【感想】社長の手紙 2000社の赤字会社を続々と救った!若い人たちに贈り続けた大切なこと

長谷川和廣 / プレジデント社
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  • koyama1026

    koyama1026

    10/10/25 進化論
    ------------------------------------------------------------------


     と仕事一筋、

     しかもビジネスの世界の中でも

     「5社の外資系企業」
     「事業再生」

     という非常に厳しい世界、分野で
     実績を上げ続けてこられた方。



    ■いつも程よい緊張感を感じながら、お話を伺ったり、
     相談をさせていただいております。


     私はありがたいことに長谷川さんはじめ、
     2回りから3回りほども目上の方
     (そして大きな成果を上げてこられた方)

     からいろいろご指導頂ける機会が多いのですが、
     そのようなご縁を通して感じるのは、


     【 人間、必ず「重し」が必要である 】


     ということ。



    ■悲しいかな、人間はうぬぼれやすい動物で、
     特に公私にわたって調子がよかったりすると、


     ・ひょっとして自分は凄いんじゃないか!?と勘違いしたり

     とか

     ・回りの人がアホに見えてしまったり
     
     とか

     ・長期的な視点をすっかり忘れ去って
      目先のことだけを追いかけてしまう

     とか

     ・視点が自分中心になる

     とか、

     いろんな弊害が出てくるものです。



    ■そして特にこれは若くして起業した(そして成功した)
     りしたとき、特に陥りやすい罠。
     

     これはいつも長谷川さんに注意されるのですが
     そんなときには


     「何年も好調が持続し続けることはない」
     
     「必ず人生(あるいは事業)には波がある」


     という世の中の真理をきれいさっぱり忘れて
     しまっているのです。



    ■しかも自分が社長で上司もおらず、

     自分が一番上の立場に立ってしまうと
     誰も注意、忠告してくれる人がいなくなってしまうので
     どんどん「天狗」になっていく。

     そうして「裸の王様」に。


     そんな人を少なからず見てきましたし、
     私自身も道を踏み外しかけた

     (いや、正直に告白すると、踏み外した)

     こともありました。



    ■しかし、今もなんとか致命傷だけは負わずに
     生きながらえているのは、おそらくきっと、

     長谷川さんはじめとする、あらゆる経験を重ね、
     智恵を身につけてこられた諸先輩方からの忠告、メッセージ、
     といった
     
     「重し」

     をどこか頭の上にいつも感じていたからでは
     なかろうかと思うのです。



    ■特に長谷川さんは

     「誠実」「信用を重んじる」「小さなことを疎かにしない」

     という姿勢を徹底されてきた方。


     お会いするたび、長期にわたり、ビジネスに携わり
     続けるための基本的姿勢のようなものを教えてくださり、

     「組織上の上司」

     がいない私にとって、本当に貴重でありがたい姿勢を
     学ばせていただいている方なのです。



    ■先日、

     ビジネス人生40年以上にわたり気づいたことを記した
     ノート200冊を越えるメモのエッセンスが凝縮された



     【今日のお薦め本 2000社の赤字会社を続々と救った!
               ─社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 】

      長谷川 和廣 (著) プレジデント社

      http://amazon.co.jp/o/ASIN/4833419432/2ndstagejp-22/ref=nosim


     という本を上梓されたのですが、
     その冒頭にも


     ------------------------------------------------------------

             【横着者は生き残れない!】
     

     これからの世の中、絶対に生き残れないと思うのは、次の四つの
     タイプだと思います。
     
     (1)怠惰・ルーズな人、(2)信用がない人、(3)弱い者に高圧的に接する人、
     (4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人……。

     私は、これらすべての人を総称して「横着者」と呼んでいます。


     そして私のいう「横着者」はみな、
     「本当は力があるのに、それを出し惜しみしている人」であり、
     「自分からは動こうとしない依存心の強い人」です。
     
     どんな仕事でもまずは、とことん、やってみることです。
     そんな強い気持ちがなければ絶対ダメですよ。

     初めから「なるようになれ」というのは、実社会では“手抜き”と
     取られてしまうのです。

     
     とくに二〇代、三〇代は失敗覚悟でがむしゃらに行くべきです。
     がむしゃらに取り組んでいくと必ず、解決のヒントが見えてくる
     というのが、私の四十年のビジネス人生から出た実感です。
     
                            (引用ここまで)
     ------------------------------------------------------------


     という手紙(メッセージ)を若いビジネスパーソンに
     贈られているのが、まさに長谷川さんらしい、

     と思わずにおれませんでした。



    ■ここにあるような


     (1)怠惰・ルーズな人
     (2)信用がない人
     (3)弱い者に高圧的に接する人、
     (4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人……


     を徹底して嫌い、

     「私は、これらすべての人を総称して『横着者』と
      呼んでいます」

     といわれているのは

     可能性のある若手ビジネスパーソンに対する
     厳しくも愛のあるメッセージであると感じます。



    ■こういったことを伝えてくださる方を身近に
     持つことは本当に大切で


     【 人間、必ず「重し」が必要である 】


     と改めて思った次第です。



    ■「重し」が身近にいらっしゃる方もそうでない方も、
     ぜひ、この本、お読みになってください。
     (特に若手ビジネスパーソンは)
     
