【感想】新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

ヨースタイン・ゴルデル, 須田朗, 池田香代子 / NHK出版
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
9
5
12
1
1
  • ファンタジーを通して、深く物事を考える体験ができます

    数年前にベストセラーとなった本が電子書籍となりました。
    ものがたり(ファンタジー)なのですが、その背後に西洋の哲学の知恵がちりばめられています。
    知らず知らず深く物事を考える力がつくことでしょう。

    投稿日:2016.01.30

ブクログレビュー

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  • あまうぃ

    あまうぃ

    児童文学×哲学。
    哲学入門にはちょうど良い。
    ヘレニズムのストア哲学、エピクロス主義が好み。
    プラトンの考え方は斬新。
    時間を置いて再読したくなる本。

    投稿日:2023.11.26

  • aqua

    aqua

    このレビューはネタバレを含みます

    哲学の歴史を学びながら、不思議なことに巻き込まれていく少女ソフィーの物語。
    噛み砕いて教えてくれる先生の説明は、哲学初心者の私でも分かりやすい。知識として定着させる前段階の、興味を持って自分の頭で考えることや、人の体温を感じるような哲学に直接触れられる点が良かった。ソフィーは先生の話についていけているようだったけれど、じっくり腰を据えて考える必要のある事柄も多くあった。
    先生も含め、ソフィーを取り巻く出来事は不可解で不安を掻き立てられる。上巻の最後は、人間を弄ぶ神の存在が示唆されてSFホラーの様相だった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.09.22

  • D×D

    D×D

    哲学の歴史についてストーリー性を持たせて流れるように読みながら学習もできる素晴らしい本。いつか時間があったら読み返してみたい。

    投稿日:2023.08.03

  • アオツキ

    アオツキ

    ノルウェーの少女と一緒に古代ギリシャからの西洋哲学の流れを学べる。一冊目としてはとっつきにくいかもわからないが、他の哲学入門書を読んだあとであれば、各哲学者の思想が整理されて理解が深まる。繰り返し読みたい本。続きを読む

    投稿日:2022.10.27

  • ねじまき鳥

    ねじまき鳥

    15歳の少女ソフィーがある哲学者と出会い、自らの存在の謎を解いていく話。ファンタジーの物語と、初心者向けの哲学講座がミックスされた本である。少年少女に話しかけるようにヨーロッパの哲学史をわかりやすく説明してくれているため、どの世代でも楽しめる内容ではないだろうか。昔読んだ本だが、新装版が出たということで久しぶりに手に取ってみると、まったく内容を忘れていた。初めて読むように楽しませてもらった。続きを読む

    投稿日:2022.10.06

  • D-Rinn

    D-Rinn

    サスペンスミステリー調のストーリーにも引き込まれることはもちろん、ソフィーに対する哲学講義が非常に筋道だってて哲学の系譜があらあらっと理解増しました。

    序章で哲学者とは白兎の毛の先っぽで踏ん張り奮闘する知的好奇心オバケなんていう、哲学者の心得みたいなところから始まり、まだ手をつけていなかった自然哲学者から古代ギリシャ三代哲学者なんかをさらってくれて(プラトンのイデアとアリストテレスの経験主義的な対比なんかも)、18世紀イギリス経験主義まで駆け抜けてくれてます。個々の哲学者の思想と、前時代とのつながりを拾ってくれてるので、体系だった学習としても最適ではないでしょうか。

    ソフィーの気だるいツッコミなんかもちょうど良いアクセントになるし、北欧だからか全体的に重苦しい雰囲気も哲学のテーマにマッチしてて、児童書のようですがおじさんにも良い負荷をかけてくれます。後半からのストーリー展開気になる、これハッピーエンドするんかな?
    続きを読む

    投稿日:2022.04.16

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