【感想】三毛猫ホームズの傾向と対策

赤川次郎 / 角川文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
3
4
1
0

ブクログレビュー

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  • ぱぱいや33

    ぱぱいや33

    このレビューはネタバレを含みます

    前作の「…犯罪学講座」と立て続けに読んで、これも大学がらみでちょっと混乱。名門私立K大での受験内容漏洩と裏口入学に関する事件。しかし18歳女子が60のおっさん教授と結ばれるのはいくら何でも無理があるだろ。珍しく石津がモテて面白かった。やっぱ片山より実直な石津の方がいいよな。タイトルが受験感満載。

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    投稿日:2020.05.01

  • りゅ〜いち

    りゅ〜いち

    片山家では、大学受験のために上京した高校生・温水さゆりを居候させることになった。ところが、さゆりの志望校・K大の教授が殺される事件が発生し、片山義太郎が事件を担当することに。捜査を進めるうちに明らかになった大がかりな犯罪の構図―そして、さゆりの身にまで危険が迫る!受験シーズン真っ盛りのキャンパスで発生した事件を、ホームズと片山は解決できるのか?絶好調のシリーズ第22弾。続きを読む

    投稿日:2016.04.03

  • 出雲一寸

    出雲一寸

    読書録「三毛猫ホームズの傾向と対策」3

    著者 赤川次郎
    出版 角川文庫

    P62より引用
    “ーーー人はあんまり大勢集まると、一人きりでいるのと同じで
    ある。”

     目次から抜粋引用
    “予習
     模擬試
     試験
     解答”

     警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
    族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第22弾。
     温水さゆり、高校3年生。大学受験の為に上京する列車の中で、
    同じ大学を目指す女の子と出会ったのだが…。

     上記の引用は、ラッシュアワーの駅のホームについての一文。
    普段どこで何をしているかお互いに分からない人達ばかり集まっ
    ても、狭苦しいだけになってしまうのでしょうか?
    しかし、数は力ということもあるでしょう。少し前に、ホームと
    電車の間に挟まった人を助けるために、乗客が皆で電車を押して
    助けたという良い例を思い出しました。大勢の力がいい方に向か
    えばいいのになと思います。

    ーーーーー
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    投稿日:2014.01.05

  • kansas

    kansas

    K大受験の為に東京に上京してきたさゆりは母の古い友人の息子である片山のところに居候することになった。不安と後悔を抱えながら列車に乗り込んださゆりはそこで水田智子という同じK大を受験する女子と出会う。しかしさゆりが眠っている間に智子は列車から消えてしまう!数日後、K大教授が殺害される事件が発生する。その事件を担当する片山と石津だが・・・。一方さゆりの身にも危険が迫る・・・。三毛猫ホームズ第22弾。


    三毛猫ホームズの傾向と対策
    このK大教授殺人事件には大きな闇が存在します。その闇とは現実社会でもあり得るだろうというもの。なので今までの三毛猫シリーズよりも現実味があって、読み応えがありました。個人的にこの「傾向と対策」の面白い点は「さゆりの純粋さ」です。さゆりは何者かに命を狙われ、今回の事件の首謀者達に拉致されてしまいます。


    しかし、それでも彼女は自分の信じる信念を守ります。命の危機が迫る中でも、嫌なものは嫌だと言い切れる強さは凄いと思いました。そして自分だけではなく子供のことまで考えて発言する純粋さもさゆりの凄いところです。


    また、事件に巻き込まれる阿部にはさすがに様々な感情がおきました。あの結末で人生を終える形になった阿部は果たして本当に後悔はしていなかったのでしょうか。この事件には男と女の性も関わっていて怖いところです。


    そして、気に入っている人物は本から生まれたと言われる教授です。あの人はもともと大学派閥と政治に興味が無い中、事件に巻き込まれていきます。しかし、彼にとって今回事件に巻き込まれたことは良かったことかもしれません。それは読んでいただけると分かると思います。


    彼にとって本以外に大きな喜びを見出したのではないかと思います。個人的に好きなキャラクターの一人になりました。
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    投稿日:2012.10.27

  • kaizen

    kaizen

    このレビューはネタバレを含みます

    2人の受験生が東京に知人をたよって、それぞれ上京する。
    温水さゆり
    水田智子
    同じ列車で東京駅につくはずだったのに、水田智子の姿がみえない。
    温水さゆりは、晴美の家に。
    水田智子は、誰かが入れ替わっているようだ。

    晴美の兄の刑事が、大学の不正入試と関連する殺人事件の捜査にまきこまれていく。
    壮大な不正入試の物語だが、社会派小説にならないところが赤川次郎らしい。

    あくまでも人間の思いと人間関係と、会話から編み出されて行く。
    結末はやや物悲しいが、前向きに生きようとする若者の姿を描くところが人間不信に陥らないような予防策なのかもしれない。

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    投稿日:2011.08.21

  • がるっち

    がるっち

    このレビューはネタバレを含みます

    多作の赤川次郎、かるーーーく読ませるのだけれども、
    内容はないなぁ~。
    裏口入学絡みの殺人。ってこれ、ネタバレになっちゃってるか・・・。

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    投稿日:2011.05.20

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