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姫野カオルコ / 集英社文庫 (16件のレビュー)
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ayane
2021年44冊目 「一人でも生きていけます」という雰囲気の女性には憧れるけど、もう少ししなやかさが欲しい。人間関係のぬくもりや「ありきたりな幸せ」に対して厳しすぎる。1990年代では刺で自分を守ら…ないといけないような今よりも女性にとって張りつめた社会だったのかなと思いました。ただ、現代社会においても「結婚をしない」ことに大義名分が求められる。続きを読む
投稿日:2021.09.16
みづき
「はじめに」から「おわりに」までの流れが秀逸。 自分が結婚することになったら、その直前にこの本を読んでみたい。 1997年に出版されてるけど、「女は結婚がしたい」っていう社会の前提みたいなのは2020…年になっても変わってない。読んでて古臭いと思うことがなかった。 ネットで調べると、姫野カオルコさん結婚してるんだ!続きを読む
投稿日:2020.04.16
yoshinar
結婚についてタイトルどおり、しないほうの立場から持論をぶっている。1990年代に書かれたものを集めて一冊にしたんだろうけど、21世紀になって20年ほどたつ今読むと、わりと書かれている世間の人々の言動が…古めかしい。90年代なんてついこないだの感じがするけど、けっこう人々の意識って変わっているんだろうな。90年代は高度経済成長期のような時代との様変わりが感じられながらもまだ男女の仲とか結婚が当たり前にあるべきものって感じで書いてあるけど、いまや男女の間は意識や考え方の違いではなく、距離がすごーく開いた感じ。同性婚の是非がうんだかんだ言われたり、あとアニメの美少女キャラのステッカーを堂々と貼った男子が闊歩しちゃう時代だもん。 著者の言ってることって、妙に潔癖というか融通が利かないという感じだけど、そこがまた自分の意識とけっこう合ってる感じがした。こういう人って結婚しないし、結婚できないよね、という感じ。こういう意識を感じない人が結婚という社会システム=不自然……っていうか超自然なことをさらりと、あるいはしれっとやれるんだろう。続きを読む
投稿日:2019.02.02
pippin55joy
意外と「結婚しない人」の本音が描かれているものは少ないと思います。これは小説ではなくエッセイなので、「描かれている」と書くのはおかしいですが・・。 「結婚していない人」は、「結婚できない」のか「結婚し…ない」のか? そもそも、「結婚する」とはどういうことなのか? なかなかシビアに書かれていて、とても共感できました! 「結婚する=幸せになる」のか? じゃあ、結婚をしていない人は幸せではないのか??という人々が何の気なしに使っている「言葉」に対する違和感がスッキリする本でもあります。 さすが姫野カオルコ!姫野さん大好きです!続きを読む
投稿日:2017.04.17
chocogumaco
本当に、みんなどうして普通に結婚できるのだろう? 不思議で仕方ない。 結婚って、幸せなこと? 不幸になるだけじゃない? そんな風に思ってしまう私は充分ひねくれているんだろうけど、そんな私を支えてくれ…た本でした。 結婚や恋愛に何の疑問を持っていない人は読まなくてもいいけど、ちょっとでも「?」と思う人には、ぜひ手にとってもらいたいです! ひとりじゃなかった! そう思えてきます。続きを読む
投稿日:2014.01.27
にゃんこ
このレビューはネタバレを含みます
「散歩ができる人」を夫にすべきという言葉に独身時代、すごく共感しました。 今思い出せば・・・散歩ができる人が夫になってました(=^^=)
投稿日:2013.11.29
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