【感想】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6(イラスト簡略版)

渡航, ぽんかん8 / ガガガ文庫
(52件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
31
12
5
0
0
  • 今まで居なかった新ヒーロー

    正直、この巻を読むまで主人公を舐めてました。
    彼は、正真正銘ヒーローです。
    今回は文化祭ということで、奉仕部の面々も文化祭を成功させるため各々奮闘していきます。
    主人公八幡はうまく機能していない文化祭準備を立て直そうと静かに動き出します…

    読後の感想は、こういう終わり方は想像してなかったという意外性もあり、悲しみもあり、何より八幡を応援したい気持ちになりました。
    八幡がんばれ
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    投稿日:2013.09.24

  • 八幡は自分に優しくなれるのか

    廉価版はイラストが表紙だけしかありませんが、これで300円近く安いのは嬉しいです。Reader端末で読むと、妙な形のフォントが散見されますが、これは完全版でも一緒なのかな?描写が丁寧なので、挿絵はなくても問題ないと思います。少しさみしいですけどね。

    学園ものの定番である文化祭を描いたこの6巻。今までの1~5巻も面白かったですが、スピード感やクライマックスの哀しさはそれらを大きく凌駕していると思います。読み終えるのがさびしかったくらいです。それくらい、この6巻の出来はすばらしい。これを読むだけでも5巻まで読む価値がありますよ。

    主人公の八幡については、スクールカースト内で思考停止する多数派に対してのアンチヒーローで、それ以上でもそれ以下でもないと思っていましたが、みくびっていたようです。彼の解決法は最低と言われるかもしれません、他に方法があったのかもしれません。でも、誰でも救ってしまう。救われた本人に自覚がなくとも、感謝のかわりに嘲笑をあびせられても。

    その姿は、この作品にしか描けないヒーローがそこにいると感じさせるものでした。孤高をうそぶきながら、寂しさも感じていないわけないはずの主人公がどうなっていくのか、ますます楽しみにさせてくれた巻でした。
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    投稿日:2015.02.03

  • 普通なら選べない解決法

    ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡(※ただし、残念ゆえの、一人ぼっちの信念が半端ない)が、「奉仕部」に入り、学園一の美少女(かつ才女)・雪乃(※ただし、突出しているがゆえの、一人ぼっちの信念が揺るぎない)と出会い、様々な人の問題を導いていく話。

    6巻は文化祭実行委員会の中での問題を捉え、文化祭当日までが描かれています。八幡流の問題の「解決」が描かれています。八幡はぼっちであるがゆえに、問題を抱えている人物の肩を持ちつつ、問題解決へ乗り出すことはありません。逆に、雪乃は問題を抱えている人物の肩を持ちつつ、問題解決へ乗り出します。

    上記の対照的な問題解決の手法が、本巻の最大の見どころであると感じます。

    2時間くらいで読み終えることが出来ました。

    本編中示された課題に、自分ならどう手助けするだろうか?と考えながら読むと、より楽しめるかもしれないです。八幡と近い形で解決法を思いつく方は、相当にひねくれているか、絶対的な味方がいるか、どちらかではないかと思います。。
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    投稿日:2014.08.24

  • 何が彼を駆り立てるのか?

    徐々に無駄に高い主人公のスペック?が本領発揮し始めた感じでしょうかね。
    ヒールっぷりが非常に痛々しく苦い後味が続く感じですが、きっとそれこそがこの作品の味なのかもしれません。
    物語全体の今後、方向性を読者に示した巻だと思います。
    このまま間違わなければハッピーエンド・・・・・・
    でも間違うんでしょうね。
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    投稿日:2014.06.11

  • 面白い

    ぼっちの生き方が分かりました。 初めてでしたがとても面白かったです 初めての方も読んでみてください

    投稿日:2015.04.05

ブクログレビュー

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  • tacom

    tacom

    このレビューはネタバレを含みます

    文化祭回。
    最後まで読んで、とても面白かったんだけど、ひたすら相模がうっとうしい。
    目立った悪役でもなく、カースト2位集団のリーダーで友達も多い、、、的な人物らしいけど、なんであそこまで嫌いなキャラ設定ができるのか不思議で流石作者さんって感じでした。
    屋上の最終対決も、そんなに八幡悪いこと言ってるか?と思えるくらい。

    と、なっていましたが最後の部室での雪ノ下と八幡の場面で吹っ飛びました。いいシーンでした。
    あと相模捜索での材木座と川崎との話も、短いシーンながらもわりと好きでした。
    物語はやっと春〜秋が終わったようで、次は冬?ですかね。期待します。

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    投稿日:2024.01.21

  • れっちん

    れっちん

    正直言おう
    ちょっと合わないと思ってた俺ガイル
    6巻でみんなが絶賛する気持ちがわかった気がした。
    素晴らしい巻だった。
    八幡。。。

