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浅田次郎 / 文春文庫 (113件のレビュー)
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Masahiro Sera
浅田次郎さんの作品らしい7つの短編集。 ヤクザ、中国人、不器用な男や女が登場し、男と女の関係がまずある。 帯の題にもなっている「月のしずく」が一番だったかな。 美人で次々と男を替えるような女性リエが…、金持ちで妻帯者の男性と関係を結び、赤ん坊が出来る。 当然の展開で、結局ケンカ別れになるが、たまたまその場面に出くわしたのが、中年の労務者辰夫。 女性を介抱し小汚ない自分の家に泊めてあげるが、それまで彼女と関係を持った男とは異なり、女性のことを考えて手を出さない。 彼女にとっては新鮮で、心が通うようにもなるが……。 不器用な男の辰夫は、実にいい味を出している。 彼女と関係を結ぶ男性とは真逆だ。 指名手配中のヤクザ岩井章次とその女菊枝、年下だが母親が菊枝のことを可愛がっていた関係で、幼い頃から面識のある和也との、不思議な生活を描く「銀色の雨」も良かった。続きを読む
投稿日:2023.07.20
yuuminanami
読んでいて気恥ずかしくなってしまう作品とこれぞ浅田次郎節(任侠道編)と思う任侠作品が混在した短編集。各作品の評価はつぎの通り。 「月のしずく」★★★ 「聖夜の肖像」★★★ 「銀色の雨」★★★★ 「流璃…想」★★★ 「花や今宵」★★★ 「ふくちゃんのジャックナイフ」★★★★ 「ピエタ」★★★続きを読む
投稿日:2023.06.26
Blue Broccoli
最近、血生臭い系の小説が続いたので目先を変えて浅田次郎の短編集。 私的には浅田次郎の最高傑作は「壬生義士伝」。 浅田作品は登場する凛とした人物が好きで何冊も読んでいます。 この短編集は7つのお話しが…納められていますが私にはイマイチハマらなかった。少し甘めの星3つ。 唯一少しグッときたのは最後の一編の「ピエタ」かな。続きを読む
投稿日:2023.04.28
むぎぎ
有名な「ラブレター」でも涙を搾った浅田次郎。女性の心情すらおてのもの、なはずが、微妙にズレているように思う。特に表題作『月のしずく』はどうなの?ファンタジーと言われればそれまでなんだけれど。
投稿日:2022.02.09
おさるさん
浅田次郎さんの小説はもともと大好きだけど、私の中では、これは頭ひとつ抜けたな作品。 まず表題作、月のしずくで、主人公の優しさと不器用さとその切ない想いに心をぐっと掴まれた。 最初からこんなに良くて、…これを超える作品ないのでは?と次の聖夜の肖像を読んだら、これまたぐぐっと掴まれた。 電車でため息まで出る始末。 不器用だけど、心の良い男性を描くのがとても上手で みんな大好き!と思ってしまう。 そのほかにも、銀色の雨や情景の美しい花や今宵など素敵な作品が連なる素敵な短編集でした。 図書館で借りたけど、手元に持っていたいので買います。 人は皆自己中心的なはずだけど、自分より大事な人を見つけられた時にその前提は覆る。 自分より大事な人を見つけられる人生でありたいなぁと思う。続きを読む
投稿日:2022.01.17
飛べないヤマセミ
7つの短編集。老若男女の主人公、どの視点でも全く違和感なく入り込めるのが浅田次郎の力量。 自分の幼少期の経験もあるのだろうか…
投稿日:2021.11.19
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