【感想】なぜ日本人は学ばなくなったのか

齋藤孝 / 講談社現代新書
(77件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
13
22
20
7
2

ブクログレビュー

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  • さおゆめ

    さおゆめ

    学ぶことへの意欲が減ってきているのは、本当にそう思う。

    子どもたちを見ていると塾に通っていたとしても
    "やらされている"感が満載である。

    読書量がどれほど大切か。
    これが分かるのは読書をしている人だけであって、本に触れていない人は一生気付かない。

    知らないことを知った時、無関心でいる怖さ。
    自分には関係ないと思ってしまう人は自分を含め、たくさんいるんだろうなと思った。

    自分のためだけではなく、"人のために"行動できる人は素敵だなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • ぬくみず

    ぬくみず

    主張したいことは分かるが従来からの変化を感覚値で報告しているのみであり、「なぜ~のか」を裏付ける社会構造や社会心理的分析による裏付けが弱い。

    良くも悪くも講談社現代新書だなぁという書。

    投稿日:2022.08.02

  • momongadesu

    momongadesu

    2022/07/26
    齋藤孝さんの本面白い。ただ頭ごなしに勉強しろって言うんじゃなくて歴史も踏まえてメカニズムを解説してくれるからいい。検索万能社会についての文章が自分の核心をつかれてるようでドキっとした、、よし、本を読もうと思った

    モンスターペアレントとそういう人の他人に対する敬意の無さってつながりがあるというのが、なんか自分に身に覚えがありすぎてウッ…となった、、
    続きを読む

    投稿日:2022.07.26

  • みのり

    みのり

    現代の日本に対して、何も疑問に思うことなく過ごしてきた若者ですが、齋藤孝さんから見た現代社会は昔と比べると質の低い学力・自己形成力の風潮が漂っているのですね。私は学ぶことを続けたいと更に気持ちを持つことができました。続きを読む

    投稿日:2022.02.12

  • 鮎

     教養がいかに大切かが分かった。夏目漱石や、著名人が出てきても、名前は聞いたことがあるで終わってしまう。教養を身につけなくては不味いと思わせてくれる本である。

    投稿日:2020.08.12

  • tokyobay

    tokyobay

    多少のデータは用いているものの、著者自身の生い立ちや20年の教員生活といった経験談に基づくものであり、あまり客観性はないのだが、読むべき点がないわけではない。
    この種のテーマは格差社会論等で語りつくされているのだが、類書にはない指摘としては二章の「アメリカ化」が興味深い。カウンターカルチャーがメインとする対抗の対象は「伝統的な知」≒ヨーロッパ古典主義であると。そして身体論の隆盛により、理性(中身)より見た目重視となったと。この辺の指摘は昨今の反知性主義にも通じるところがある。
    著者は大正教養主義の復興を望んでいるようだが、それは難しいだろう。自由と平等と個人主義、そしてグローバリズムの流れはもはや止める事はできない。変化する時代状況の中で古典だけを読んでいても学んだ事にはならないだろう。他方、昨今は反グローバリズムやナショナリズムが台頭する兆しもある。これらが今後隆盛し、仮に戦前回帰のようになったとしても、復活するのは大正教養主義ではなく、令和風に再構築された新たな教養主義となるのだろう。そして、それを形成していくのは大学教員の仕事である。「学ばない」と嘆くだけではなく、新たな知の体系を構築し、「教える」責任をもってもらいたいところである。
    続きを読む

    投稿日:2020.05.14

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