    投稿日:2023.08.03

  • こや

    こや

    このレビューはネタバレを含みます

    文化祭実行委員会(文実)にされた八幡。
    同じクラスの文実の委員長になったの相模南が奉仕部へ。
    「自信がないから助けてくれ」と。
    ゆきのんも同じ文実なので、協力はしていくという事で。
    結は「さがみんは苦手」という。
    ゆきのん、文実の副委員長という立場へ。
    それを良しとしてか、相模は仕事をゆきのんへ一任。
    クラスでは「演劇」と称して「星の王子さま」を演ることに。
    彩ちゃん&葉山の組み合わせ。
    海老名さんの独断。
    まー、盛り上がるんだけど。
    文実の方は人手が足りない。しわ寄せはゆきのんへ。
    おかげでゆきのんの披露がピークを超えて休む羽目に。
    陽乃さんも有志で参加予定。
    葉山もちょいちょい手伝ってくれてる。
    そんな時に起きたスローガン事件。
    八幡は自ら「嫌な役回り」を引き受ける。
    それが起爆剤となり、文実はまとまる。
     集団をもっとも団結させる存在はなんでしょう?
     民衆をまとめ上げる優秀な指揮官、それは敵である。
    それを引き受けてしまう八幡。

    そして少しづつズレていく相模…。

    文化祭は盛り上がる。
    オープニングセレモニーで相模はガチガチ。ミス連発。
    そのまま続けられるのはゆきのんが筆頭で頑張ってるため。
    相模は自分を責めていく。
    クラスでも、相模は自分の居場所が見つからない。
    自分が居なくても、順調に進む物事。
    それに直面して逃げ出す相模。
    エンディングセレモニー直前、相模は姿を消す。
    探すように言われて動き出す八幡。
    材木座にアドバイスを求めて、川崎に教えられて屋上へ。
    居た。
    相模は・・・自己嫌悪中。
    エンディングセレモニーを10分伸ばすために、ゆきのん、結、陽乃、平塚先生でバンドを組んでもらってる。
    駄々こねてる場合じゃない。
    遅れてくる葉山と相模とつるむ女子二人。
    宥める三人にまだグダグダ言ってる。
    それを見て、追い打ちをかける八幡。
     チヤホヤされたいだけなんだろ?
     わかってるんじゃないのか?自分がその程度の・・・

    嫌な噂はあっという間に広まる。
    平塚先生の「誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ」が印象的だ。

    そういうやり方しか出来ない八幡の不器用さ。
    それ自体が八幡たるものなのだろうが。
    自己を認めて大人になる過程はいくつもあるが。
    ある意味達観している八幡にも、足りないものがある。
    だってまだ、学生だ。

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    投稿日:2023.05.09

  • trentakun

    trentakun

    audibleで、視聴完了。

    クラスno.2なの相模さがみ 南みなみさん と
    文化祭のはなし。

    姉の 雪ノ下 はるの が、でてきて、
    最後は、、、

    主人公、比企ヶ谷 八幡のラストチョイス
    が、良


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    投稿日:2023.04.20

  • メルボリアン

    メルボリアン

    この巻は「成長」がテーマだったように思う。文化祭を通して自らを成長させたいといいながら、その実自らに委員長という箔をつけるだけで向上心のない相模は、この巻を通して成長を見せた雪の下と対照的に描かれている。雪の下の成長は、陽乃にステージに出てもらうように指示するシーンに表れていて、今までの原則論的なやり方踏襲しつつそれを現実に落とし込んでいたのはさすがだと思った。

    また、雪の下の言葉の端々から、今はもう陽乃の影を追いかけていないことがわかったが、それは比企谷の功績が大きいように思う。最後のシーンでは、1巻の雪の下と違い、自分の弱さや現状を認める比企谷のあり方を認めていて、この価値観の変化が雪の下の成長を最もよく表していると思った。
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    投稿日:2019.11.02

  • nira1013

    nira1013

    アニメが気に入ったので、同タイミングの6巻から初めて原作を読んでみました。

    文化祭が舞台ですが、ぼっち作品主人公が実行委員になることから騒動の顛末が始まります。
    しかし、文化祭実行委員なんて、ある意味学園生活のかなり高いレベルのリア充と思いますが、ここに場違いな主人公が放り込まれなければ話が始まりません。
    あくまで、ぼっちの厳密な写実主義の「私モテ」と違うところです。

    ここから、ヒッキーが印象的かつ効果的な言動によって、難局を救いますが大いに自らを傷つけることになります。
    それを葉山や平塚先生は理解してはいますが肯定はしていません。でも、ゆきのんは明確に感謝を表明。僅かな僅かな進展。噂通りにタイトルと違ってラブコメ路線じゃないのですね。

    しかし、ヒッキーはささやかにリア充化しており、ぼっちスキルが鈍っていかないか心配です。(心配なんだ!そこっ、心配なのね!)
    続きを読む

    投稿日:2018.10.29

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