【感想】とんび

重松清 / 角川文庫
(655件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
346
196
56
4
0
  • 深い愛情を感じます

    主人公を自分の父親とも、子育て中の私自身とも重ね合わせ、いろんな思い出が甦ったり、現在の思いが溢れたりして、すごく温かい気持ちになりました。
    世の中の親みんなが、このような深い愛情を持って子育てしていけたら、心豊かな人間が育つのに・・・続きを読む

    投稿日:2017.06.10

  • 不器用な父 と 息子。それを見守る温かい人達の話です。

    重松さん自身が言っている様に、本当に不器用なお父さんと息子の話です。

    不器用というと、まっすぐで曲がったことが大嫌いな頑固なお父さんをイメージするかもしれませんが、
    決してそういうわけではありません

    がんこではありますが、暴走することもあり、間違うこともあり、そして弱いときもあり、と人間くさいお父さんが
    主人公です。カッコ悪いところもたくさんあります。
    でも、ちょっと憧れてしまいます。

    そして息子がとんでもなく出来た息子です。

    ただ、僕が一番感じたのは、主人公二人を取り巻くまわりの人たちの温かさでした。

    そうした人と人のつながりが人を強くすること。
    そして、人それぞれ、置かれた環境の中で、まわりに助けられながら成長していくこと。
    それを、親子の半生とともに体感できる本でした。

    重松さんの本を読むといつも思いますが、これも人に優しくなれる本でした。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.31

  • 涙腺が壊れた。

    ヤスさんは昭和の親父の典型のような存在。ヤスさんが男手一つで息子のアキラを育てていく。ヤスさんのアキラへの荒削りだが、無条件の愛が心を打つ。後半アキラが東京に行くあたりから、涙腺が壊れ、涙が止まらなくなった。愛情って、その人の幸せを願う気持ちなんだな。続きを読む

    投稿日:2015.08.23

  • 泣いた!

    電車の中でも泣いた!ドトールでコーヒー飲みながら泣いた!家に帰っても泣いた!
    ずっと読み終わるまでこの本を手放せなかった。食事をとる時間も御座なりにして、泣きながら読んだ!
    でも、その涙は哀しいと言うより、温かな涙だった。親と子の、または人間と人間との温かな繋がりを、直球で訴えられて泣けた。
    読んだあとは、頭のなかに、胸のなかに、何かがいっぱいになった。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.16

  • 重松清作品、大好きです

    私は、この物語のアキラと同年代で、読み始めたきっかけは懐かしさからです。
    作品は、家族愛、ことに父と息子の強い愛に溢れています。その愛情は、本来誰もが生まれ持っているはずですが、不器用ながらも正直なのです。
    親子の周囲の、優しい人々にも癒されます。
    自己満足で通すのではなく、お互い相手への思いやりに行きついて、何度となく涙します。
    生まれ変わっても、この親で、この子でありたいと思い合える理想の親子の物語です。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.03

  • 泣けました

    ドラマが大好きだったので、原作読んでみましたが同様に泣けました!!頑固で、素直になり切れないが息子を不器用に愛するヤスに。自分も息子がいるので感情移入しちゃいました

    投稿日:2015.03.25

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ブクログレビュー

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  • mintbike7

    mintbike7

    親子の話です。感動系です。

    親と子の会話が、切なくて苦くて、そして苦い。

    ウチの父親を思い出すんですが、ピッタリな作品。

    投稿日:2024.04.09

  • ゴン

    ゴン

    泣ける小説と聞いて買った一冊。

    父と息子の話

    泣ける小説でした。

    不器用だけど真剣に子育てする父親の姿に感動した。
    周りの人達の優しさにも感動した。
    息子の作文にも感動

    スラスラ読めそうな小説だったが、すぐ泣きそうになるので読み終わるのに時間がかかった。

    今ではあまりみられない環境や人間関係
    不便さや面倒な事も今よりたくさんあったと思うが、それが懐かしく感じた。

    今までそんなに本を読んだわけでもないが、今までで一番泣ける小説でした。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.08

  • クジラ

    クジラ

    父と息子と、その周りの人たちの物語。
    それぞれに葛藤があり正義があり、どの登場人物にも同感してしまう。汗水たらして泥臭くても前を向いて生きていきたい。

    投稿日:2024.04.07

  • つる

    つる

    堀江貴文さん「ゼロ」より、獄中で涙した作品と紹介。
    秘すれば、花。「なんでもかんでも、ほんまのことを言えばええいうもんじゃないんよ、世の中は」
    親のすべきは、たった一つ。
    "子どもに寂しい思いをさせないこと"
    どこまでも不器用なヤスと一人息子アキラの切なくも愛に溢れた感動物語。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.24

  • よしひで

    よしひで

    あの重松清が本気で泣かせにきてる大傑作。これ、泣かせにくるな、と思ったら逆に冷めてしまうものだけど、手紙の場面で号泣してしまう。

    投稿日:2024.03.11

  • あっと

    あっと

    妻に先立たれ、ひとりで子供を育てることになった親父の奮闘、その半生を描くもの。古き良き昭和の原風景。優しい物語。人は人に支えられないと生きていけない。だからこそ生きていける。
    そして、和尚がいい味出しすぎ。大人とはこういうものでありたい。
    ちなみに親父となった今、読み返すとこれがまた。でも、もう10年もしたら虐待とか言われたりするんやろうかなあ。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.06

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