【感想】なんて素敵にジャパネスク(2)

氷室冴子 / 集英社コバルト文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
6
0
4
0
0
  • なつかしい青春時代です

    中学時代に夢中になって読んだ作品です。源氏物語に興味をもって、平安時代ものにはまっていました。これは読みやすくて、夢中になりました。涙なくしては読めません。いまだに本棚の隅に置いてあります。たまに読み返しては、泣いてしまいます。吉野君(よしののきみ)は、いまいずこ…続きを読む

    投稿日:2013.10.30

  • 大好き!

    ジャパネスクシリーズの中で一番好きです。
    ハラハラドキドキの展開、そして涙なしでは読めないラスト。
    昔読んでも今読んでもやっぱり感動は一緒でした。

    投稿日:2013.11.14

ブクログレビュー

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  • かとまる

    かとまる

    続きもので1巻より2巻の方が面白いと思える本にそうそう出会ったことがないので驚きました。
    全体的に破天荒な主人公による全体のわちゃわちゃ感はありますが、1巻に比べどこか陰鬱で雅で美しい印象です。やはり最後の章は泣いてしまいました。

    ーーーあそんでたもれー、瑠璃だよー
    続きを読む

    投稿日:2023.07.22

  • LUNA

    LUNA

    BOOKLIVE版にて。
    この2巻が一冊の物語として、シリーズ中一番まとまりがあると聞いて。読み返し。
    怒涛のロマンと活劇の連続で、胸を打たれました。
    350枚程度だそう。いろいろ参考にしなくては。

    投稿日:2013.09.05

  • nico

    nico

    このレビューはネタバレを含みます

    再読。

    「人を愛しむ目は青く、憎む目は赤い」・・のくだりがなんとも切ない。子供の頃と同じところで、ぐっときてしまうのでした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.12.03

  • catcat

    catcat

    東宮(とうぐう)廃立陰謀事件を解決した瑠璃姫(るり)。
    東宮が帝に即位して政権交代と言わんばかりに騒がしい京の街。

    新しい帝の浮気癖は相変わらずのようで、しつこく瑠璃姫に恋文が届く。
    なのに、高彬(たかあきら)は煮え切らない態度で全く頼りにならない。

    ついにキレた瑠璃姫は、出家するために尼寺に駆け込む。

    だが、その夜、実家が炎上した。
    瑠璃姫を憎む何者かが放火したらしいが…!



    この巻は、瑠璃姫の初恋の君が登場するわけですが壮絶です!
    とても残酷で救えない運命です。

    初恋の君を救うために、自らも省みず奮闘する瑠璃姫がとっても健気。
    どんなに想っても結ばれない運命ほど悲しいものはないですね。



    高彬は序盤へたれ全快でホント頼りねぇ…と思わせるんだけど、最後は漢を見せてくれます。

    高彬の株が上がる巻といっても過言ではありません!
    やっぱ瑠璃姫には高彬が一番合ってるんだなーと思えるのも、この巻!

    最後の高彬の台詞が最高です。
    思わずほろりときます!


    2巻は涙なくして読めない内容ですね。
    ほんと切ない!
    続きを読む

    投稿日:2010.08.28

  • やお

    やお

    “「右近少将、高彬さまに申し上げます。三条の内大臣のお邸、すべて焼失いたしました。三条の内大臣さま、御子息の融さま、御子女の瑠璃姫さまの行方は、まだわかっておりません。ただお一人、北の方さまは御無事ですが、煙で目を痛められた由」
    「他には」
    「不信な点が二、三あります。どうも放火らしいと専らの噂。そして、唯一焼け残った門柱に、呪詛状と覚しき札が打ちつけられていたとか」
    あたしは息をのんだ。
    呪詛状って、なによ。なんで、うちが呪詛されるのよ!
    「何と書いてあった」
    「焼け残ったところだけで、よくはわからぬながら――」
    使いの者の声が、一瞬、怯んだ。
    「『瑠璃姫 怨』と読めると……」
    その瞬間、ゆっくりとあたしの意識が遠のいていった。
    「少将さま、ただちに右大臣邸に戻られて、参内の御用意を!宮中より、急ぎ参内するようにとの御内意がありました。一刻も早く」
    薄れていく意識の向こうで、使いの者の声、高彬の鋭い声、真剣な顔、二の姫のすすり泣きがこちゃごちゃになって、やがて静かに、何もわからなくなった……。”

    吉野君、意外と出番が早かった。
    今回はちょっと涙目。

    “あたしは不安に襲われて、叫んだ。
    「吉野君、約束して。吉野まで、必ず生き延びるって!」
    「来てくださってありがとう、瑠璃姫。あなたはいつも、思ったことは必ずやり通す人だった。逃げてみます、逃げられるところまで。あなたも無事に、ここを抜けてください」
    吉野君はそう言うやいなや、渾身の力をこめて馬の脇腹をこぶしで突いた。
    馬は狂ったようにいななき、走り出した。
    「吉野君!吉野で会うのよ。生きていて。きっと生き延びて!」
    叫びながら振り返ると、萩の袿は煙の中、あたしを見届けるように動かなかった。
    「ばかーっ、見送ってる場合じゃないでしょ。逃げるのよーっ。早くっっ」
    あとはもう、煙が喉にからみついて、叫ぶこともできなかった。”
    続きを読む

    投稿日:2010.06.19

  • つきと

    つきと

    http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-106.html

    投稿日:2010.05.20

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