【感想】実践・老荘思想入門 一喜一憂しない生き方

古くて新しい老荘の教え

ビジネス書で古典といえば、渋沢栄一も勧める『論語』だろうか。
時におりページを開けば、確かに含蓄のある古典だ。なにかしら得るところがある。
しかし、それだけでは何か欠けている、と感じたら、老子や荘子を…ひもとけばよい。
かちこちの道徳人間を笑い飛ばす自由な心や、イマジネーションを遥かかなたにまで広げる壮大な心がそこにある。
いきなり古典に挑戦するのは気おくれがするときには、このような新書の入門書が入口にちょうどよい。
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したたかになるために

資本主義経済の発達する遙か以前の人達の言葉が、現代にこんなにもピッタリ収まるのはなんか不思議な感じがする。
経済活動も普遍的事象ということか。

くよくよしません！

昔の人はよく言ったもんです。
賢者は歴史から学び、愚者は経験に頼る。
ためになる一冊。

迷った時に

ためになる言葉が書かれてます。なるほどな・・・と思うだけですが、そうなれたらいいなと。

老荘思想でこのあおり文はないんじゃないか？

昔々守屋の本は読んだことがあるが、老荘思想で、このあおり文はないと思うが･･･。
というか、筆者も先は長くないんだし、どの道を選んだか教えてほしい

とっつきやすい老荘超入門？書

老荘からの引用に、歴史上のエピソードを交えて解説を加える形態で、非常に読み易い。わたしは、先に、同じく角川の「ビギナーズクラッシックス」から出ている老荘入門を読んでいたのですが、やや内容が固く初心者に…はイマイチ読みにくい嫌いがあったので、こちらの方を先に読んどけばよかったかなと思いました。ビギナーズクラッシックスは一般には入門書とされているので、それとの対比でいえばこちらは「超入門書」ですね。ま、それゆえ、紹介される内容については賛否両論ありそうでその意味では、「超入門？書」なのかな。でも、面白いです。
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