【感想】アニスと不機嫌な魔法使い 4

花房牧生, 植田亮 / HJ文庫
(1件のレビュー)

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  • やお

    やお

    “『いいわ、今回は言うことをききましょう。ただい次も同じとは思わないで。竜の花嫁……あなたは所詮、神の道具なのですからね』

    さあ。名前を呼んで。
    その声に導かれるように、アニスは叫ぶ。

    「門を超えて来たれ<エルパージャ……闇色の母竜<マギストラ!」”

    アニスのキャラが結構好きだ。
    ドレスもかわゆす。
    変な生き物が今回は新しく出てこなくてちょっと残念。
    続き、出たらいいな。

    “「…………アニス様、我が輩は意地悪でもって覚えないフリをしているだけですから。別に記憶力に問題があるとかそういうことではございませんから」
    「あら、そうだったの。でもシドは意地悪だから、少々やり返したとしてもあんまり良心は痛まないわねぇ。いえ、もちろん嫌がらせをしてはいけないわ。そこは肝に銘じているんだけど、でもそれでもなお我慢できないのが……そうね、破滅への衝動っていうのかしら。ちょっとロマンチックな言い方よね。ほんとは落とし穴を掘って自分ではまるような真似なんだけど。最近分かってきたの」
    「大人です、アニス様」
    「シドが起きたらきっと『お前はあのとき何を喚んだんだこの大馬鹿野郎……』なんて怒り出すんだろうなあ。それを思うともう少し寝ていて欲しいくらいなんだけど、だめよね、そんなこと祈ってしまっては」
    「我が輩、永眠でも構わないかと思います」”
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    投稿日:2009.08.11

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