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赤川次郎 / 集英社文庫 (40件のレビュー)
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学者犬
わずか1滴で致死量に達し、検出不可能という毒。しかも、24時間経たないと効果が出ない。その間に逃げられる。 この設定のなかでストーリーを紡ぐわけなのだが、やはり抜群に上手い。さすが赤川先生。 読みやす…く、場面転換が鮮やか。続きを読む
投稿日:2024.01.18
1855818番目の読書家
ミステリー短編集 短編集と言えど、 一編一編に、とある「毒」が共通して登場する。 なので一冊を通して、「毒」を巡る物語を楽しめる構成になっている。 「殺したい人はいるか」 「文字通り〈誰にもバレず…〉に人を殺せるなら、殺すか」 あるカップルの、そんな不気味な会話から始まる。 けれど「命の重たさ」「善悪」「自制心」 そんな重たいテーマではなく。 ライトなミステリー。 続きを読む
投稿日:2023.08.19
けーすけ
そんなバカな!?っていう展開が続く、一つの毒薬をめぐるミステリー。 毒薬に関わった人間はみんな不幸になっていくというのに、開発した本人と、人の手にわたることを阻止しようとする直子は割と幸せに暮らしてい…るという、、、、 話の内容としては読みやすく、どんどん毒薬の持ち主が変わっていくので頭の中で整理しながら読むのが面白かった。ただ、あまりに突然終わってしまったな、、、という感じはある。 毒薬の特性の変化についても納得できるとは言えない。続きを読む
投稿日:2023.03.29
しゃまお
オムニバス形式だけど、「毒」でそれぞれが繋がってゆく作品です。 大前提として「毒」の設定が面白く、一度は考えたことのあるであろう夢の「毒」。 それに翻弄される人たちも多種多様で良かったです。 最後にや…や物足りなさを感じましたが、私の読解力が乏しいのかもしれません。。続きを読む
投稿日:2023.03.09
95円
すらすら読める。完全犯罪を可能にした、もの。毒。人を殺す者と、殺さない者の境界線はなにか。他人の命を絶ってはならないという常識は、自らの人生、また家族の人生を壊してはならないという制御からくるものなの…か。グッと熱くなる展開は無かったものの、あっという間の読了だった。面白い。続きを読む
投稿日:2023.01.10
t
ミステリーは何冊か読んでるけど、恥ずかしながら赤川次郎は一冊も呼んだ事無かったなと思い購入。 下世話なバラエティで見た事があるけど、実際こういう毒ってあるらしいですね。どうなるんだ…と思ってたら、意外…にファンタジーでした。女は逞しい。続きを読む
投稿日:2022.12.03
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