【感想】そして誰もいなくなった

アガサ・クリスティー, 青木久惠 / クリスティー文庫
(774件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
305
273
116
12
1
  • 最高の犯人捜し

     後世の作品にも影響を与えた作品です。それだけ、いろいろな読者を騙し、唸らせたということですが、もちろん私も騙されました。「お前が、犯人かよぉー。くそ、なんか悔しい!」というのが素直な感想です。「騙されるミステリー」そして「犯人の意外さが際立つミステリー」として、オススメの作品です。これを読まずして、「ミステリーが好きなんです」とは語れないと思います。

     ちなみにですが、この作品はポワロやミス・マープルなどの探偵は出てきません。館に集められた人々が一人、また一人と殺害されていき、残った人たちがこの中の誰が犯人なのかと考え抜いていく作品です。あなたもこの惨状の中の世界に入り、第三者となって犯人を探し出してみてください。
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    投稿日:2013.11.06

  • 名作なんだなぁ

    70年以上も前の作品なのに。今、読んでも面白い。
    いっこだけ。最後の被害者さんは何故、最後なんだろう?
    猟奇的ではないけれど、
    この上なく残酷な殺され方だったんじゃないかと思いました。
    クリスティーは子供の頃、ポアロシリーズを読んだ事があるのですが
    殆ど覚えていません。
    また読み返すのも面白そうです。
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    投稿日:2014.04.06

  • さすがは女王!

    絶海の孤島で一人、また一人と殺されていく緊迫感。最後まで「誰が犯人なんだろう」とどきどきしながら読んだ。まさしくミステリーの王道だ。これから女王にはまりそうだ。

    投稿日:2014.02.01

  • ミステリはここから始めよう

     児童向けのホームズ、ルパンシリーズを卒業したら、とりあえずここから始めよう。

     女王を知らずしてミステリを語るなかれ。

     クリスティらしいかと言われれば、うんまあそうね、ポワロも読んどいてね、となるんですが。ミステリでおすすめないかと言われて、コレを読んでなかったら素人扱いしてあげます。これ読んでないと、コナン君と語り合えないですよ。

     読みやすい、長くない、驚きがある、と、小説初心者にとっても優しい作りになってます。読まない理由は無いですぜ。
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    投稿日:2013.09.27

  • まさに傑作

    本作のオマージュである「十角館の殺人」を先に読みました。
    上記作品が面白かったため、本作にも手を出しましたが、期待以上の面白さでした。
    時代背景がずいぶん違い、携帯がない時代の話なので、そのまま現代で同じトリックは不可能ですが、そんなことは全く気にならずに読み続けました。
    本作を読めばアガサクリスティのすごさがわかります。
    これ以後、同作家の大ファンになりました。未読の方は是非!
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    投稿日:2014.09.08

  • 初めてなのに何処か懐かしい感じ

    お恥ずかしながら初読みです。
    初めてなのにどこか懐かしい感じ。
    それはきっと今の多くのミステリ作品の根底に本作へのオマージュやリスペクトが流れているからなのでしょう。
    とにかく人を楽しませる仕掛けの詰まった作品でした。
    孤島に集められた嘘を抱える人々、十人の兵隊が一人ずつ減っていく童話になぞらえた殺人、と同時に減っていく人形、生じる互いの疑心暗鬼…。
    細かいトリックを問うタイプではありませんが、ミステリとしてはこちらの方が余程好みですね。
    真犯人の心中の台詞が引っ掛かり所ではありましたが、十分に楽しませて貰いました。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.22

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ブクログレビュー

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  • 2071837番目の読書家

    2071837番目の読書家

    ミステリーは好きじゃないですが、アガサクリスティは読むべきかなと思って読んだ
    面白いし読みやすいけど、ミステリーのハラハラ感あまりなかった

    投稿日:2024.04.10

  • ター坊

    ター坊

    ミステリーの王道、アガサ クリスティの代表作。久々に読みましたが、今回も面白く読ませてもらいました。

    投稿日:2024.04.08

  • わたし

    わたし

    このレビューはネタバレを含みます

    初めてのアガサクリスティー。

    直前に「十角館の殺人」を読んでたから新鮮味は無かったけど、ミステリーの原点とも呼ばれてるのには納得できるくらい面白かった。
    これが85年も前の作品だなんてびっくり。
    ただ少し期待しすぎちゃってたかなってのが本音かな。

    登場人物が英語名だから誰が誰だっけ?って混乱して何度も戻って確認したけど、後半のスピード感すごくてどんどん引き込まれていった。

    1人ずついなくなっていって、タイトル通り最後は誰もいなくなるんだけど、その中から犯人探すのが面白かった!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.08

  • ちゅび

    ちゅび

    ミステリーが好きなのに読んだことがなかったので、読んでみた。
    設定は実にシンプルで、昔の作品なのでわ当然携帯なども出て来ませんが、今読んでも十分楽しめるクローズドサークルミステリーでした。
    しっかりハラハラドキドキ、真実も全く読めませんでした。
    オマージュ作品が多いのも納得しました。
    この作品が生まれたおかげで、今様々な素敵な作品達が生まれているんだなと、感じがします。

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    投稿日:2024.04.02

  • 笑太

    笑太

    アガサ・クリスティの有名な小説。島の館に招かれた10人が、壁の詩になぞらえて、次々と殺されていく。ひとり、またひとりと死んでいく中で、残された者たちが、疑心暗鬼になっていく。謎解きよりも、そういう立場に置かれた人の心情に惹き込まれて、一気に読めました。続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • しん

    しん

    ミステリーの原点とも呼べる本ということで読完。

    クローズドサークルでのミステリーは引き込まれますね。最後の最後まで、犯人が謎で、真相を知った時は衝撃。

    ちょっと名前は覚えにくい。

    投稿日:2024.03.28

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