【感想】これからはあるくのだ

角田光代 / 文春文庫
(57件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
7
18
22
3
3
  • 角田さんらしい短編小説です。

    ちょっとだけ内容を説明すると、角田光代さんは以前は自転車に
    乗っていたそうなんですが,ある事件をきっかけに自転車を乗るのを辞めて
    しまったのだそうです。それで・・・「これからは歩くのだ・・・」となったようです。
    想像ですが,これは小説というよりも角田さんの実話なんじゃないかと思いました。
    どの短編も長すぎず、短すぎず、ちょうどよい長さでまとめているところがさすがです。
    面白い話が多くて楽しんで読ませていただきました。(●^o^●)
    続きを読む

    投稿日:2015.04.03

  • いつもの感じ

    いつもの感じのエッセイです。まぁなかなか面白い方です。
    文章力がありながら,肩に力がはいらず気軽に読めるところが良いところでしょうか。

    投稿日:2016.06.19

ブクログレビュー

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  • マメム

    マメム

    角田光代さん初読みのエッセイ『これからはあるくのだ』の感想になります。

    エッセイですが最後の「−あとがきにかえて」は、角田光代さんの「生きる」ということの真髄に触れた気になり、とても気持ちの良い綺麗な終わり方だなぁと感じました。

    本作は角田光代さんの幼少期を含めたエピソード満載ですが、私のお気に入りは『「引っ越しました」最新版』ですね♪
    表題作に相当する『これからは歩くのだ』も面白いエピソードでしたが、『「引っ越しました」最新版』はより笑えました。

    150頁ほどの短編集ですのでランチやアフタヌーンティーのお供にオススメです。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.22

  • さいち

    さいち

    日常のなかにある奇妙な事象を丁寧に掬い上げたようなエッセイだった。それを共感できなかったり、面白くないと感じたりする人がいるのは当然のことで、その逆もまた然り。
    私としてはとても面白かった。
    解説が三浦しをんさんだったのも、二度美味しい感じだった。続きを読む

    投稿日:2023.08.27

  • moboyokohama

    moboyokohama

    31のエッセイ。
    中で、表題と同じ「これからはあるくのだ」が気に入りました。
    自転車が嫌いになってだから「これからはあるくのだ」になるのですが、人間のわからない部分、嫌な面を見てしまった重い話がこの「オチ」で一転、スカッとしました。続きを読む

    投稿日:2023.08.12

  • Anony

    Anony

    感想
    一般論を述べるエッセイ。一見矛盾しているようだが、そこにはある種の真理が隠されている。自転車が嫌いになるエピソード。悪意に嫌気が差す。

    投稿日:2023.01.27

  • みなと

    みなと

    エッセイ
    特別面白くはない
    角田さんが衝撃を受けたというピンクフラミンゴっていう映画いつか見てみたいと思った

    投稿日:2023.01.06

  • tikuo

    tikuo

    角田光代のエッセイ集。短編は全体にめちゃくちゃ短く2~5ページ程度というもの。

    自転車で出かけたら、後ろで老人が倒れた。自転車は走っていたわけでもないし、老人に接触したわけでもない。しかし横にいた女性は「自転車が高速でぶつかった」と証言する。それ以来自転車に乗りたくなくなった。(表題につながるエッセイ)

    短いし、読みやすかろうと疲れた年末に開いてみたものの、あら不思議、全く頭に入ってこない。いや、入るんだけど、入った端から抜けていくという、全くもって印象に残らないエッセイ集である。

    全体に、昭和初期の文豪の日記を模したような、ふわっとした思わせぶりな文章であり、かと言って暗喩があるわけでもないので、本当に思わせぶりなだけな文章である。救いはそれぞれ短いことのみ。

    半分以上読み進めてから、あまりの印象のなさにどういうことかと分析しながら読んでいたが、どうやら主語がない、もしくは、主語が曖昧(世の女性、など)なのである。通常エッセイというもの、どうしても自分を主にするか、敵を増やしても親や友達をネタに仕上げるかというものであるが、そういうのがほとんどない。まれに、自分を使ってる程度。

    また、とある出来事から、ある物や人物に焦点を絞っていって、視点を引き寄せてから拡げるというのがエッセイの王道展開なわけだが、焦点を絞ろうというところで「世の女性は」などとぼやかしてしまうのである。そりゃさ、印象に残る文にならないって。坂口安吾とか、太宰治なんかがやってるのを真似したのかもしれないが、いくら何でもテーマ的に無理じゃないのか。

    この人、エッセイはだめかも。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.05

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