オーデュボンの祈り

伊坂幸太郎 / 新潮文庫
(2294件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
724
838
497
79
20
  • 良く言えば天才的、悪く言えば理解不能。

    良く言えば天才的、悪く言えば理解不能。
    氏のデビュー作との事ですが、確かに若々しさというか尖った印象を受けました。
    虚と実を織り交ぜた不条理な世界観は何故の連続で頁を捲る推進力にはなっていましたが、それも納得できる解答や伝えたい命題が明確であってこそ。
    後期クイーン問題やカオス理論の独自解釈については解りやすく述べられていたものの、ただそれだけを伝えたいにしては舞台装置が異質で、もっと別の命題があると想像させられるのが自然でしょう。
    そこが読み取れない所に読後をモヤっとさせている一因があるのかと。
    読解力のある方向け。
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    投稿日:2014.06.08

  • 間違いない!

    9年前にこの作品に出会い、ここから伊坂幸太郎さんが大好きになりました。
    今まで読んだこともないジャンルだったので、最初夢中で読み、続けてじっくり2回目読みました。
    今でもときどき読み返したりするほど大好きです。

    伊坂幸太郎さんは作品間で同じような人物(もしくは同じ特徴をもった人物)を登場させることが多いので、
    これを読んだ後は、他の作品がもっと楽しくなると思います!
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    投稿日:2013.10.01

  • 伊坂幸太郎の長編処女作

    不思議な小説である。今回も仙台が舞台の小説ではあるがそこからさらに遠くにある「萩島」が舞台。現実世界と地続きではあるが異世界のような舞台で起こる喋るカカシの殺人事件。実際にはありえない設定なのですが、意外とリアリティをもって読んでしまった。そして伊坂ワールドには必ず登場する「悪意」。今回は主人公の昔なじみの「城山」。淡々と悪事を働くこの男がどう絡んでくるのかと期待して読んでいたのですが、いきなりあっさりと退場するところは若干、物足りませんでした。

    世界を構築してそこで起こる殺人事件を推理する主人公を登場させるというスタイルは、山口雅也の「13人の探偵士」や「日本殺人事件」などがありますが、この作品に関して言えばミステリーといえるほどのトリックや推理が展開されるわけでもなく、なぜ「ミステリー倶楽部賞」を取ったのかがよくわかりません。むしろファンタジーに近いように感じた。不思議と先が気になり、読んでしまう作品で読了後も後味すっきりとでもいいましょうか。

    伊坂作品は、それぞれの登場人物がいろいろとリンクしているのですが、本作の重要人物?であるカカシも度々他の作品に登場しているらしく、他の作品も読んでみたくなった。

    ※「欠けているもの」については、最後まで気づきませんでした。。
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    投稿日:2013.10.26

  • かかしの予言に依存する閉ざされた島

    鎖国状態の島の中心には,未来を言い当てるかかしが.
    未来が見えることの意味,人と関わることによって変わる未来,みたいなことを考えながら読んでいました.
    終わり方はちょっとどうかと思ったので、星4つ.

    投稿日:2013.12.08

  • 独特の世界観

    中盤くらいまでは何が何だかまったくわからず、読んでいるのが苦痛なくらいでしたが、中盤以降は独特の世界観に引き込まれます。
    伊坂ワールドは独特な世界観なので好みがはっきりわかれそうですが、好きな人には堪らない作品なのではないでしょうか。
    これがデビュー作とは・・・恐るべし伊坂幸太郎。
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    投稿日:2014.12.05

  • デビュー作にして伊坂ワールド全開!

    リアルとシュールが入り混じり交錯する伊坂ワールド全開。しゃべる案山子が居たり、人を殺してもいい存在?の「桜」がいるシュールな世界である、「荻島」。
    物語の後半になって仙台と言うリアルな世界が絡んでくると、荻島がリアルで仙台の方がシュールな世界に感じてしまっている自分が居ます。続きを読む

    投稿日:2013.10.04

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ブクログレビュー

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  • ささかま

    ささかま

    本の話ができる貴重な友人?にオススメされて読み始めた一冊。
    未来が見えるカカシ。嘘しか言わない画家。殺人を許されている男、、、などなど。多くの不思議な登場人物だけでお腹いっぱいになりそう。それぞれの「不思議」が話を繰り広げていってくれる。
    未来が見えるのに殺されてしまうカカシ。カカシの言葉は、話が進むにつれて明確になっていく爽快感。ファンタジーのようなミステリーのようなパズルを楽しめた一冊。
    ゆっくりとした時間の中で、噛み締めるように味わって読みたい本だと思う。
    とてもお気に入りの本が、また一冊増えました。
    オススメしてくれた友人にとても感謝しています。
    続きを読む

    投稿日:2021.11.15

  • Reina

    Reina

    ずっと不思議で、ずっとそわそわしてて、だけど穏やかだった。


    生きているだけで色んなことが起こる。


    この島に足りないものを見つけた瞬間は、物語の終わりなのに始まりな気がした

    投稿日:2021.11.14

  • ちー

    ちー

    このレビューはネタバレを含みます

    言葉の表現もわかりやすく、なおかつ『この島に欠けているものはなにか。』と一貫した疑問を投げかけられたので、答えが気になり読みたいという気にさせられた。

    城山が出てくる場面の描写が、キツかった。残酷すぎてなかなか読み進められなかった。こんなに残酷な人は現実世界にいないって思うあたしはノー天気なのかな。


    最終的に答えは出たものの、あたしにとってはなんだかふわっとしてて物足りない。

    島は、伊藤はどうなるの?

    どうしてそれが欠けているものなの?




    カカシが作られるシーンがものそい好き。何かを残す、何かを起こす、その時の人の勢いって凄いよね。

    あと伊藤が好き。

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    投稿日:2021.11.09

  • バウバウ

    バウバウ

    このレビューはネタバレを含みます

    コンビニ強盗を測った主人公が目が覚めたら孤島である荻島でさまざまな人に出会う物語。

    しゃべるカカシ、桜というルール、最初は世界観についていけず何がなんだかよくわからなかったが最後にはすっかり荻島の魅力にハマり込んでしまいました。。。

    確かに音楽の描写がなかったなぁって後から気づき、確かに!って最後に思いました笑

    いやー桜が城山をうったときの嬉しさがたまりませんでした笑笑

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    投稿日:2021.11.07

  • ダイ

    ダイ

    この島に欠けているのは音楽というのが良い

    伊坂幸太郎のデビュー作である「オーデュボンの祈り」。原点にして伊坂幸太郎ワールドを存分に味わえる。
    少し変わった登場新人物たち。そして、彼らの繋がり。また、彼らが放つ、心を打つような言葉の数々。
    「この島には欠けているものがある。」と物語中に何度も出てくるのだが予想はつかない。最後に明らかになるが、この答えがいかにも伊坂幸太郎らしい
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    投稿日:2021.11.02

  • omu

    omu

    未来を知っていて喋るカカシ、人殺しを認められている人間、市場から動けない異常に太った女の人、嘘しか言わないという嘘をついている画家、そもそも外界から孤立している島(のくせしてちょこちょこ交流はしている)っていう風に、異常な世界感すぎて理解するのに一苦労。
    で何か意味を読み取ろうってしてるうちに、人が殺されカカシが殺され…。結局はなんだったんだろう?って思うけど、まあ未来を知ろうとするなってことかな。今その時に起こっている事象の意味を考えて行動しろってことかなぁ…。
    わかんない!!笑けど内容は頭に残るほどに突拍子もなかった!苦笑
    続きを読む

    投稿日:2021.10.27

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