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太宰治 / 新潮社 (679件のレビュー)
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総合評価:
JumbleSoul
斜陽
愛人の太田静子の日記を参考にしたというか、丸写ししたという話もあるが、太田静子は開業医の娘で貴族でも何でもないらしいから眉唾もののエピソード。 主人公の女性は今風でいう面倒臭い女タイプ。好きでもなくな…った男の子供だけ欲しいという考えは男には理解できないが。 続きを読む
投稿日:2014.07.04
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ワンオアエイト
いくつかの言葉が刺さってくる。 「他の生きものになくて、人間がもっているもの それは秘め事」 秘め事があるから、世の中は成り立っている そう思いたい。 「不良でない人間があろうか.不良とは優しさ…のこと」 弱さを見せるためには、優しさがなければ 見せることは出来ない 「人間は恋と革命のために生まれてきた」 何か成し遂げたいものが、必ずあるはず 人間は、 みな同じものという言葉に救われてきた この本を読んで、その胡散臭さがわかった。 同じであるはずがない。 続きを読む
投稿日:2024.04.05
アンリ
気持ち悪い気もするが読後感は悪くない。むしろ良い。しっかり全てを提示してもらっているので、あとはどう受け取るか、受けとめるか、だけ。いい作品を読んだ、という感じ。 上原は貴族の清さを嫌っている。かずこ…と関係を持つが妻の純真さを愛している。非常に気持ち悪い。人間失格の主人公に共通するものを感じた。 少し上原の心理に共感してしまい、あーあとなった。でも自分に若干引く自分もあっさりしていて、そういうお話。続きを読む
投稿日:2024.04.03
職業:自由人と名乗りたい
このレビューはネタバレを含みます
美しい。もっとぐちゃぐちゃしたものを想像していたのだけれど、太宰は文学に昇華させるにあたって、内省とか不満とかを論理に整理するらしい。 テーマが交錯しており、矛盾を孕むようにすら見えるが、それら全てが太宰にとっての真実なのだろう。私小説のようでありながら、こんなにも精緻で美しい。
投稿日:2024.03.28
椎名楓
最後の貴婦人 母が斜陽のように光陰併せ持つ姿 寂しさ、奥ゆかしさ、艶めかしさが好き 上原の妻も似た者かも知れないが、それは貴族という家柄ではなく自然とそういう人なのかも 戦争によって没落する貴族…、 生活力の差はリアルに苦しく厳しい 泡の中のような暮らしは弾けて地面に堕ちた 社会背景を知らないとちゃんと理解は出来ない 母 カズ子 直治 上原 4者別ベクトルで糸で張られて繋がれてるような タイプの違う人間達の苦悩やコンプレックス 斜陽のような人には簡単に惹かれる 明らかな陰を覆う柔らかさ、懐かしくて静かな悦び 自分が母親をどう捉えているのか分からない みんな母親をどういう感覚で認識してるの? 続きを読む
投稿日:2024.03.17
りゅうせい
初の太宰治(あ、メロスは読んだか) 大人になってから読み返したい。まだ全てを吸収しきれてない気がするから。 でも、日本最後の貴族も、ボロボロに壊された青年も、どちらの滅び方も美しくて、、、 死ぬひと…は、きまって、おとなしくて、綺麗で、やさしいものだわ。続きを読む
投稿日:2024.03.06
萌葱
最初は正直あんまり掴めなかった。グッと入り込んでいって面白くなってきたところで終わってしまった。自分の読む力が浅くて悔しい。
投稿日:2024.02.28
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