雪の断章

佐々木丸美 / 復刊ドットコム
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
9
11
8
1
0
  • 描写の美しさに慨嘆

    物語の展開もさることながら、雪景色の描写が素晴らしいです。
    人生における出会いと別れ、その両者の狭間に映し出される影絵のような世界に心を揺さぶられることでしょう。
    時代を越えて評価されているのが、よく分かります。ずっと残して頂きたい傑作恋愛小説です。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 雪も溶かすほどの想い

    著者の文体にはちょっと癖がありますが(体言止めの多用など)、本書の情景描写はその文体があってこそのものだと思います。登場人物の心情と共鳴するかのように描かれており、読者を自然と物語の世界に引き込んでくれます。
    女性ならばきっと、主人公・飛鳥の強さにはげまされ、祐也の優しさに憧れることでしょう。ただの「恋愛小説」とは呼びたくないくらい、あたたかい想いに満ちた作品です。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.04

  • 幻の本でした

    カルト的ともいえる人気があり講談社ハードカバー版は図書館でも消失していたというシリーズものの最初の巻です。
    全て読むとわかるのですが壮大な謎解き(姫君さがし)が解きあかされるのかと思ったら姫君達の恋愛物語。姫達の秘密は、ちらちら小出しにしてたヒントで想像してね、というなんともスッキリしない話でした。作者の本の3作を除く全てが繋がっています。この人の生まれ変わりが誰で、誰の血筋でと人物関係図を作っていきました。でも、やっぱり物語として読みたかったです。ちょっと消化不良。
    かなり偏った思想のひとでハードカバーから文庫になる段階でかなり修正されています。
    自殺は美しいもの、愛は求めるものじゃないので相手がいる人を好きになるのもOK(みんなに優しくそして冷たいホストと彼を愛する女性数人みたいに男性一人に女性複数)、金持ちは嫌なやつで貧しい人は心が清い。仏教やチベット死者の書、ギリシャ神話に傾倒していたのかな、ちょっと露骨すぎました。神秘的なものは好きなのですが世界観にはハマれませんでした。恋愛のパターンも全て同じなのでちょっと飽きます。そんな丸美ワールドの扉の入り口に当たる本です。中古で万単位の値段がついて、ヤフオク!で取引されていたこのシリーズ、オススメです。
    続きを読む

    投稿日:2016.06.06

ブクログレビュー

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  • chokusuna

    chokusuna

    ビブリア古書堂の事件簿の最新刊の一章が、佐々木丸美「雪の断章」にまつわる話だったので、二十年ぶりに手に取る。人物からストーリー運び、結末まできれいに忘れていて、新鮮な気持ちで楽しめた...楽しめすぎて、24時から朝方までページを繰る手を止められず。ビブリア古書堂でも触れられていた瑕疵...ご都合主義や警察の捜査が実際より甘く感じられることなど、ぶっとばす勢いだった。孤児として本岡家に引き取られた飛鳥は、人を人とも思わない扱いに耐えかね出奔、通りかかった以前助けられた祐也に育てられることに。同年輩の史郎とともに。聡明な順子という友人もでき、成長していく飛鳥だが、心の底に意固地に、孤児ゆえにわかってもらえないという思いが横たわり、時に周囲と軋轢をうむことも。そして全編を暗く貫く事件が起き...最後は...と。その一言を仇に言わなければ全てうまくいったのに、それを言わずにいられないのが飛鳥、ということか。そして祐也の「こわがらないで言ってごらん、どうしてもお前の方から言わなくてはならないのだ」にこめられた思いの深さが印象に。続きを読む

    投稿日:2018.11.11

  • rainrainbow5

    rainrainbow5

    このレビューはネタバレを含みます

    小説だとわかってはいるけれど、20代の男性が小学生の女の子を一緒に住んで育てるとか絶対にありえない設定。大学生になってはいるけれど、小学生の頃から知っている子を30代の男性が2人とも好きになるって大丈夫かなってそんなことばかり気になってしょうがなかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.02.19

  • a0061878

    a0061878

    主人公は好きになれないけど、友だちの順子や、厚子、史郎さん、管理人のおじさんなど、周りの人々がとても魅力的でした。「森は生きている」が土台にあるのも良かったです。大好きな人は1月の精。最初から最後まで、切なくも美しい雪景色でした。続きを読む

    投稿日:2016.06.15

  • hosinotuki

    hosinotuki

    「森は生きている」を重奏低音のように.孤児の飛鳥が祐也と出会って生きて行く.無慈悲な権力の権化としての本岡家の存在が,少しご都合主義的ではあるが,祐也の親友史郎の存在や飛鳥の親友順子の関わりが真摯で誠実でとても好ましかった.最後はハッピーエンドだと思いたい.続きを読む

    投稿日:2016.05.11

  • yunahojo

    yunahojo

    佐々木丸美作品初読み。
    映画は見ていたので若かりし頃の斉藤由貴&榎木孝明&世良公則が脳内を疾走(笑)
    名前も違うし、人物設定も多少違っていたり、実は重要な役目の人物が出てこなかったり。
    小説では飛鳥の心の動きが重視されているのに映画はどちらかと言えばミステリーよりの斉藤由貴のプロモーション映画チックな感じが否めない。
    いい男二人に囲まれるヒロインが羨ましいのはどちらも同じだけど(笑)
    しかし、史郎の殺人の動機が理解できないわ。。。。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.03

  • kay

    kay

    映画化された作品なのですね。

    腕時計を買ったり演奏会に行ったり迎えに行った相手は誰だったのか?そこはスルーなんですね~~
    私はそこが気になるんだけど。

    投稿日:2015.06.09

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