【感想】ダレン・シャン6 バンパイアの運命

ダレン・シャン, 橋本恵, 田口智子 / 小学館
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
6
7
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ブクログレビュー

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  • 1819126番目の読書家

    1819126番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    カーダはいいやつなんだよなあ…
    あれだけの一世一代の計画の真っ最中にダレンを死刑から逃がそうとしたんだもんなあ…

    ヴァンパイアみんな情が深いいいやつだから、死なないでほしい…

    クレプスリーはやっぱり一番優しくていいやつ。これ以上悲しんだり苦しんだりしてほしくない(;_;)

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    投稿日:2024.02.07

  • ゆいちゃん

    ゆいちゃん

    重たい話だとは思っていたけど、どんどん重たくなるな…。
    信じていたものに裏切られたり裏切ったり
    正義は見る立場によって違う、とか、深いところを抉ってくる。

    死刑覚悟で、バンパイアを救うために戻ってきたダレン。正義と信じていたものが揺らぐとき、ダレンはなにを考え、進んでいくのか。

    とりあえずバンパイアマウンテン編終了。
    次に行きます。
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    投稿日:2023.11.23

  • マタン

    マタン

    このレビューはネタバレを含みます

    地味に心をえぐってくるよね…
    だんだんとダレンの関わってきた仲間が消えていくとともに
    仲間だと思っていたバンパイアが
    とんでもないことをしでかそうとは…

    ただし決して私欲のためではなかったものの
    結局は掟を犯してしまったことに変わりなく
    最後はバンパイアの誇りすら失う形の
    処刑を行うことになります。

    こうなる前に何か救いはなかったんかな。

    そして危険を示唆する描写も。
    バンパイアの一番の敵は
    何者なんでしょうね。

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    投稿日:2023.07.27

  • マッピー

    マッピー

    このレビューはネタバレを含みます

    半バンパイアにふさわしいことを証明するための試練に失敗したダレンは、死刑判決を言い渡される前にバンパイア・マウンテンを逃げ出すことにした。
    カーダに強く勧められて。
    しかしその結果、カーダが招き入れたバンパニーズと出くわしてしまい、ダレンを心配してついてきてくれたガブナーをカーダが刺殺したところを目撃してしまう。

    このままでは自分も殺されると思い、カーダに対する怒りを胸に脱出不可能と言われた水門から脱出したダレン。
    しかしそとは雪が降り積もり、体は傷だらけ、体力はみじんも残っていなくて、死を待つばかり。
    そんなとき、一緒にバンパイア・マウンテンを目指した狼たちと再会し助けられ、快復するのだった。

    ダレンは再びバンパイアの元に戻り、カーダの裏切りを糾弾することにした。
    戻れば死刑になるかもしれないけれど、仲間たちを見捨てることはできなかった。

    で、まあ、バンパイアとバンパニーズの戦いが行われ、無事バンパイアが勝利することにより、新たに生まれたバンパニーズ大王との決戦は避けられないものになったのだが、それはそれとしてダレンの処分だ。
    掟に従う限りダレンの死刑はまぬがれない。
    しかもバンパイア元帥たちは掟を変えることはしないという。
    さて、ダレンの運命は?

    そう来たか、という感じです。
    あれもこれも、こうなるための伏線だったのか、と。
    本当にそれでいいの?っていう気もしますが、掟っていうものは簡単に帰るべきものではなく、しかしダレンの行動が死に値するかというと、それもどうかというところで、大人の解決がされたわけです。

    次からはバンパニーズたちとの戦いをひかえての準備期間になるのでしょうか。

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    投稿日:2022.11.08

  • finger0217

    finger0217

    このレビューはネタバレを含みます

    シリーズ6作目。
    5作目を読了してすぐに続きを読み切ってしまいました。
    バンパイア・マウンテンに忍び込んだバンパニーズや、バンパニーズを手引きしたと思われるカーダの策略を、どのようにしてバンパイア元帥たちに伝えるか、ダレンは一度は逃げ去ったバンパイア・マウンテンに、自身の死を覚悟で舞い戻ります。

    もちろん王道のファンタジー作品ですし、シリーズ12作のちょうど折り返しですから、筋書き的には予想通りの展開ではありますが、「掟」や「誇り」を大切にしながらも現実の様々な部分で葛藤しながら生きるバンパイアのすがたは、「どう生きるか」ということを考えるきっかけを読者(おもに子どもでしょうが)に与えてくれるのではないでしょうか。

    なかでも、戦いの高揚感の中でバンパニーズを殺したダレンがふと我に返って葛藤する場面は、児童文学と侮ることができない「深さ」があるように思います。
    (p.141~)
    ぼくがこの手で、ころしたのだ。▼骨の髄まで、ふるえがきた。他人の命をうばったのは、生まれて初めてだ。ガブナーのかたきをとろうと燃えていたが、かたきをとるとはどういうことか、いまのいままでまともに考えもしなかった。このバンパニーズは――この男は――ぼくのせいで死んだ。……うばった命は、二度ともとにもどらない。▼もしかしたら、死んで当然のやつだったのかもしれない。ころしたほうが世のためになる、根っからの悪党だったのかも――。でももし、ごく普通の若者だったとしたら?……第一、死んで当然だろうが、そうでなかろうが、そんなことをぼくに決める権限はない。他人にけちをつけて亡き者にする権限など、あるわけがない。……そもそも「正しいころし」と「間違ったころし」など、区別できるのか?ガブナーを刺したとき、カーダは正しいことをしたと思っていたはずだ。……いくらなっとくしようとしても、ぼくは自分がおぞましくてたまらなかった。いまのぼくは、ただの殺人者――残忍で、おそろしい、人の道をふみはずhしたいきものだった。

    この場面では、単純に「バンパイア(主人公側=善)」VS「バンパニーズ(=主人公の相手側=悪)」という対立ではなく、それぞれの視点で「正義」が異なり、闘うこと自体の「意味」があるのかどうか、主人公が葛藤する様子が描かれます。
    ただの冒険小説で終わらない、この作品の持つメッセージ性が強く表れている部分の一つだと思いますし、これまでの作品で語られてきた「信念(誇り)をもつ」「友情」「愛情」「善のために自らを犠牲にすることを厭わない」といったテーマと並ぶ、この作品の”核”でもあると思います。

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    投稿日:2019.01.09

  • おみつ

    おみつ

    ダレンシャン6巻。
    12年に一度開催されるバンパイア総会も紆余曲折あったけど、なんとか終了。
    思わぬ地位に叙任されたダレンシャン。
    喜ぶのもつかの間、バンパイア一族全員が恐れるバンパニーズ大王が発見されたと報告あり。
    バンパイア一族の運命やいかに!
    全12巻のうち半分まできた!
    面白くてサクサク進むし、先が気になる!
    続きを読む

    投稿日:2018.09.29

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