堀井憲一郎 / 新潮新書 (16件のレビュー)
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hopstep
著者の文章は入試問題に出題されにくい文体だ。 この本は、テーマが受験向きだし、ホリイ節があまり強くない。 著者は和を持って尊しとなす共同体である日本を肯定的な立場のようだ。 が、現在のIT社会において…、このような日本共同体は他国に劣後していくばかりだ。続きを読む
投稿日:2022.11.20
こひろ
著者のことはよく知らなかったが、本書に書かれた内容や主張はスルッと腹落ちできる。 確かに日本のあり方や日本人の心持ちは「ねじれている」かもしれない。 共同体の中で説明不要かつ言語化不要な共通認識を…対外的に説明しようとしたときの違和感は、自分でも経験がある。続きを読む
投稿日:2019.09.20
RA101E
二度目の読了。 「2月11日がなぜ休みなのか、すらすら説明できたらその人は日本人ではないはず」という不思議な現実。たしかにそのとおりです。 なぜ建国記念日、ではなく記念「の」日、なのか。 「暦が変わる…」とはどういうことなのか、そのとき生きていた当時の日本人の間には、どんな空気が流れていたのか。 身近な場所での空気を読める人であれば、きっと、この本をよみながら、当時の空気を感じることができることと思います。 ちょっとしたことで、みんなが一斉に同じ方向を向く不思議さ。そして、「指導者」という人がどこにいるのか全くわからない不気味さ。日本の特殊さが、身に沁みてきます。それは決して、「クール」のヒトコトで称賛されてばかりではないレベルで、よその国とは違った面なのでしょう。 大事なことほど、当然なことほど、はっきり書かずに、きちんと説明せずに済ませようとする姿勢。 それを「ねじって」とわかりやすく表現するのが、堀井さんのすごいところです。 「グローバル」に生きるひとにこそ、手にとってほしい本です。続きを読む
投稿日:2018.03.04
こういち
元来、日本は「言葉にしなくても共感できる基盤を持った共同体」である。 しかし、対外的に「国家」という見てくれを装う必要があったため「日本国」という形を作った。 これが本書でいう「ねじれ」だ。最初のねじ…れは律令制度を作った7世紀ごろ、次が黒船来航の幕末、そして3回目が大東亜戦争敗戦後だ。 他国の「王」と日本の「天皇」は違う。天皇は、権力を持ったこともあるが基本的には「偉い」から「尊崇」される存在だ。その意味ではるか昔から日本国と日本人の象徴であり続けた。続きを読む
投稿日:2018.02.18
板橋区民
一体何がねじれているのかと思ったら、内向きの以心伝心な世界をひたすら守ろうとする頑なさと、それでは世界で通用しないことに観念して表向きだけ嘘で取り繕う様を表現したものだった。特に東アジアにからむ世界情…勢や歴史の見立ては妙に説得力がある。それが正しいのかどうかは自分には判断できないけれども。 本書は「○○論」というようなものではなく、ちょっと長めのコラムなのだから、そういう視点で読めば楽しめると思う。論拠を求めるのは筋違い。続きを読む
投稿日:2015.05.11
kkmaru
選挙とは無関係。歴史を踏まえながら、日本を外部に対して見せる外枠と内部とが「ねじれた」国であり、それが外部からの影響を内部に及ぼさない安定した状態である、と説く。感覚的には分かるが、「ホリイ節」の読み…物としてのみ楽しむべき本だろう。続きを読む
投稿日:2013.07.17
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