【感想】ヒストリエ(5)

岩明均 / アフタヌーン
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
10
8
4
0
0
  • 過去と未来。分岐点となる巻! 必読!!

    故郷カルディアを訪れたエウメネス。懐かしい町。そこで待ち構えていたのは・・・。
    邂逅の巻。幼い時代を過ごした主人公が会いたかった人、会いたくなかった人と会えるのか、会わずに済むのか。会ったとしてどうなるのか。そして、舞台はいよいよ新天地へと! 思いがけないきっかけで彼の運命は動いていく。
    物語の分岐点になるだろう5巻。
    単調に流れていくと展開を予想していると思いがけない場面に遭遇して、いい意味で予想を裏切ってくれるので読み進めるのが楽しい。ここでこうなったから、こうなるのか! というつながりが至極当然にすんなりと進んでいくのもいい。この物語は展開もおもしろいけれど登場人物が一癖もふた癖もあって、なかなか読みごたえがある。主人公エウメネスが成長してどんな人物になっていくのかも楽しみだ。今後の周りの人物との絡みも期待している。
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    投稿日:2013.11.23

  • マケドニアへ

    1巻の続きが描かれています。その後、マケドニアでの新たな生活が始まります。

    投稿日:2013.11.25

  • 第二章の開幕

    賛否両論あると思いますが
    マケドニア王フィリッポスを1つ目の巨人キュクロプスと例えるのは…
    個人的には、なし、なし、なし、ふなっしー

    キュクロプスは、王様キャラではなく、(鍛冶)職人キャラ
    しかも神々から嫌われ、暗黒の世界へ
    最終的にゼウスに救われるものの最後はアポロンに射殺されて死亡

    図体はデカいけど
    なんとも可哀想なキャラクターに重ねるのは違和感あり

    印象に残ったセリフ
    99ページ目:門は開く

    閉ざされたカルディアの城壁の門と
    主人公エウメネスの人生の門が同時に開いた瞬間
    ジ━━━(≧∀≦)━━━ン
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    投稿日:2014.11.06

ブクログレビュー

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  • tsukasa26

    tsukasa26

    示威行動 そこで「知識」とともに様々な「疑問」で心が埋まり…そして旅だヘロドトスの如く マケドニア王…フィリッポス! 東ヨーロッパに現れた隻眼の王の話である

    投稿日:2022.03.19

  • myjstyle

    myjstyle

    故郷カルディアに戻り、兄に再会。“母”の末期の悔悟を知る。マケドニア王に認められマケドニア王国に官吏になる。エウメネスが飄々としながら、あらゆる事態を難なく乗り越えるのが爽快。新キャラが数多く配されました。新たな舞台に期待が高まります。続きを読む

    投稿日:2017.07.01

  • 消息子

    消息子

     表紙は第1巻冒頭に登場している、マケドニアの敵ペルシャのトロイアス州総督の妻・バルシネ。

     ボアの村人として成長した青年エウメネス。だが平和は続かない。近隣で友好関係を結んでいたギリシャ人の都市ティオス市の有力者の息子が野心家であり、ボアの村を占領しようと画策する。本巻はエウメネスの知略で木訥なボアの村人にそれを撃退させるという話。つまり軍師エウメネスの誕生が描かれるわけである。戦闘力でも覚悟の点でもハンディのある村人に策略を授けて、有力者の私兵とはいえ、訓練された軍隊を撃退するのだ。
     こういう話を書きたかったんだろう。こういうのを読みたかったんだよ。
     それに痛快なのは弱きを助け、強きを挫くからだろう。また、エウメネスがカルディア時代に買っていた猫と同じ名前の少女サテュラと彼は互いに意識し合う関係にあるのだが、サテュラが件のティオス市の有力者の息子の許嫁と決まっていたことで、さらに話はややこしくなる。
     つまり、事態の収拾のためにはエウメネスは村を去らねばならなくなるのだ。故郷のカルディアにでも行ってみるよということになって、話は第1巻冒頭につながる。第1巻から本巻の刊行まで2年9カ月。ああ。
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    投稿日:2016.02.10

  • satoshiqaui

    satoshiqaui

    このレビューはネタバレを含みます

    幼少時暮らしたカルディアに帰省したエウメネスは、そこで身分を隠して潜入してい たマケドニア王フィリッポスに見初められる。
    その後彼の幕下に加わることとなり、 マケドニアの首都ペラへ赴くこととなる。そこでエウメネスは二人の王子アレクサン ドロスとアリダイオスに出会う。王子アレクサンドロス、後のアレキサンダー大王で ある。

    ヒストリエ5巻は物語の大きな転換点となっている。
    前半、故郷カルディアに帰ってきたエウメネス。
    親の墓参り、兄や旧友との再会、(成り行きで)仇討ちを経てマケドニアの首都ペラへ向かう。
    後半、マケドニア王フィリッポスの庇護を得て図書館司書に就職する運びとなったエウメネス。
    物語を彩る重要な登場人物が登場しつつ、異国の地マケドニアのさまざまな風物が描かれている。

    アンティゴノスという偽名を捨てフィリッポス王が正体を現す場面が衝撃的。
    ウィキペディアによればアンティゴノスはアレクサンドロス王の腹心の部下であり後継者の一人であり、エウメネスの親友にして彼の死に大きく関わる人物である。

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    投稿日:2016.01.15

  • fz400

    fz400

    このレビューはネタバレを含みます

    1巻に戻り、過去と決着をつけます。

    エウメネスは軽やかに過去を乗り越え、軽やか過ぎて

    過去の皆さんは置いてけぼり。

    前に進む力の強さを感じた1巻でした。

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    投稿日:2015.07.26

  • へきくう

    へきくう

    自由民となり故郷に戻ったはいいものの、かつて暮らしていた家は崩れ、育ててくれた母も他界していた。マケドニアの王と縁あり、かの国へ向かう。で、最後に出てきた蛇の刺青?痣?のある彼は誰?

    投稿日:2015.05.31

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