【感想】ある日、アヒルバス

山本幸久 / 実業之日本社文庫
(102件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
24
41
26
4
0
  • はとじゃないよ、アヒルだよ♪

    観光バス会社「アヒルバス」のバスガイド・デコが主人公の笑えて元気になれるお仕事小説。
    どう見ても「はとバス」がモデルな「アヒルバス」ですが、定番の東京観光ツアーに加え、『ディープな東京でドキドキ!旦那様にはナイショでナイト』なんていうイロモノツアーも行っている楽しげなバス会社です。
    そこの中堅ガイドのデコ(秀子)も本人はわかって無いけど、ちょっとズレてる感じが楽しい。個性的なツアー客のグループや新人に対するあだ名のネーミングセンスといい、同僚たちへのツッコミといい、思わず笑ってしまうキャラクターです。
    かつては数々の失敗を起こしていたデコも新人教育を任されるようになったものの、尊敬する三原先輩のようにはできないことに悩みますが、彼女が自分なりのやり方を見出すシーンには「仕事ってそういうもんだよな」と共感できます。
    仕事ガンバロって思えて、元気になれる一冊です。

    それにしても、デコが通勤に愛用する自転車のロゴには笑わされた。ヤッターマンかよw
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    投稿日:2014.10.25

  • やっぱり原作の方が面白い。

    原作読んで、デコちゃん可愛い!バスガイドのお仕事が大好きな事が伝わってくる。バスガイドさんも大変なことがいっぱいあるんだなぁ。人間相手の仕事だから、嫌なことも多いだろうし、ガイドしている場所の魅力を如何に端的に説明するか?と言う工夫も必要になってくる。デコちゃんは、頑張ってますよ!みなさんもデコちゃんのガンバリ見に来てください。デコちゃんただいま奮闘中!!
    余談。テレビドラマが始まったので、見ましたが、デコちゃんのお話じゃない。主人公が替わってる。デコちゃんどこで登場するのか楽しみに待ってたけど出てこない。全然お話が違う。運転手や先輩ガイド、寮の食堂のおばちゃんなど他のメンバーは登場してるのに、デコちゃん出てこない。ガッカリ。残念。つまんな~い。
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    投稿日:2015.07.17

  • 前向きになれます。

    いろいろな事で、悩んだり、自己嫌悪になったりしても、この本を読むと、主人公のデコちゃんに、共感したり、勇気をもらってり、元気になれます。

    投稿日:2015.11.07

  • 笑えてそして元気になる

    お仕事シリーズ(?)(会社デイズ,凸凹デイズ)に入る1冊。
    華やかな仕事でないことに親近感が得られるシリーズですが,今回はバスガイドです。

    みなさん,バスガイドってどんなイメージですかね?
    やはり修学旅行の時の印象が濃いですかねぇ・・・。しかし,今回は はとバス 的な都内観光専門の弱小バス会社のお話です。
    安い給料ややりがいが見つけにくい,さらに,プライベートでも順風でない中,仕事にやりがいを見出してくところはこのシリーズのいつもの感じです。まぁ今回は特に笑える描写もちょこちょこでてきて,かなり楽しめました。元気がないときにもお勧めです。
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    投稿日:2016.05.29

  • 物凄く笑える傑作。

     とにかく面白かった。小説でここまで笑わせるか?というくらいに面白かった。


     主人公デコをはじめ、個性豊かで面白いキャラクターたちが東京バスツアーを舞台に面白おかしく物語を繰り広げている。


     とても電車などの公共の場で読むのは気が引けた、面白すぎて吹き出してしまうからだ。家でじっくり読める人だけにおススメする。


     あまりに感情移入してしまい、結末では言いようのない寂しさを感じた。この価格でこれだけの作品を楽しめるなら買いで間違いないと思う。
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    投稿日:2017.03.07

  • いわゆる日常

    いつ買ったか、ダウンロードされていたので読んでみました。
    バスガイドさんの非日常的な日常が描かれていました。
    それぞれは面白いのですが、全体を通じて、「はて、何だったのかな?」と
    少し前のケータイ小説に近い感じでした。
    余り意味を求めて読む著作ではないようですね。
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    投稿日:2017.06.26

ブクログレビュー

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  • fattycatlover

    fattycatlover

    このレビューはネタバレを含みます

    Tさんのおすすめ。

    なぜ、男性ストリップに照明をあてているのか。
    なぜ、チップに必要なお札を用意しているのか。
    なぜ、マネキンでチップをパンツにはさむ練習をさせるのか。
    銀座三越のライオンを退治するのか、
    築地本願寺を忍び足で歩くのか。

    それは主人公のバスガイド高松秀子、通称デコが、
    バスツアーのお客様に楽しんでほしいから。

    敬愛する先輩が辞めてしまい意気消沈する中、
    新人研修を担当させられたデコが、自分自身も成長していく。
    こう書いてしまうと全然面白くないが、
    ベテランガイドの鋼鉄母さんとその息子、
    友人ではなく同期アキ、
    個性あふれる新人たちと、登場人物がぶっとんでいて面白い。

    行ったことのある東京の観光地が次々と登場するのも楽しいし、
    さらに、巨人の星とか、ぐずでのろまな亀とか、川口博探検隊とか、
    古いネタがでてくるのも笑える。

    アヒルバスのバスツアーで「東京」に行きたくなること、間違いなし。

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    投稿日:2024.01.23

  • turlinco

    turlinco

    観光バスガイドのの舞台裏を面白可笑しく描いたコメディ小説。不惑の登場人物が沢山出てくるがどれもスッキリした結末に至らない。

    投稿日:2023.06.09

  • ひるあんどん

    ひるあんどん

    アヒルバスバスガイド高松秀子奮闘記。頼りになる三原先輩が辞めて回ってきた新人教育係。ツアーの個性的なお客に振り回された上に一癖二癖ある新人たちの教育に頭を悩ませる。それでも今日も笑顔で東京をご案内。久々にバスガイドさんのいるバスツアーに行きたくなった。で、結局小田切運転手とはどうなった?続きを読む

    投稿日:2023.05.10

  • bmaki

    bmaki

    ここのところずーっと、会社の先輩にお借りした本が続いている。

    この本も然り。

    痛快、お仕事小説。

    まぁ、賑やかい。
    文字なのに、主人公の明るさが本の外まではみ出てくる(笑)

    バスガイドとして働く高松秀子は、仲間からはデコという愛称で呼ばれている。

    入社五年目となったが、信頼していた先輩が退職してしまい、自分が新人研修の教育係に任命される。


    失敗あり、事件あり、笑いありの楽しい小説。

    ナースのお仕事っていうドラマを昔見たことがあるが、終始そんなノリ。
    ドラマに出来そうな本だなぁつて思って本を閉じたが、検索してみると、ドラマもヒットした。

    やはりドラマになっていたのか!(笑)
    続きを読む

    投稿日:2022.10.19

  • pbh23864

    pbh23864

    短編集なので一話一話さらりと読める。
    内容も著者の作風そのままの、クスリとくるものに少しの涙。

    話が多く、途中で少しダレるのが残念。

    投稿日:2022.09.13

  • yappinkun

    yappinkun

    アヒルバスのバスガイド高松秀子、通称デコは、新人研修の教育係となり、奮闘する。
    明るく、元気で、ポジティブなデコについ感情移入しちゃいます。パワーいただける小説です。

    投稿日:2022.09.01

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