【感想】三毛猫ホームズの推理

赤川次郎 / 角川文庫
(108件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
21
30
36
7
0
  • 記念すべき一冊!!

    現在も連載が続いている三毛猫ホームズシリーズ。
    その記念すべき、一冊目がこの、三毛猫ホームズの推理です。
    そもそも、ホームズがなんで片山刑事の家に居候するようになったのか?
    それは、このようなドラマがあったんですね。

    初登場から、なかなか理知的な物腰での初登場。
    要所要所で、片山刑事に意見(?)を伝えるのですが
    まだ、この頃は半信半疑。
    そりゃ、猫が色々と考えて、事件を解決するなんて、思いもよりませんよ、普通はw

    しかし、事件を通じて、ホームズと片山刑事の仲に
    信頼関係が、芽生えてきます。
    ある女子大の買春事件の操作から始まり、殺人事件にまで発展し
    そして、最後の犯人は、なんとびっくり。

    ホームズシリーズとして、この巻は他とは趣がちょっと違い
    ホームズの登場、石津刑事の不在、晴美の恋といった
    他のシリーズの巻には出てこない、要素がたくさんあるので
    これだけは、読んでみてほしいと思います!!!
    続きを読む

    投稿日:2014.01.08

  • 三毛猫ホームズとの邂逅編。シリーズ第一弾!

    猫がついてくる、先導する、肩に乗って一緒に歩く、この猫好きは堪らないシチュエーションは何?

    物語の前半はとてもオーソドックスなミステリーだなあと思いながら読んでいたため余裕があり、そんなどうでもよいことを考えていたのですが、後半は畳みかけるように次々起こる事柄にヤキモキさせられ、断然面白くなってきました。

    珍しく私にも犯人や謎が全てではありませんが、ある程度解けたため、解明の場面では「やっぱりか!」とミステリー、推理物ものを読む醍醐味を味わえました。(普段は「なるほどそうだったのか~。」が多いので…。)

    それだけ解かりやすく、丁寧に伏線が張られている為で、このジャンルとしては初心者向けなのかもしれません。ただ私には丁度よく、読みやすくて良かったです。
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    投稿日:2014.07.05

ブクログレビュー

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  • 万年筆好きムギムギ

    万年筆好きムギムギ

    記念すべき三毛猫ホームズの1作目です。
    1984年の作品ですが、古さは感じませんでした。
    とにかく次から次に事件が起こります。
    密室あり、連続殺人あり、恋愛ありとテンポよく進んでいきます。
    巧妙に伏線が張られていたことに、読み終わってから気がつきました。続きを読む

    投稿日:2024.01.27

  • nuhuaueo0

    nuhuaueo0

    複数回のドラマ化もある人気シリーズ一作目。トリックなどに強引さは多少感じるけど、シリーズ化も納得の面白さであった。テレビドラマ版と違うところが多く「原作ではこうなってたのか」という発見があったのも面白かった。続きを読む

    投稿日:2024.01.16

  • ennnnnnnnnn

    ennnnnnnnnn

    私が初めて小学生?の時に読んだミステリ小説。
    それ以降、ずーっと大好きなシリーズです!
    (小学生が読む本かどうかはおいておいて)
    ----------
    女性恐怖症、高所恐怖症、幽霊恐怖症……。
    あらゆる弱点を兼ね備えたダメダメ刑事である片山義太郎。
    事件の中で出会った不思議な三毛猫(主人公)のおかげで、人生が変わっていく…!?
    主人公の三毛猫が事件の謎解きへと導くミステリー小説!
    ----------

    ミステリー小説の主人公が猫って奇抜ですよね。
    刑事、お前じゃないんかーいっていう。
    猫好きのきっかけもこの本です。

    シリーズ一作目の本作は、
    犯人はなんとなく予想はできましたが、
    それプラスで結構驚かされました…まじで…
    「あれ!この人!?」
    「こっちか〜確かにそうだわ〜」
    のオンパレード!(笑)

    あと、めっちゃ人死ぬ〜!!!
    し、晴美の件はあんまり納得いかない…
    その後のシリーズの晴美を見てると、一作目の件って夢だったのでは?と思いますね。

    とにかくホームズが可愛い作品です!
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    投稿日:2023.11.28

  • Maipen Raita

    Maipen Raita

    おそらく30年くらい前に読んで、久しぶりに読みたくなり再読。いやあ、ほとんど何も覚えていなかった(笑)。

    現代と照らし合わせると、非常式なことばかりで、特にコンプラ上、ダメでしょうのオンパレード。でもサクサクと読めて、どんでん返しもあって、エンターテイメント性は顕在だなと。

    これをきっかけにシリーズものを読んで現代までどう変わっていくのか、読み比べていきたい。
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    投稿日:2023.09.29

  • さぼてん

    さぼてん

    このレビューはネタバレを含みます

    連続殺人、密室、恋愛、猫!
    有名シリーズの記念すべき第一作だが、意気込みが先行してさまざまな要素を盛り込み過ぎてやや消化不良の感がある。
    メインの事件が、シンプルな謎解きに終わらず二重のトリックが介在する点は評価できるが、その他の雑多な要素はご都合的主義に絡み合って、もはやミステリではなくファンタジーの域である。(もちろん猫が推理力を働かせるのは許容できるファンタジーであり、問題なのはその点ではない)

    特に主人公の妹に関する謎の顛末、そして連続殺人の犯人に至っては、早々に予想はつくもののいざ種明かしされてみたら「なんじゃそりゃ」と鼻白むこと請け合いである。正直言ってまったく必要のない要素と言わざるを得ない。
    もちろん40年前の小説であり、若い小説家がサービス精神を盛り込もうと意気込んで書いた作品に現代の視点でものを言うのはフェアではない面があるのは重々承知だが、いつまで経っても色褪せない名作は存在し、この作品が令和の世に読まれてこうしてレビューされているのは厳然たる事実なのでその点についてはご容赦願いたい。

    やや批判的になったが、むろん良いところもたくさんある。繰り返すが何せ有名シリーズの記念すべき第一作なのだ。それ一度お読みになってその目で確かめていただきたい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.08.20

  • そら

    そら

    読みやすい本格推理小説。
    トリックに関しては考えつくもの。ただ、新本格ミステリの始まったばかりの時代を築いてきた1作なのはまちがいない。

    投稿日:2023.01.30

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