風雲児たち(1)

みなもと太郎 / リイド社
(29件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
16
6
2
0
0
  • 表紙すらもギャグになっていることに、読めば気づきます。

    『風雲児たち』という明治維新のマンガであることを予感させながら、なんと1巻は1600年の関が原の合戦から始まります。明治維新ものをという編集部からの依頼に、その根は関が原にあるとして、そうなったとのこと…。丹念に資料を調べ描かれているため、小学生が教科書の副読本にしても使えるレベルなのではないでしょうか。歴史的に悪いやつとされてきた田沼意次を評価するなど、新たな視点を導入しつつ、全体をギャグで覆うことで、非常に柔らかく300年の通史を覗き見ることができます。ちなみに表紙の劇画調の絵は違う人が描いているので要注意!中は画もギャグマンガです!(スタッフI)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

  • 歴史は因果

    横山光輝の三国志がまだ40巻に達していなかった頃、コミックトムを覗くと「風雲児たち」が連載されていました。
    なんどかパラパラとは見たものの、極度にデフォルメされたギャグマンガで、ちょっと肌に合わないなぁ…と思っていました。

    今回も、1巻の半分を超えるくらいまでは何が面白いのか分からなかったのですが…

    いやもう今まで食わず嫌いでもったいないことをしてきました。
    幕末を書くために関ヶ原の戦いから書き起こすということにこれだけの必然性があったとは。

    しかも、ギャグのオンパレードなのに、史実の記述はとても正確で、創作である小説を読むよりもよっぽどためになりますし、やはり事実は小説より奇なりというのはそのとおりなんだなぁ、と思いました。
    これは大人買いだなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2014.01.03

  • 幕末の原動力になった人たち

    明治維新で薩摩、長州、土佐藩が台頭したのはなぜか?関ヶ原の戦いからはじまり、江戸時代を通して特に蘭学者たちの群像を描いています。と書くと硬く感じてしまいますが、全編ギャグで笑いながら歴史の妙を味わえます!続きを読む

    投稿日:2014.02.07

  • 歴史好きに おすすめの漫画

    幕末も混沌は 200年以上も前の関が原からはじまっていた。
    これを読むと 歴史観が変わります。

    投稿日:2014.02.13

  • バカにしていたら、しっぺ返しを食らう良作

    絵柄があれだったので、見る気もしなかったですが、
    ここに書かれている人たちのレビューを見て数巻購入。

    わかりやすくて面白いです。
    子供向けのような絵柄ですが、ストーリーやギャグは大人向けのような気がします。

    もっと早く出会いたかったと思いました。とりあえず20巻まで買いました。
    続きを読む

    投稿日:2016.01.19

ブクログレビュー

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  • naosunaya

    naosunaya

    これだけは言いたい!これは傑作だ!

    歴史ギャグマンガ、と銘打ってはいるが、もう古事記、平家物語、太平記あたりと並び称されるべき「歴史書」と思える。
    史実とイマジネーションのバランスと言い、最新知見の取り込み具合といい、人間ドラマの重厚さと言い。

    実際、子どもの学習マンガとして買いました、という声も多いが、いやこれ大人にならないとわからんでしょう。

    誇り、とか(関ケ原の大谷吉継)。
    屈辱、とか(関が原で敗れ徹底的に懲罰を受ける宇喜田秀家)。
    策謀、とか(徳川家康)。
    忍耐、とか(薩摩の治水工事)。
    切なさ、とか(徳川秀忠)。
    天才、とか(平賀源内)。

    これでもまだ4巻。
    なにしろ、「幕末をさくっと短期連載で」という編集部のリクエストに「だったら原点は関が原にあり」と、かれこれ30年以上続いている連載なのだ。

    呉智英氏のマンガ論で絶賛されていたので認識はしていた。しかしあやうく読まずに人生を終えるところだった。あぶなかった。

    心配なのは、多くのファンが心配しているように、もはや老境に差し掛かった著者が無事完結してくれるか、という点だ。おそらく無理だろう。これほど歴史のディテールに宿る本質を見抜くことのできる著者が、寄り道をやめて切りのいいところで終えるなんて道を選ぶとは思えない。みなもと先生のライフワーク、しかと見届けまする。