     きっと仕事に取り組む姿勢が変わると思いますよ。
     そしてその「姿勢」こそが、ほかの何よりも大事なのではない
     でしょうか。
     

     【今日のお薦め本 2000社の赤字会社を続々と救った!
               ─社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 】

      長谷川 和廣 (著) プレジデント社

      http://amazon.co.jp/o/ASIN/4833419432/2ndstagejp-22/ref=nosim



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    投稿日:2019.05.31

  • prepre1212

    prepre1212

    人気、人からの信頼は出世の必要条件
    切れ味とは単なる反射神経でしかなく、すべての出来事にに対して逃げずに真正面から受け止める力こそが、真に実力のあるリーダーに必要
    行動力、情報収集力、判断力、決断力

    投稿日:2016.06.18

  • hikari1234

    hikari1234

    行動する人/横着者の人・仕事のプロになれる/人最後までアマの人・リーダーになる人/使われて終わる人・成果を上げる人/結果を出せない人・味方を作れる人/敵ばかりが多い人・仕事が上手な人/数字が残せない人 などなど手紙形式のメッセージです。 思わずメモしたくなる135の言葉。続きを読む

    投稿日:2015.02.13

  • yoheyjp0905

    yoheyjp0905

    日経ビジネスで紹介されていて、読んでみました。

    今まではほとんど知らなかった方なのですが、企業再生のプロフェッショナルらしいです。
    云わば、ダメな会社ばかり見てきた人の言葉なので、その重みも人一倍あります。

    自分としては耳が痛い言葉が多く反省です。
    仕事があまり上手くいっていない時に読みたい一冊です。
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    投稿日:2011.06.18

  • 隆一郎

    隆一郎

    「100点を取るのは難しいのに、なぜ大人は毎回100点が取れるんだ
    ろう?」と疑問に思った土井は、その秘密についてよく考えました。

    その結果、わかったのは、「社会人はやり直しがきくから」という
    ことでした。

    もし、前回のテストが85点だったら、次は間違った15点分の問題を
    やり直し、絶対に100点が取れる状態にまで学習する。

    それができれば、最初がたとえ19点だって、100点満点まで持って
    いくことが可能なのです。
    (ちなみに19点は土井が高校生時代に取った最低点です)

    本日ご紹介する一冊は、これまでに2000社を超える企業の再生に関
    わり、ベストセラー『社長のノート』でも知られる著者が、不器用
    でも100点を取れる仕事術を公開した一冊。

    ※参考:『社長のノート』
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761266031/businessbookm-22/ref=nosim

    「カミソリより、斧になる」「恐れられる人になる」など、抽象的、
    感覚的な記述が目立つ部分もありますが、一方で、「残業は朝にや
    れ」「固有名詞は覚えなさい」など、しっかり何をすべきかにも言
    及している点が、実用的です。

    基本的には、成果が出せていない人向けの本ですが、経営者の立場
    からすれば、「自分はできる人間だ」と思っている器用な人にこそ
    読んで欲しい内容。

    あなたの会社の「自称デキる社員」に、ぜひ買って読ませて欲しい
    一冊です。


    これからの世の中、絶対に生き残れないと思う人
    1.怠惰・ルーズな人
    2.信用がない人
    3.弱い者に高圧的に接する人
    4.チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人

    「次までに調べてきます」──資料やデータの不備を指摘したとき、
    こう答える部下を私は信用しません

    優秀な社員ほど実は残業をしている

    例えば企画書──。私は“七〇点”の出来で提出する部下を許しま
    せん。なぜなら会社は、学校ではないからです

    営業訪問で、一〇人に会って九人が買ってくれたA君と、一〇人に
    会って三人しか買ってもらえないB君なら、優秀なのはA君です。
    しかしA君が一〇人に会っている間に、もしB君が四〇人に会った
    としたら、単純に計算して成約数は四倍の一二人ですから、成績上
    位はB君。A君同様、優秀に見えるのに成績が上がらない人は、身
    体を動かしていないのです

    ビジネスは、いかにリスクを潰すかが勝負。問題に目をつぶる人は、
    単なるギャンブラーにすぎない

    行き詰まりを感じるときは、概して情報不足の場合が多い

    “できる/できない”ではなく“やる/やらない”に焦点を当てて叱る

    仕事において「濁」を知ることは大切ですが、どんな場合でも、
    「濁」は呑むべきではない

    上司が無能だとボロクソに語る部下を抜擢することを、私はほとん
    どしませんでした

    残業は朝にやれ!

    才能より「継続は力」が勝つ

    自分自身のなかに、自分を叱ってくれる自分を持つこと

    マジメとケジメ。この二つが、確固たる人脈をつくるキーワード

    カミソリより、斧になる

    評価されたら、二倍働く

    恐れられる人になる

    固有名詞は覚えなさい

    「多くの仕事をしようとするなら、今すぐ、ひとつの仕事をしなさい」
    (マイヤー・ロスチャイルド)


    ◆目次◆

    第1章 行動する人 横着者の人
    第2章 仕事のプロになれる人 最後までアマの人
    第3章 ツキを呼び込む人 スランプを招く人
    第4章 リーダーになる人 使われて終わる人
    第5章 仕事が上手な人 数字を残せない人
    第6章 成果を上げる人 結果を出せない人
    第7章 味方をつくれる人 敵ばかりが多い人
    第8章 時代を変える人 時代に飲み込まれる人
    続きを読む

    投稿日:2010.10.05

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