探偵はバーにいる

東直己 / 早川書房
(311件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
14
83
127
43
10
  • 東さんが見えるような

    ススキノ探偵シリーズを1巻から読んでいます。驚いたのはシリーズの進行にしたがって主人公の俺が年齢を重ねていくこと。海外の探偵小説では「スペンサー」シリーズが有名ですが、こちらは長年にわたるロングランにもかかわらず、主人公のスペンサーや脇役陣がそれほど歳をとらないままです。確かにシリーズものでは、作品が発表された期間(年数)に比べて、登場人物達の年齢はほとんど変わらない場合が多いのですが、ススキノ探偵は見事に老けていくのです。そして、シリーズ後半の「俺」の変わりようはそのまま作者の東さんが生きてきた道程のように思えるのです。札幌のススキノにも足を運んで、作品に出てくるビルや店(実在しないのですが)を探して裏道をブラブラしてきました。東さんに会えるかも・・・続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • 札幌の地図を買いたくなります

    今となっては古い時代記述もありますが、探偵小説としては良質なお話です。すすきのという場所には極端ではあるけれどもありそうな事件ということで面白く読めました。

    投稿日:2013.09.29

  • やり過ぎてないノワール感は適度な憧れの世界??

    色々と経緯があって積読を掘り起こす事に。
    札幌・ススキノ界隈を舞台にしたハードボイルドもの。
    酒、女、博打、喧嘩、風俗、ヤクザ、クスリと教科書通りの舞台装置ですが、どれもやり過ぎ感はなく、馳星周程ではない適度なノワールの雰囲気を味わえます。
    退廃的な生活を夢見る身としては程よくリアルで堪りませんね。
    ミステリの側面から読むと、主人公が首を突っ込むには切っ掛けが弱い気もしましたが、ホワイダニットとして意外性のある結末にも驚かされましたし、読み応えは十分。
    北海道出身という贔屓目を差し引いてもお勧めできる娯楽作品かと。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.09

  • ススキノアル中探偵

    アル中探偵ちうことで、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズを想起。それを札幌ススキノ舞台に移植しちまった、と。主人公はマットよか数段カッコ悪いが、実にリアル。北大出のインテリっぷリも、対するチンピラや「こども」の頭悪い感じもリアルで良い。著者も冒頭で書いているが「今は昔」感が味。そっか、ケータイが無い時代って、誰かに何かを伝えたい時はこうするしか無かったんだ、と。続きを読む

    投稿日:2013.09.28

  • 28歳の俺

    シリーズ1作目。映画「探偵はバーにいる」の1本目は小説2作目の「バーにかかってきた電話」になっていて、原作の1本目はタイトルだけが使われている形になっていますが、この作品も是非、映画化して欲しい内容。重要な役割を果たす「モンロー」がどんな配役になるものなのかそれだけでも知りたいです。
    主人公が50歳くらいなったときの作品「旧友は春に帰る」に遠くつながっている作品です。シリーズの重要な作品だけにやはりこれから読むのがお勧め。
    しかし、これを読むとウイスキー「スーパーニッカ」を飲みたくなります。売っているところはあまりないのですが、2000円くらいのウイスキーなので、これを用意してから読み始めると主人公の気分により近い感覚になるかもしれません。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.27

  • 主人公の自堕落さと虚勢が面白さを生みだしている

    本作は、映画「探偵はBARにいる」の前の話になります。映画のちょっと明るめなハチャメチャ感はあまり感じず、ハードボイルド風に過ごす主人公のキャラに味があり、ハマります。
    生活は自堕落。カッコつけようとしてそこまで到達できない現実。その辺が滑稽だったりしますが、そこがこの作品のいい味を出している部分だと思います。
    私は映画より小説の方がストーリー展開が面白く、シリーズを一気に読んでしまいました。映画を見たことがある人も、読んで損はない作品です。
    続きを読む

    投稿日:2013.09.25

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ブクログレビュー

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  • シキモリ

    シキモリ

    本シリーズが原作の映画作品は全て鑑賞しているので、今更感はありながら手を出してみました。シリーズ初作品とあってか、主人公<俺>の年齢設定28歳に先ず驚き。流石に【ススキノの顔利き】という人物設定において些か説得力に欠けるのは否めず。また、主人公の心情描写と実際の出来事の境目が曖昧で、場面場面で何が起きているのか非常に分かり難かった。ハードボイルドに成り切れない俺の三枚目なキャラクター、テンポよく進むストーリーなど魅力的な部分はありながらも、乱雑さが目についてしまった。続けて手を出してみるか非常に悩ましい。続きを読む

    投稿日:2019.09.28

  • わか

    わか

    メディア・マーカー読了RSSで興味。
    ずいぶん、興味を持ってから読むまでに時間がかかった上、すでに映画化されてるし汗
    昔の作品だが、非常に、良い意味でも悪い意味でも今っぽい。すごい軽いタッチで、ライトな作品。
    ハードボイルドなのか、なんなのか。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.21

  • kinoconbu

    kinoconbu

    一般的なミステリーと比べると事件の内容はありふれたものでしたが、探偵のキャラが良かったです。
    ハードボイルドってよく分かりませんが、きっとこういう人のことなんだろうなと思わせてくれる感じでした。
    けっこう隙がある感じも好感が持てました。続きを読む

    投稿日:2019.02.11

  • coco18shiba

    coco18shiba

    映画のみ見ていました。主人公の名前が一切表記されず、「探偵」や「俺」などで物語が進められていたので面白かったです。

    投稿日:2019.01.23

  • Talking Heads

    Talking Heads

    ストーリーとしてはあまり目新しい所もなく、主人公の性格設定や会話を楽しむという作品なのかなと思う。
    ハードボイルド風テイストのつもりなのだろうが、あまり笑えない会話が多くて、映画の方が面白い珍しい作品だと思う。続きを読む

    投稿日:2018.09.02

  • millety

    millety

    探偵はバーにいる
    作者「東直己」さんのデビュー作。
    本作が、大泉洋さんと松田龍平さんが主演された映画『探偵はBARにいる』(2011年公開)の原作かと思いきや、映画の原作は2作目の『バーにかかってきた電話』なんですね。

    先に原作を読みたい派なので、映画はまだ観ていませんが、
    主人公=大泉洋さんというイメージが刷り込まれてしまっていたので、大泉さんが演技したらこんな感じかなと、あちこちでついつい想像しちゃって、2倍楽しめました。

    登場人物やキースポットが多くて、途中で人物相関図と関係施設一覧が欲しい!思っちゃいました。

    「ススキノ探偵シリーズ」は第12作まで出てるんですね!大泉洋さんが好きだし、シリーズ物は読み慣れるとその世界観を楽しめるので、少しずつ消化していきたいな。

    私も「お金」や「体重」の奴隷になっている面があるんじゃないか?「生きがい」を持って生きていきたいと切実に思いました。

    368ページ
    「一ヶ月で貯金が五十万超えたり、体重が五キロ減ったりすると、それでもう夢中になっちゃうのよ。」
    「おもしろくなるのよ。お金は貯めれば増えるし、絶食すれば体重は減るわ。そして、捨てた欲望とキープした時間が、目に見える形になって残るんだわ。そうなれば、あとはお金や体重の奴隷よ。人生に生きがいを持ってなけりゃ、貯金通帳や体重計の数字に、たやすく乗っ取られちゃうわ」
    続きを読む

    投稿日:2018.07.24

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