ねじれた家

アガサ・クリスティー, 田村隆一 / クリスティー文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
5
7
4
1
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ブクログレビュー

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  • bukurose

    bukurose

    映画化されるとあって読んでみた。ねじれた家に住むねじれた家族という文言にとびついた。「マザーグース」は想像の宝庫か。

    遺産と遺言、相続、遺産の規模がちがうわね。ねじれた家の最大の犠牲者は犯人だったのかも。続きを読む

    投稿日:2019.05.23

  • 0071

    0071

    このレビューはネタバレを含みます

    あらすじ
     ヘイワードは恋人ソフィアとの結婚を考えている。しかし、ソフィアの祖父が自宅で亡くなり、毒殺の可能性が出てきた。
     祖父は大富豪で、屋敷には、後妻・長男夫婦・次男夫婦(ソフィアの両親)、ソフィアたち3人兄弟、亡くなった祖母の姉、家庭教師などが住んでいた。
     祖父は全員に経済援助を惜しまず、家族で暮らすことを希望していた。
     後妻は家庭教師との仲が疑われ、長男夫婦は事業経営に失敗し、ソフィアの父は生活力がなく、母は客の入らない役者である。また、ソフィアの兄は体に麻痺があり性格が暗くなった。妹のジョセフィンはまだ幼いが探偵ごっこが好きで、いろいろ見聞きしているらしい。


     アガサクリスティー自身も気に入っていたという作品。シリーズものではない。探偵役は若き外交官。父親が警視庁の副総監なので捜査に入り込んだ。
     テンポがゆっくりなのが古典っぽいなーと思う。ねじれた家っていうのは、いろんな家族が一緒に住んでいるところや、家族のそれぞれにゆがんだ個性があるからだろう。
     現代物と比べるとじれったくなったり、セリフや考え方が遠回りしすぎてぽかんとしてしまうところもあるが、やっぱりアガサクリスティーの作品は今読んでも十分楽しめる。

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    投稿日:2019.04.25

  • ふみ

    ふみ

    映画が公開されたので、観に行く前に読んでみた。
    昔に読んだ事があったようでなんとなく結末が分かってしまったけれど、登場人物の性格描写が面白いと思う。
    今の価値観では疑問に思う事も多々ありながら、よく人間を観察しているなぁ、と感じる。
    これは映像で見るのが楽しみ。
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    投稿日:2019.04.21

  • 映画本棚

    映画本棚

    「ねじれた家」
    公開日:2019年4月19日
    大富豪が毒殺され、私立探偵チャールズは捜査を依頼された。その屋敷には3世代にわたる一族がおり、その全員に殺害するだけの動機があることにチャールズは気づいた。そして、更なる殺人が起こる……。
    キャスト: グレン・クローズ、マックス・アイアンズ、ステファニー・マティーニ、テレンス・スタンプ、クリスティーナ・ヘンドリックス
    監督:ジル・パケ=ブレネール
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    投稿日:2019.03.06

  • 本ぶら

    本ぶら

    このレビューはネタバレを含みます

    注意!思いっきりネタバレしています。

    全然、推理した上での話じゃないんですけど、前半一通り人物が登場した段階で、犯人になり得そうなのは2人。もしくは、その2人の片割れのペアを加えて3人か?って感じ。
    というのも、夫婦2組と変則的なペアは見事なくらい、作者が「犯人じゃないからね~」的に書いているし。
    さらに言えば、解説を先に読んじゃうわるいクセがあるもので。
    そこで、“「犯人はおしゃべりだ」が重要なヒントになる”なんて書いてあるものだから、てことは犯人になり得そうな3人に内、ペアの1人は外れるか?なんて(笑)

    な~んて、思いつつ読んでいたのに関わらず、ラストで「あ、そうきた?へー」と思ってしまったのは、やっぱり“巧い”ってことなんでしょうね。

    ただ、これはちょっと“巧すぎ”の感もなきにしもあらず、かなー。
    ミステリー小説としては面白くても、「物語」としてはちょっとイチャモンつけたいかなぁ~(笑)
    というのも、何かこう、バランスが悪いような気がしてしょうがないんですよね。
    例えばこの話を横溝正史が書いたなら、最初に生前のレオニデスの外の人に対しての因業っぷりをたっぷり描いて。その後、ロジャーとフィリップとその奥さん2人から見た、レオニデスがいかに圧倒的な存在感だったか?ということを描いたように思うんです。
    つまり、「ねじれた家」というわりに、その「ねじれ」が見えてこなかったのが物足りなかったんじゃないかと。

    ただ、それは、この『ねじれた家』というのがクリスティーがいつ頃描いた作品なのかはわかりませんけど、その辺はもうさんざん書いたからこれではいいや、みたいなところがあるのかも。
    その辺はスッキリさせちゃって。いわゆる「冗長な部分」は省いて、ミステリーの部分だけ楽しませてあげようという、作者なりのサービスなのかもしれませんね。

    ただ私、ミステリー小説のその冗長な部分が好きなもので…w
    というのも、ジョセフィンというキャラクターが変に魅力的だったこともあって。
    その辺りのどろどろを前半でくどくど描いてくれたら、キャラがもっと光ったろうし。また、ラストもドラマチックになったんじゃないのかなーと思ってしまった…
    というわけ(笑)


    ことの顛末(いわゆるネタ)は手紙でわかるわけですけど、でも実は連れて行った方が犯人で。
    犯人は、連れられていった方を手紙による告白で犯人にしちゃったってことはないんだろうか?なんてことを思っちゃいました。
    だって、“あの人(チャールズ)は少しおばかさん”なわけでしょ?(笑)

    あ、でも、それだと動機がないのか…。
    ただ、動機なんて、作者はいくらでも作れるだろうからなぁ~(笑)

    動機といえば、手帳の文にはちょっとコワっ!でした。
    普通の人との感覚との乖離も確かにそうなんですけど、それよりも現代の日本でなら結構ありそうな話で。
    ていうか、現在だったらイヤミスのネタにありそうですよね(笑)
    ずいぶん前に『春にして君を離れ』を読んだ時、クリスティーはイヤミスの元祖でもあったんだなーと思ったんですけど、そういう意味でこれも著者の真骨頂?www

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    投稿日:2018.12.09

  • genshisyounen

    genshisyounen

    ねじれた家族に発生する、ねじれた殺人事件。
    2件の殺人と1件の殺人未遂が発生するが、いずれも特別なトリックが使われているわけではないし、事件関係者の全員が犯行を行いうる状況であったため、アリバイを巡る論議は一切なく、作中では動機が主な議論の対象。犯人を特定する十分な手掛かりが与えられてはいないので、本格ミステリーとは言えない。伏線らしきものがいくつか見受けられるが、それも犯人を特定するようなものではない。
    ポアロもマープルも登場しないのは、推理や捜査過程を中心に据えた物語ではないためだろうか。クリスティーが描きたかったのは、このねじれた家族関係そのものなのだろうか。
    クリスティーの十八番、お金持ちの遺産相続をめぐる殺人事件で、シンプルな設定の人物配置、お互いの心理的関係の描写など、わかりやすく、読みやすい作品だが、あまり印象には残らない作品だ。
    ちなみに、犯人は予想通り(予想以外の何物でもない)。
    続きを読む

    投稿日:2016.06.12

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