【感想】宗像教授異考録(2)

星野之宣 / ビッグコミック
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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  • マンガとして楽しみましょう

    内容は、
    ・花咲じじい
    ・三角縁神獣鏡から卑弥呼→邪馬臺国(邪馬壹国)の場所についての論争。
    ・七夕の織姫と彦星
    の3つです。
    第一巻に比べるとストーリー性が出てきて読み易かったです。
    (何が描きたいのか五里霧中だった第一巻に比べると方向性が出てきていますのでこの第二巻から読まれることをお勧めします)
    読む前にこう書いては申し訳ないのですが…よくもまぁこじつけたものだと…面白いのですけどね。
    見解として面白いところはありますがあくまでも作家の調べた知識のないだけの話であり実際の全てを把握した研究者ではないので思考で抜けている部分が多い。
    日本海側の交易文化圏がすっぽり抜けている。
    日本の神話と、海外の神話で似ている話を上げるときりがないくらいですし、例えば独特の言語の方言が似ているからと言って交流があったとは限らない。
    日本語と同じ英語の言葉もありますし、日本語の中でも方言で例えば名古屋弁と京都北部の丹後弁とが似ているのだってあります。
    ともかく似ているからと言って必ずしも関係性があるとは限らない。
    そして時間は飛ばないというこ。
    この作品も読む上で大切なことなのですが、このマンガは風習や古代史や伝説などの解釈本ではありません。
    壮大なつじつま合わせ話であり、さしたる知識も研究もせず、このマンガの内容を真実だとは思ってしまったり、歴史を知った気になってはいけません。
    『こういう考え方も出来て面白い』と思いましょう。
    それをよく理解して読めば実に楽しいマンガですよ。
    なぁ~んて小難しく書くよりも、
    「七夕伝説とミノタウロスには関係性があるのかも!?」
    と書く方が面白く感じられるかもしれませんね。
    楽しみましょう。歴史とは分からないからロマンがあるのですから。
    続きを読む

    投稿日:2016.02.15

ブクログレビュー

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  • musamusashi

    musamusashi

    花咲爺の犬/『ビッグコミック』 2005年3月10日号、3月25日号

    割られた鏡/『ビッグコミック』 2005年4月10日号、4月25日号、5月10日号

    織女と牽牛/『ビッグコミック』 2005年7月10日号、7月25日号、8月10日号、8月25日号続きを読む

    投稿日:2011.08.11

  • 辺土名小次郎

    辺土名小次郎

    裏表紙
    民話「花咲爺」に込められた古人の想い、古代史最大の謎、邪馬台国のダイナミズム、織姫・彦星伝説にまつわる時空を超えた論考-
    世界各地で語り継がれてきた伝説や神話、古来から受け継がれてきた風習等には、何らかの歴史的事実が秘められている。
    東亜文化大学教授・宗像伝奇が閉ざされし歴史の真実の扉を開く。
    続きを読む

    投稿日:2010.02.23

  • 黒百合お七

    黒百合お七

     1年ぶりの宗像教授新シリーズの新刊ですよん♪ 「花咲爺の犬」「割られた鏡」「織女と牽牛」の3話収録。 「花咲爺の犬」では花咲爺伝説を、「割られた鏡」では邪馬台国、そして「織女と牽牛」では七夕を考察し、神話・伝承の裏側に隠された歴史的真実に迫るのはいつもどおりなんですが、「花咲爺の犬」での宗像教授は、まったくの傍観者ですな。作中披露される「正直爺・欲張爺説」にはなるほどと思ったけれど、宗像教授自身の説も知りたかったし、この最期は…腑に落ちません。ぶすぶすぶす。 「割られた鏡」では邪馬台国の真の所在に迫ります。地名を根拠にした宗像教授の説、ものすご〜くもっともらしくて、ものすご〜く説得力があるんですが…どこまで信じていいものなのか(汗)。 最新の邪馬台国論議では、どこが有力なのか、とても知りたく思いました(宗像教授が称える邪馬台国東遷説って、どっかで読んだ記憶がある。『ヤマタイカ』だっけ?諸星大二郎『海神記』だっけ?) 第2集で一番読み応えがあったのが、「織女と牽牛」でしょうか。織姫と彦星伝説という中国由来の日本の伝説と、あの有名なギリシアの伝説が繋がる驚き。織姫の遠い源流があの女性にあっただなんて!!そう懇切丁寧に比較しながら指摘されると、今の今まで結びつけて考えもしなかったことが、不思議でたまらなくなってくる。 そして作品では、現代のもう一つのロマンスが絡めて描かれていて、悲恋の恋人同士をなぞるかのようなロマンスの行方が、ちょっぴり切なかったりします(涙)。 押掛け助手である宗像教授の姪瀧は、今後レギュラー化するんでしょうかね?続きを読む

    投稿日:2006.08.01

  • ヤン

    ヤン

    宗像教授のような方が大学にいればなあ、とつい思ってしまいます。
    今回は、邪馬台国の仮説が新鮮でした。

    投稿日:2006.07.02

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