【感想】ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上・下合本版)

スティーグ・ラーソン, ヘレンハルメ美穂, 岩澤雅利 / 早川書房
(7件のレビュー)

総合評価:

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  • ドラゴン・タトゥーの女で読むのを止めている方はぜひ先を読んで欲しい、後悔しませんから

    ミレニアム最終巻を読んで今思うことは、もっとこの作品世界に浸っていたいと想うこと、ミカエルやリスベットに新たな冒険に出てもらいたいと純粋に願うことだ。しかし作者のラーソンが亡くなっている以上その願いは叶えられることはなく非常に残念だ。小説を読んで久々にまだ終わってくれるな、もっと先を読ましてくれと切望した。久々に物語が持つドキドキ感・ワクワク感を体感した。本作と同時期に生きてリアルタイムで読めたことに感謝!続きを読む

    投稿日:2013.10.17

  • 第2巻と第3巻はセットでお読みください

    第1巻は1巻で完結していますが、第2巻を読んだら、直ぐに第3巻を読みたくなるというか、ほぼ続きなので、同時に購入することをお勧めします。
    面白かったですよ、単純に。作家さんが亡くなり、続編が読めないのが残念です。続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • スウェーデン発大河ミステリ第3弾!

    第2部で瀕死の重傷を負ったリスベットは病院に収容され、治療を受ける。一方で国家機密を保持しようとする勢力が暗躍し、リスベットを再び精神病院へ送り、二度と出てこれなくしようと画策する。ミカエルはこの勢力を暴き、粉砕すべく奔走する。やがて、殺人未遂ほかの罪で起訴されたリスベットの裁判が開廷する。
    第3部は冒頭からすごいスピードで展開する。第1部のようなゆっくりとした導入部はなく、第2部の終盤の勢いそのままに、しかしさらに新たな要素が加わって大きなうねりとなっていく。本作のクライマックスであるリスベットの裁判シーンでは、完膚無きまでに相手を粉砕するための周到なやりとりが爽快である。
    本作でこれまで提示されたほぼすべての謎が解決され、三部作は見事大団円を迎える。しかし、作者のPCには第4部、さらには第5部の一部の原稿も保存されていたらしい。作者の親族と作者のパートナーとの間でもめており、決着はまだ着きそうにないが、出来うるならば早期に和解して、続編の出版に道筋をつけてもらいたい。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.10

  • 逆転がすごいです

    長い本ですが、長さを感じさせない内容です。あっという間の3部作です。著者も続きを書きたかったことでしょう。亡くなってしまい、残念です。

    投稿日:2013.09.24

  • 最終巻?

    映画は3部まで観たが続きは?
    原作読んで落ち着くか

    4部の途中まで執筆済みといわれているが。。

    投稿日:2013.09.30

  • 「ミレニアム」を読み続ける幸せな時間、ここで打ち止め

    1作目がクライムサスペンス、2作目が国際政治サスペンス、で、3作目は法廷劇。ストーリー上は3作がつながっているのに、見せるシーンや事件の側面が変化していくのが、『ミレニアム』のすごいところだと思う。

    ストーリーの中では、あらゆる組織、人間関係で、有能な女性、かつ女性ゆえに苦しみながらも、自分に忠実な選択をしている女性が登場する。リスベットはもちろんのこと、1作目のハリエット、2作目のソーニャ・ムーディグ、3作目のミカエルの妹が象徴的。それ以外に、「ミレニアム」編集部にも公安にもミルトンにも、要所要所で優秀な女性が出てくる。「『ミレニアム』3部作のテーマは、女性を嫌いな男性と男性に苦しめられる女性だ」というような指摘をあとがきで読んだけれど、著者のスティーグ・ラーソンがなぜここまでこの視点にこだわったのか。本人に聞いてみたかった。(内縁の)妻であるエヴァ・ガブリエルソンも知的で優秀な、戦う女性だっていうのが少なからず影響しているとは思うけれど、確認はできない。残念なことです。

    ああ、それにしても。

    これで「ミレニアム」を読み続ける幸せな時間はいったん終わり。つくづく著者の早世が悔やまれてならない。エヴァ・ガブリエルソンによると4作目はリスベットが「自由に生きることを学ぶ本」だったらしい(http://www.rue89japon.com/?p=4597)。タイトルは『神の復讐』。はあ~、読みたかった…。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.29

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