世界音痴

穂村弘 / 小学館文庫
(113件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
18
47
23
4
1
  • 生きることが、上手に音痴な人

    世界を生きる人々は、どこか普通や常識という決まったルールのような、コードのようなものを信じて生活している。

    そうしたみんなが乗っかる決まりをメロディという言葉で言えば、世の中には音痴な人間というのが存在する。

    自分で当然のように歌っていたのに、どうもズレている。音痴なのだ。
    もしくはどうしようもなく音痴だとわかっているのに、歌が好き。音痴なのは仕方がない。
    音痴な上に、歌も嫌い。引きこもる。

    穂村弘は、そういう意味でとても音痴だ。
    過剰な自意識がどうしようもなく生まれるズレを意識してしまう。
    でも、彼は引きこもらない。その音痴を理解しているから。それを言葉にするから。

    上手な音痴は、おもしろいのだ。
    続きを読む

    投稿日:2015.03.07

ブクログレビュー

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  • ヌシウラ

    ヌシウラ

    途中で読むのやめた本

    歌人穂村弘さんのエッセイ
    歌人?とはなんだかわからずwikiに直行した
    現代において歌人というのは日常的に和歌・短歌を作り、何らかの手段でそれを発表している人を指す場合が普通である。
    らしい。
    たしかに、パートごとに短歌がついていた。

    感想としては、性格が合わないのか読んでいてこれといった感情も湧いてこない
    エッセイは人間を体験するものだと思っており、作家を好きになったり嫌いになったりするようなものだと思う
    穂村さんに対しては興味を持つことができなかった
    詩的な完成が欠陥していることを何度か自覚させられるような詩とは遠い性格だからなのか、飲み会は嫌いなのでそこで話が合うかと思えばピンとこず。
    そういったことの連続でダラダラ読み終えることを目標にし始めたので読むのをやめた

    詩的な目線を持てるようになってから出直します。
    続きを読む

    投稿日:2021.11.07

  • 大福餅

    大福餅

    くすくす笑いながらさらっと読める。
    パンピー、まだ眠ってるの?、ジャムガリン、お猿の携帯電話、負けたと思うとき が特に好きでした。

    投稿日:2021.11.06

  • tomom

    tomom

    ダ・ヴィンチの連載で穂村弘さんの名前は存じていた。掲載されている短歌もぐっとくるものが多く、たった2Pの連載なのに毎回濃度が濃いなと感じていた。本著は2002年刊行のショートエッセイ集。共感できる部分もあり、ちょっと引いてしまうぶぶんもあり。でも、そんな個性的な人物だからこそ、胸を打つ歌をつくれるんだろうと感じた。他の著作も読んでみたい。続きを読む

    投稿日:2021.10.25

  • tofubook

    tofubook

    基本的にめっちゃ笑えるけど、胸にぐさっとくる。

    担当編集者の村上さんはあとがきに、

    読者一人一人に「これは自分のことだ」「穂村弘は僕の(わたしの)分身だ」と思わせ、たまらなく切なく、いとおしい気持ちにさせるパワーを持っている、という点で、穂村弘は「平成の太宰治」なのではないか

    と書いているが、言いえて妙。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.30

  • mariko

    mariko

    自分が一番好きな作者が世界に違和を感じてることを書いてるエッセイ。
    しゃぶしゃぶ食べたことなかったとか、自分の部屋の窓開けたことなかったとか、中学生の頃の桂馬のエピソードとかたまらない。

    「毎年、半そでに着替えるのが人よりも一日だけ送れる。街に出て人々が半そでになっているのを発見して、初めて自分も半袖を着るからだ」(『再び、世界音痴』)
    「おぼえている。あれは、ついこの間のことに思えるのに。気が付くと、ぼくは三十八歳で、ネクタイを締めて、総務課長で、…大トロの半額パックを手にもって、うまいかまずいか、新鮮化腐っているか、得か損かを考えている。いつのまに、こんなに遠くに来てしまったのか。」(『顔を覆って』)
    『桂馬』『人生の経験値』『おさるの携帯電話』
    続きを読む

    投稿日:2021.08.19

  • wanianko

    wanianko

    めちゃくちゃ久しぶりに読み返したら、こんなにほむほむって気持ち悪かったっけ?って驚いた、もちろんいい意味で。
    こんなに駄目エピソードばかり綴ってるほむほむが実はモテモテなこと、知ってるよ、ずるい男だ本当。続きを読む

    投稿日:2021.08.05

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