物乞う仏陀

石井光太 / 文春文庫
(50件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
15
20
5
4
0
  • 他には類を見ない。

    実際のインドが、まんま描かれている。他の旅行記とは、違いアンダーグラウンド込みの現実を描いている。
    約20年前に行ったインドと今じゃかなり変化しているが、裏の部分は表面化していないだけで残っていると思う。
    目を背け蓋をする社会だが、こういう現実もあるという部分は知っていたほうがいいと思わせる書。
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    投稿日:2015.03.30

ブクログレビュー

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  • beiraine

    beiraine

    最終章のインドは特に衝撃的。
    前章の諸国も強烈だったけどどこか希望めいたものがあって暖かい気持ちになれたけどインドに関しては絶望しか無かった。
    この本は15年前に書かれたものだけど今はどうなんだろうか
    いずれインドも含め東南アジアはゆっくり旅したいと思っているけど、石井氏ほどは無理としてちょっと踏み込んだ旅にしたい。
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    投稿日:2020.01.02

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    内容
    アジアの路上で物乞う人々と触れ合い、語り合ってみたい―。そんな思いを胸に、著者の物乞いや障害者を訪ねる旅が始まる。カンボジアの地雷障害者やタイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと共に暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織に潜入する。アジアの最深部に分け入った衝撃のノンフィクション。続きを読む

    投稿日:2019.07.09

  • あきこ(iPod)

    あきこ(iPod)

    内容が内容なのでなかなかヘビー。ゆっくり読んだ。
    読み進めているとなんだか夢見心地になってくる。『本当に起こっているのだろうか?』とすら思ってしまう。

    それだけ今が恵まれている証拠だろう。日本の場合、ストリートで生活する人たちは地方で生きることはほぼ困難で、都会に住む場合が多いように思える。それ故に、その景色を目の当たりにしたことが無い人達がたくさんいる。

    最も印象的だったのが『出来ることが物乞いしかなく、それを仕事にしているだけ。それがどうして恥なのか?』というフレーズ。培ってきたレッテルが剥がれかける瞬間であり、言葉では説明がつかない感覚だった。
    どの章からも、悲痛な叫びが今にも聞こえてきそうで、辛かった。それでも読んでよかったと思う。知らずにいることは出来ないと思うから。時には命をかけて取材を続けた著者に感謝したい。
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    投稿日:2018.12.08

  • kaze229

    kaze229

    読み始める
    どうしても
    つらいところで
    立ち止まってしまい


    しばらく
    他の本に手を出して
    しばらくしてから

    また
    読み進める
    そして
    過酷なルポに
    ついつい考え込んでしまって
    しばし ページを伏せて

    また
    他のモノに手をだして

    の繰り返しを
    しながらも
    結局
    最後のページに至って

    ほっ
    と ため息をついている
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    投稿日:2018.10.11

  • yoshinar

    yoshinar

    著者が東南アジアから南アジアにかけての国々でホームレスのような障害者と出会ってのルポ。先天的な身体障害者、知的障害者もいれば、稼ぐために手足を切断されたような子どもたちも出てくる。子どもたちの手足をほんのいっとき稼がせるために奪い、使い捨てのように扱うようなことがこの世の中で起こっている不条理。「物乞う仏陀」という美しいタイトルとしっかり練られた文章と構成にぐんぐん読んでいけるのだが、それだけにちょっとあざといような感触も。
    何かというと売春したりスケベ話をすることで男どうし渡りをつけていくのって、それが真実なんだろうけど嫌悪感。実際そうなんだからしょうがないじゃん的にしっかり利用している感じが嫌だ。しかもこの本、障害者のことは気の毒だ何だといっておきながら、買われる女性には無頓着なんだもの。そういうところにもあざとさを感じるのだろうな。 
    この本に限らずなんだけど、読みながらふと思ったので書いておくと、最近の世界放浪ルポって著者の言葉が陳腐だし感じがするんだよね。どこかで聞いた、誰かも同じようなこと言ってるって印象。たとえば、「無論、このような利用する利用されるといった構図は肯定されるべきものではない。しかし、それによって絶望と悲嘆に暮れる者もいれば、喜ぶ者もいる。あらゆる人間がひしめき合っている。それが都市の姿、バンコクの真の姿なのではないだろうか。」(p.125)みたいな感じ。「だろうか」って、ふんわりと保険をかけて言い切らないのも何だかね……。
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    投稿日:2018.06.02

  • tutakiti

    tutakiti

    本当にこれは現実のこのなのか疑ってしまうような内容。特に最後のインドの話は、マフィア物のフィクションを読んでいると思い込みたくなるような内容だ。しかし、そんな現実も実際にあるのだということ。自分が生きているこの時代に場所を変えれば、日本でだってそのような非情なことは沢山あるのだろう。それを知ったところで私がなにを出来るわけではない。しかし、知らないで良いということにはならない。
    知ったからと言ってどうにもできない、、、。う〜ん堂々巡り。
    続きを読む

    投稿日:2018.02.25

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