【感想】“文学少女”と慟哭の巡礼者【パルミエーレ】

野村美月, 竹岡美穂 / ファミ通文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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  • あー・・・すばらしかった。

    第5巻目。慟哭の巡礼者・・・慟哭するのは誰なのか・・・こいつか、いや、こっちか・・・(読了)・・・俺か。慟哭したのは読者の俺だったのか!!と、物語の真実にテンションが上がります。今までちりばめた伏線を一気に回収。今までの「なぜ」が、ほぼ解決していきます。解決していくのは、もはや名探偵の様相をみせる“文学少女”。
    これで一段落と思ったら、巻末に“文学少女”の謎をほのめかす言葉ありっ! 「不思議な少女がいました」で済ませることもできるでしょうに・・・描くのですね。書いてしまうのですね。あー・・・楽しみ。
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    投稿日:2013.11.12

  • 美羽=ヤンデレの神髄がこの巻

    1巻からちょろちょろ登場する朝倉美羽。ネットでもヤンデレ代表キャラと語られる事に興味が有る方はこの巻をどうぞ。この巻だけでも十分楽しめるものすごい完成度ですが、ヤンデレを効率良く最大に楽しみたいのなら小説1巻⇒OVA1、2巻⇒本書がおすすめ。デレがヤンでは無くヤンがデレですがこれをヤンデレと呼ばずにおかない迫力が溢れています。
    宮沢賢治の作品を引用してまるで解説本のごとき深さを見せる立派な文学作品。美羽やその他キャラの心として書かれているため見落としがちですが、この文体は”ライト”ノベルを超えています。決して奇をてらっているのでは有りません。有る時は詩の様に、美しい文章が紡がれていくとしか形容出来ない素晴らしさです。
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    投稿日:2013.12.08

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