【感想】鬼平犯科帳(二十三)

池波正太郎 / 文春文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
6
4
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • カイ

    カイ

    妹の登場が無理やり。小柳の結婚もやっつけ。
    しかし前作よりも明るく終わってよかった。
    おまさのキャラが未だつかめない…

    投稿日:2023.05.23

  • あやごぜ

    あやごぜ

    鬼平犯科帳 (23)

    今回は短編「隠し子」と長編「炎の色」の2話構成です。

    「隠し子」は「炎の色」の前座というか、連作のようになっていて、ここで登場する鬼平さんの異母妹(!)・お園さんは「炎の色」でもなかなかの活躍をしています。
    で、このお園さんが味のあるキャラで、男勝りなのに、同心の小柳さんの前では“乙女”になってしまうところが微笑ましいです。
    そして長編「炎の色」は、女密偵・おまさがメインです。おまさが大活躍するのは良いのですが、私まで夜鴉に不吉なものを感じたようで「これって“死亡フラグ”じゃないよね・・・?」と心配しながら読みました。とりあえず本書においては杞憂でホッとしています。
    同じ隠し子でも、お園さんとは対照的な女盗賊・お夏の行方が知れないことと、それが今後おまさに影響するのかが気になるところですが、なんだかんだでこのシリーズも残り一冊となりました。
    名残惜しいですが、24巻に進みたいと思います。
    続きを読む

    投稿日:2020.07.15

  • ukaiya

    ukaiya

    シリーズの中でも好きな作品。
    お園とお夏、どちらも隠し子なんだけど
    対照的。

    池波正太郎の人間観がうかがわれる。

    おまさとの「つなぎ」(連絡)のつけ方で
    平蔵たちが悩むくだりは、
    スマホ時代から見ると新鮮(笑)続きを読む

    投稿日:2019.05.04

  • 読生

    読生

    主役はおまささんです。
    ほんと色んなこと経験してきたのね、おまささん。

    で、剣客さんはそれで納得したのだろうか。

    投稿日:2018.05.01

  • さら

    さら

    このレビューはネタバレを含みます

    いよいよシリーズも残り2冊だと思うと、読むのを躊躇うというか、読み終わりたくないというか…。
     今回は短編と長編。短編もまるっきり別な話というわけでもなく、関連性があります。二つとも隠し子に係る話です。一人は平蔵の亡き父の隠し子、もう一人は盗賊の頭の隠し子。平蔵にとっては妹になるお園。真実を話す時がくるのか分かりませんが、彼女が幸せになれそうで良かったです。
    そしてもう一人の隠し子、盗賊の二代目頭となるお夏。彼女は火盗改めの手を逃れたようですが、今後登場するのかしら。おまさのことも心配です。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.10.27

  • saga-ref

    saga-ref

    連続の長編。前巻とは打って変わり安心して読めたのは、何の罪もない人が殺められるシーンがなかったせいかも知れない。おまさが大店に引き込みに入ってからの緊張感が程よく、平蔵の采配の冴えが良かった。盗人同士の会話に『二人の低い声が、さらに低くなったので、筆者の耳へ届かなくなってしまった。』なんていう書きぶりにクスッと笑い、著者自身が楽しんで筆を走らせているようすを想像した。続きを読む

    投稿日:2017.09.05

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。