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浅田次郎 / 文春文庫 (345件のレビュー)
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総合評価:
ナチ_コチ_ショチ
新撰組三部作(輪違屋糸里・壬生義士伝・一刀齋夢禄)の中では、群を抜いて良い小説。
新撰組では、さほど知名度のない『吉村貫一郎』を扱った小説。新撰組に実在した人物で、“明治に入ってから新撰組の残党や関係者のインタビュー”形式でまとめていくという書き方をとっており、小説とは言えノンフィ…クションではないかと思わせるほど巧妙な書き方。泣かせの浅田との異名をとるだけあって、泣かせどころも満載。通勤電車の中で読んではいけない本の筆頭とも思える。『おもさげながんす』盛岡の方言の様だが、いい言葉です。(この言葉、終わらざる夏にもでてきますね) 続きを読む
投稿日:2016.06.18
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のぞみ
次郎衛が吉村に握り飯食わすとこは泣いた。だって食べられないし。泣くとは思わなかった。 様々な視点で形づくられていく壬生の義士。義を貫くことに、身分など関係ないと思った本でした。
投稿日:2024.04.11
ちかち
このレビューはネタバレを含みます
やるせ無さと切なさを感じて、泣く事は出来なかったけど読んでよかった。 はじめは吉村貫一郎と長男に惹かれたが、二人があまりの人格者、無双すぎて、むしろ大野次郎右衛門の方に惹かれた。吉村貫一郎とは違う、如何ともしがたい立場が悲しくて、切ない。。
投稿日:2024.04.09
sambo0217
人生のマスターピースになった。 文章に泣かされたのは本当に初めて、もう言葉が出ない。新選組の予備知識があったおかげで感動もひとしお、でも新選組を取り扱ったというよりは吉村貫一郎が新選組にいたから生ま…れた話のように感じた。 人生のバイブル、再読必至、誰かにお薦めしたい。続きを読む
投稿日:2024.03.19
マリモ
下巻。 五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか"が起こった―義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り"で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。(あらすじより引用) うーわーーーん(´;ω;`) なんてこと。なんてことなの。 「死ぬな吉村」 だし、 「死ぬな嘉一郎」 だし、 なんで二人とも生きる道を選んでくれなかったんやー!病身で寝たきりのところを、帰還したと聞いて起きて迎えた母の気持ちを思うとね…つらすぎです。あたら若い命を。 死に方を考えるのは、生き方を考えることだ。 彼らはただ、義のために生きる、誠の武士だった…。 たった一人で、切腹をした吉村貫一郎。 そして家臣らからも惨いと思うような切腹を命じたのがかつての親友、大野次郎右衛門。 普段料理なんて絶対にしない立場の次郎右衛門が握った握り飯。 切腹のために渡した名刀。 しかし握り飯にも刀にも手をつけず、なまくら刀で苦しんで亡くなった貫一郎に激しいショックを受ける。 そして、斬首となる前、次郎右衛門が貫一郎の息子のために認めた、貫一郎への思いが迸る書状。。 最初はなんて奴、次郎右衛門…酷すぎる…と思ったのに、二人の関係性や次郎右衛門の不自由な立場、脱藩のときの覚悟を知るにつれ、最後のシーンで胸がいっぱいになって涙が止まらない。 さらには長男嘉一郎の無謀な出陣、そして大立ち回りからの最期…という出来事が続き、また涙。 最後、のんびりした先生の「吉村貫一郎」が登場し、彼が父の愛してやまなかった南部盛岡の美しい地に踏み入れる。 彼は父のことはをあまり知らない。でも父の生きたかったように民草のために生きている。 ただ家族を守りたかった、父の思いが道を作っていた。 いやもう、浅田次郎、天才じゃない?? 今更だけどほんま天才じゃない?? まだまだ読んでないのがたくさんあるのよー! 素晴らしいナレーションで物語を引っ張った平川正三さんにも拍手です。(最後の書状は、本では読みづらそうだったので、朗読してもらえて良かったー)
投稿日:2024.03.07
jyunko6822
「上」からの一気読み。 インタビュー形式にしてあるので解りやすく気持ちも揺さぶられてゆく。 男として父として、またはひとりの人間としての 誇りや尊厳、『義』の精神に涙が止まらない。
投稿日:2024.03.03
はるさめマン
武士道っていったいなんなのだろう。 なぜ、こうまで馬鹿らしいと思いながらも、惹かれてしまうのだろう。 殿様ではない、家族という真の主のために義を通した、 吉村貫一郎という本当の武士の生き様に触れ、胸を…打たれました。 武士として、大切な家族のために、貧乏に抗い、懸命に生き抜いた吉村貫一郎。 憎い憎いと言いながら、「死ぬな、吉村」と死地に飛び出そうとした斎藤一。 自分たちが憧れた眩い姿を見せる吉村に羨望の眼差しを向け、なんとか生き延びさせようと奮闘した新撰組の面々。 身分の違いというどうしようもない壁がありながら、それでも友情のために尽力した大野次郎右衛門。 花嫁入りの際、足元を提灯で照らす貫一郎が見えたとこぼしたみつ。 脱藩者の家族と百姓の身分という苦しみに悩みながらも、それでも大好きな父のために戦った嘉一郎。 各キャラクターの心情に触れながら物語を追い、 吉村貫一郎という男を知るたびに涙涙だったのですが、特にラスト、 盛岡の地に次男が帰った時のあの風景、言葉を見たとき、もうダメです。 感情がぐちゃぐちゃになって大号泣しながら読了しました。 こんなに面白い小説に出会えて幸せです。 浅田次郎さん、ありがとうございました。 続きを読む
投稿日:2024.02.22
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