一番怖いなぁ。続きを読む
投稿日:2013.07.19
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