砂の器(下)

松本清張 / 新潮文庫
(138件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
28
54
41
5
0
  • ラストまで一気に読みました

    ラストシーンは、映画やドラマと違い、あっけない幕切れにチョット、フラストレーションが残りました。エ、犯人との対決は無いの?って感じですが、途中までこいつが犯人かと思わせていながら、ひっくり返される感じは、心地よい逆転劇でした。清張3部作完読しました。続きを読む

    投稿日:2016.08.08

ブクログレビュー

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  • らじヲ

    らじヲ

    ジェンダーフリーとか色々言われているけれど、いろんな意味で少しずつ時代は多様化を容認する形に変わってきていると実感した作品でした。
    犯罪捜査だって、防犯カメラとか科学的な捜査とかでこの小説の時代とは全然違うし…。
    良くも悪くも社会は変わっていくのだな。

    この犯人は親が世間で忌み嫌われた病であるという自分ではどうしようもないことで犯罪に手を染めてしまう。
    今の世だって親や兄弟が犯罪者というだけで苦労する人もいるし、犯人の婚約者のように親の地位が高いことで苦労なく生きていく人もいる。
    社会って平等じゃないよな…とも感じたお話でした。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.10

  • anakenn50

    anakenn50

    このレビューはネタバレを含みます

    「砂の器」を読んだのは、多分中学の夏休み。
    静岡の従兄弟の家で、その一部を読んだ記憶があるから、今頃の夏休みの頃だろう。 
    横溝正史に夢中になりながら、その解説で取り上げられる外国のミステリー作家の名前を覚えたり、国内の他の推理作家に少し興味を持ち始めていたのだと思う。
    今回、読み返してみて、一番驚いたのは、自分の記憶力。
    全くと言って良いほど、覚えていなかった。
    もちろん、犯人は覚えていたが、ストーリーでは、冒頭の殺人のシーンと、若い女が電車の窓から切り刻んだシャツを捨てるシーン、それと何故か方言に関する専門書の記述の箇所。
    それ以外は、まるで初めて読んだ作品のように読んだ。
    確か、二度くらいテレビやDVDで映画も見た筈なのだが。
    これを中学生で読んで、完全に面白いとは思えなかっただろう。
    やはり、当たり前だが、読書にも個人差があり、当時は早過ぎたので、あまり夢中にならなかったのだと思う。
    僕は、負け惜しみのようだが、若い頃の読書ばかり勧めるのは、どうなのだろうかと、最近思い始めた。
    もちろん、活字離れと言われて久しいし、寂しいことだが、若い頃読んだ本をもう一度、或いは二度、三度読むということの方が大事だと思い始めたのだ。
    この作品で、癩病のことを知り、後に北条民雄の「いのちの初夜」を読んだ。
    癩病のことを知らなければ、手に取らなかったかもしれない。
    超音波を使った殺人や、「亀田」と「亀嵩」の誤解、映画館での真相にたどり着くまでの経緯など、今読んでも面白いが、終わりの方が、何となく駆け足のように思えた。

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    投稿日:2021.07.23

  • chikagoroo

    chikagoroo

    このレビューはネタバレを含みます

    犯人は絶対に関川だと思ってたので見事に騙された、、!

    映画館の写真から犯人を結びつけたのはちょっと強引かなと、、そこがちょっと残念。
    ただ、自然死に見せかけて殺害した方法や、戸籍改竄は素直にすごいと思った。
    空襲で元の戸籍が焼けてしまったから、というのもその時代ならでは。

    原作を読んだ後に映画も見た。
    映画では和賀の過去が詳しく描かれており、原作でももっとその部分があればよかったなーと思う。
    和賀のパーソナルな部分が見えないからこそ、関川が犯人のように見える仕組みなんだろうけど。

    関川は関川でとんでもない奴。

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    投稿日:2021.02.06

  • ちょっかん

    ちょっかん

    友達が持っていたので、借りて読んだ。最初の事件での方言を頼りに捜査するところから、謎が徐々に解けていき、非常に読みやすい作品だった。

    投稿日:2021.01.21

  • ライプニッツ

    ライプニッツ

    トリックの精緻さ、捜査の進展の自然さ、謎解きの瞬間の快感、といった推理小説において一般的に求められる点において本作が特段優れているとは思いません。

    しかし、私は間違いなく傑作だと思います。
    一つの殺人事件の捜査という流れの中で、当時の社会の情勢、負の部分を、裏付けのある事実と淡々とした筆致によって克明に描き出し、終始リアリティーと重々しさのある世界観に読者を没頭させます。これは、筆力のみならず、幅広い博学知識と社会を冷静に鋭く評価できる洞察力、そして労を厭わない取材力がなければなせない技だと思います。

    また、ハンセン病、戦争被害といった社会問題が当時どのような意味を持っていたのかということを考える上でも非常に参考になる作品でもあります。
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    投稿日:2021.01.11

  • しんじ

    しんじ

    最後のトリックは少し意外なものでしたが、昭和の時代背景も読み取れる話で、するすると読むことができました。

    投稿日:2020.11.15

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