    幕末編含め今の時点で全30冊くらいあって一度読んだら絶対途中ではやめられないので覚悟して買ってください。
    続きを読む

    投稿日:2019.03.09

  • papriika

    papriika

    関ヶ原の戦い開始
    関ヶ原の戦い終了まで


    初めて読んだとき、正直、絵柄とギャグが苦手だった。今でもちょっと…、と思うところがあるが、維新編まで頑張る。

    投稿日:2012.12.25

  • yonosuke

    yonosuke

    おもしろいじゃないか。ちょっとづつ読もう。

    ただ、私は東北の人間なので西国の人々に対してはあまり共感できない。

    投稿日:2012.12.03

  • mylte

    mylte

    図書館の本

    九重君からかりた「風雲児たち 幕末編」を読み出して、これ江戸時代くらいからないか?とたずねたら図書館にあって、そこで読んでしまったと答えてくれたの。
    行ってみたら貸し出し可能の図書だったので借りてきました。

    初めて知ったわ、豊臣亡き後のパワーバランス。
    小早川秀秋もやっと何した人かわかった。石田光成はなんとなく知ってたけど。薩摩藩、毛利藩のいきさつも土佐藩の流れもなっとく。
    天皇にまで言及があってありがたい限り。
    続けて読みたいと思います。
    続きを読む

    投稿日:2012.10.20

  • runrunhappy

    runrunhappy

    全巻、大人買いしてしまいました。
    これを学生時代に読んでいたら、もっと歴史が好きで授業にも興味が持てたかもしれません。
    幕末から明治のお話ですが、登場人物が有名どころから埋もれている人までしっかり掘り起こされていて素敵なんです。
    エネルギーの発し方も人それぞれで興味深いです。
    治水工事を、嫌がらせとみせしめを兼ねて幕府から命じられた侍たちが、命がけで力仕事に明け暮れる中、地元の人々との関係を結んでゆく様は何度読んでも胸にこみ上げるものがあります。
    解体新書が出来あがるまでの道のりも彼らの根気強さと情熱とひたむきさに尊敬と感謝の念が湧きあがります。
    市井の人、学者、政治家、外国の人、全ての人が織りなす幕末と言う一大織物の絵に圧倒され、嬉しくなり、胸がわしづかみにされ、手を合わせたくなる漫画です。
    続きを読む

    投稿日:2012.03.31

  • baba-sai

    baba-sai

    「志」にあふれる風雲児たちの活躍を描く歴史群像漫画。

    幕末を描くために、関が原の戦いから始めるという念の入れ様。
    1979年の連載開始から20年以上の連載をへて、やっと幕末までたどり着いた。
    回りのようで、幕藩体制の矛盾が維新へと収斂していく過程を知るには不可欠な作業なんだと思う。
    たとえば薩摩、長州、土佐それぞれの負けっぷりを知らなければ、幕末における各藩の立ち回りが理解できない。
    黒船がやってきただけで文明開化したわけではないのだ。
    第二次大戦後の民主主義的改革の大部分が、実は戦前から連続したものであったのと同様に。

    字が多すぎ、絵はクセがありすぎ、ギャグは古すぎとハードルは高い。
    (巻末の「ギャグ注」を読むことで当時の風俗に詳しくなれるのは、それなりにお得)

    あと、ある程度巻数を読まなければ凄みを実感できない。
    寛政の三奇人とか大黒屋光太夫の話とか、ページを割きすぎだと思っていたが、後になってきちんとつながってくるから恐ろしい。
    江戸幕府・会津藩の基礎を固めた保科正之の血脈ッ!田沼意次の経済的な先見性ッ!高野長英・渡辺崋山らの尚歯会の後世への影響力ッッ!
    解体新書をめぐる前野良沢、杉田玄白、中川淳庵の人間関係とか、教科書では全く伝わらないところまで知ることができるのも魅力。
    北方領土問題、沖縄問題も丁寧に掘り下げており、現代の状況を考える上でも読んで損はないと思う。

    2004年、第8回手塚治虫文化賞特別賞・受賞作品。
    続きを読む

    投稿日:2012.01.14

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