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町田康 / 角川文庫 (107件のレビュー)
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総合評価:
わせみかん。
1
良作コメディです。
パンク侍というタイトルを一見して分かるように時代劇にはあり得ない言葉遣いや小道具がギャップを生み出し、ユーモアを醸成しています。 語り口は歴史物によくあるように神視点ですが、ラノベ以上にライトで軽妙…な掛け合いが面白いです。 全編にわたってふざけているかというとそうでもなく、キャラクターたちの語る人間観察は勉強になりました。 やや超常的な出来事に戸惑いも覚えましたが、おおむね書籍説明のとおり圧倒的才能だと思いました。 続きを読む
投稿日:2014.12.13
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Anno
江戸時代。街道沿いのある茶屋で、牢人が盲目の娘を連れた巡礼の老人を切り捨てた。居合わせた藩士に理由を問われた牢人・掛は、その老人が「腹ふり党」という世を乱す宗教団体の一員であるというのだが……。 …映画化もされた時代小説。……時代小説? 裏表紙のあらすじには、「江戸時代」を舞台にした「時代小説」であると明記されているのですが、そこを期待して読むものではないと思いました。 とにかくバンバン出てくる外来語に、荒唐無稽、出鱈目で無茶苦茶なストーリー展開。スパン、と断ち切られるようなラスト。私は今何を読んでるのかと疑問に思いながらも、小説って勢いだけでここまで読ませられるんだなと感心しました。わけがわからないんですが、何だか続きが読みたくなる。 時代小説の形を借りた風刺なんでしょうか。社会情勢、使えない部下、融通の利かない上司や内容のない電話まで、ありとあらゆるものに対する不満であふれた小説でした。 音楽は詳しくないのですが、パンクって確か反社会・反体制的なメッセージが込められた音楽だというお話なので、そういう意味ではこの本は紛れもなく純粋なパンクと言えるのかもしれません。続きを読む
投稿日:2023.02.26
レオナ
このレビューはネタバレを含みます
嘘ばっかりの世界で虚勢にまみれた人間たちがドタバタ絶命する話。 どんなに偉い殿様も、腹黒の内閣もアホも教祖もみんなみんなキャーンと絶命。なんか全部どうでもよくなるけど、「こんな世界だからこそ絶対に譲れないことがあるのよ」と復習を果たすろくは最高にパンクだ。こんな嘘だらけの世界で、無秩序になった世界で、それでも果たしたい執着こそが生き物の本質な気がした。
投稿日:2022.10.15
セルガン
タイトルが秀逸であったため手に取った。 内容は奇天烈としか言いようがない。 しかし、“因果応報”がこの物語の裏テーマであるのか、秩序がない世界の中にもある程度の因果関係が見られた。 現代を風刺するようなセリフが所々にあり、クスリと笑った。 滑稽な語り口から鋭い批判が飛び交い、現代にも通じる矛盾などを突いてるのは恐れ入った。
投稿日:2022.06.14
米山
面白かった。本作を読んで思ったのは読者は登場人物に多かれ少なかれ好意を持つという点。小説ならば非道をも愛せる。文章は町田康らしいもので、茶山の台詞回しに感嘆したりするが、一方でもういいかなあ、とうんざ…りしてしまう事があった。さるまわ奉行のあたりはとても楽しんで読むことが出来た。展開が早くて飽きなかったが、次はどうなるんだろう?というワクワクはあまり無かった。続きを読む
投稿日:2022.06.02
ラヴデ
時代小説的な背景がありながら、登場人物たちは現代風の内容を話す。このコントラストも町田康節なのかね。 エンターテイメント性あり。 なんでパンク侍なんだろ。
投稿日:2022.01.09
うだ
熱量の多いギャグ漫画を読んだ気分。内容もストーリーもよくわからなくなってくる。でも登場人物一人一人の風刺の効いたセリフに心打たれる。共感できる部分が多すぎてたくさん写真に収めました。
投稿日:2021.06.15
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