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花房牧生, 植田亮 / HJ文庫 (1件のレビュー)
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やお
“『いいわ、今回は言うことをききましょう。ただい次も同じとは思わないで。竜の花嫁……あなたは所詮、神の道具なのですからね』 さあ。名前を呼んで。 その声に導かれるように、アニスは叫ぶ。 「門を超え…て来たれ<エルパージャ……闇色の母竜<マギストラ!」” アニスのキャラが結構好きだ。 ドレスもかわゆす。 変な生き物が今回は新しく出てこなくてちょっと残念。 続き、出たらいいな。 “「…………アニス様、我が輩は意地悪でもって覚えないフリをしているだけですから。別に記憶力に問題があるとかそういうことではございませんから」 「あら、そうだったの。でもシドは意地悪だから、少々やり返したとしてもあんまり良心は痛まないわねぇ。いえ、もちろん嫌がらせをしてはいけないわ。そこは肝に銘じているんだけど、でもそれでもなお我慢できないのが……そうね、破滅への衝動っていうのかしら。ちょっとロマンチックな言い方よね。ほんとは落とし穴を掘って自分ではまるような真似なんだけど。最近分かってきたの」 「大人です、アニス様」 「シドが起きたらきっと『お前はあのとき何を喚んだんだこの大馬鹿野郎……』なんて怒り出すんだろうなあ。それを思うともう少し寝ていて欲しいくらいなんだけど、だめよね、そんなこと祈ってしまっては」 「我が輩、永眠でも構わないかと思います」”続きを読む
投稿日:2009.08.11
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