【感想】あの空の下で

吉田修一 / 集英社文庫
(64件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
6
27
21
6
0
  • 旅行に行けない休日に。

    ANAで旅行するときはいつも、
    機内誌の、このページだけ(失礼)、
    楽しみに読んでいます。
     
    それがまとまったこの本は、
    うちで読んでいるだけで、
    ちょっとだけ旅行に行く気分にさせてくれます。
     
    できれば、
    紙コップでコーヒーを飲みながら。
    続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • 読みやすい文体。可もなく不可もなく、お手すきの折に丁度いい。

    吉田修一氏の初読。文章にはリズムがあり読みやすい。『翼の王国』に各月毎に掲載されたエッセイ集だが、統一されたテーマがあるわけではなく、まとめて読むというより、ちょっとだけ時間が空いたときに一つづつ読むのにちょうど良い。続きを読む

    投稿日:2014.04.28

ブクログレビュー

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  • よた

    よた

    非常に読みやすい短編小説集でした。
    吉田修一さんの作品は、読後、心にじんわりと染み入る良さがあるように思います。
    「流されて」という最後の作品がそうでした。
    良い読書体験になりました。

    投稿日:2022.12.26

  • 湖南文庫

    湖南文庫

    吉田修一(1968年~)氏は、長崎市生まれ、法大経営学部卒の小説家。芥川龍之介賞(2002年/『パーク・ライフ』)のほか、山本周五郎賞、大佛次郎賞、柴田錬三郎賞等の文学賞を受賞している。
    本書は、初出はANAの機内誌「翼の王国」への2007年4月号~2008年9月号の連載(短編小説12篇+エッセイ6篇)で、2008年に単行本で出版、2011年に文庫化された。尚、同連載は、2016年9月までのものが、本書、『空の冒険』、『作家と一日』、『泣きたくなるような青空』、『最後に手にしたいもの』の計5冊で書籍化(文庫化)されている。
    私は、本書を含む3冊目までを2019年にまとめて購入し(4、5冊目は文庫化された昨年購入)、それは、当時、ビジネスの関係で海外の短距離フライトに乗る機会が急激に増え、その時に読もうと思ってのことだったのだが(非日系キャリアの短距離便ではすることがなく、とにかく退屈である)、その直後にコロナ感染症が発生し、全く飛行機に乗る機会が無くなってしまったため、書棚の隅で眠っていた。
    4、5冊目は、帯に書かれた「今年こそは旅に出たい!まずは“読む旅”をお楽しみください」というフレーズを見て、買ってすぐに読んでしまったのだが、今年も春めいてきて、身も心もうずうずしてきて、本書を引っ張り出してきて開いてみた。
    短編小説については、よくもこんな巧妙で洒脱なストーリーを考えつくものだと感心する一方で、少しクサ過ぎないかとも思うのだが、まあ、非日常の空の上で読むには、これくらいの方がテンションも上がっていいのかも知れない。
    後半のエッセイの舞台は、バンコク、ルアンパバン(ラオス)、オスロ、台北、ホーチミン、スイスである。
    コロナ禍があったからこそ、我々は、旅のできる日常が当たり前のものではないことを知り得たのだが、今はただ、一日も早く、心置きなく旅ができる日々が戻ってくることを祈るばかりである。
    (2022年3月了)
    続きを読む

    投稿日:2022.03.10

  • 彩海本

    彩海本

    短編。旅ですれ違った人たちがこんなふうな感じかなー?なんて勝手に想像するような感じの短編。

    まぁ、良くも悪くもない。

    それぞれドラマがねぇあるよねぇ。飛行機の隣の人でも、見知らぬ土地を歩いてる人とか。近所の公園に座り込んでるひとにしても。

    それをそれぞれ抜粋して短編にしましたーみたいな感じかな。

    まぁ、面白くなくはないけど、うん。って感じです。喜ぶことも感動も笑も特になく、あ、そうなんだ。みたいな。

    ただ、親友の在り方ってう観点で描かれた短編は、なんか好きだったなぁ。

    久々に会う友人が近くにいるから、会おうよ!って言う誘いに。面倒だからいいや。ってそのまんま気持ちのまま伝えられるような親友ってホントいいよな。ってめちゃくちゃ思いました。笑笑

    そうかもなぁ、これが親友かもな。笑笑
    続きを読む

    投稿日:2021.09.12

  • eshima002

    eshima002

    旅にまつわる短編小説とエッセイ。

    読解力のない自分は、「はて、何を伝えたかったのだ?」と思うストーリーもあったので、★3。
    まあ、単純にわたしの読解力に原因があるんだろうな。。
    あ、あと、たぶん、自分がその土地のことをあまりよく知らないから、想像ができないことも原因かも。
    自分が想像できる都市や国のストーリーは理解できたから。

    この中で好きだなーと思うのは、
    願い事
    モダンタイムス
    小さな恋のメロディ
    踊る大紐育
    恋恋風塵
    ベスト・フレンズ・ウェディング
    かな。

    でも、きっと。。
    この本を何処かに向かう機内で読んだら、また違う感想なんだと思う。
    いまは、旅に出たくても出られない状況。
    それが、ストーリーを理解できない状況を作り出しているのもあるかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2021.05.29

  • プッチ

    プッチ

    文庫本で10ページ程度、テーマとしては旅に関連するものといったところか。青の航空会社の機内誌に掲載された小説とエッセイ集はちょっと読んで旅先に想いを馳せるきっかけとなる。作者の小説は人間的に不思議な魅力があるものが多いが、短編小説の巧さが心地よい。続きを読む

    投稿日:2020.09.28

  • takahiro

    takahiro

    外国に今すぐ行きたくなった。ヨーロッパでもアジアでもアメリカでもいい。
    飛行機に今すぐ乗りたくなった。ANAでもJALでもエールフランスでもタイ航空でもいい。
    コロナのバカやろうーっ!

    投稿日:2020.07.12

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