ガール

奥田英朗 / 講談社文庫
(541件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
100
228
139
21
2
  • 奥田テイスト全開です

    なるほど、働く女性の心理は複雑なのですね
    でもそれを男性作家さんの話で知るとは思いませんでした
    女性が共感しながら読むのもよし、男性が勉強しつつ楽しむのもよし
    いつもの奥田テイストで最後はホッと前向きになれる話ばかりです続きを読む

    投稿日:2013.10.31

  • 働く女性の応援小説

    ちょっと皮肉っぽくても、最後には前向きになれる短編集。

    湿っぽくないのもよいところです。

    どこにでもありそうな話なだけに、元気をもらえます。

    投稿日:2014.12.28

  • 働くアラサー女子必読!?

    働く女性の気持ちってこんな感じなんでしょうか?仕事先の代理店の人たちの姿がチラツキながら楽しく読めました。 どの主人公も最後には自分なりの答えを見つけて前向きなのが清々しい。

    投稿日:2013.09.26

  • 生々しさとユーモアあふれる短編集

    奥田さんの小説ならではの味がしっかりと出ています。

    鋭い人間観察から作られる登場人物たちが生きているかのように生々しく、皮肉っぽくも愛情あふれるユーモアがアクセントをつけていると思います。

    短編集なので読みやすく、文章のテンポもいいです。ただ、会社内部でのやりとりなど、生々しすぎて息抜きで読むという感じではなくなっているようにも感じました。そこは好みが分かれるかもしれません。続きを読む

    投稿日:2016.02.16

ブクログレビュー

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  • kotonami

    kotonami

    これは参った。面白過ぎた。

    この本は、ガールの実態をうまく穿り出して、それなりの仕事や生活の重さや、ガールと呼ばれる時代の女性の心理を描いて、最後はそれもパッピーだよと締めている。
    時代は違っても同じような悩みはあった、気分のいいときには少し浮かれ、厳しいときも越えてきた。
    そんな事も含めて良い話で心が軽くなった。
    健康で、目標があるに越した事はないが、その向かうところはそれぞれ違う。



    職場で、年上の男性がいる課の管理職を持たされたり、その年上がコネ昇進目前でやる気が無かったりする。
    夫は余り無いタイプで面子なんてものには拘らない。仕事のストレスはやや重いが、世間離れした幸せな夫がいる(ヒロくん)

    私も覚えがある、将来を考えて独立するには、住処だ。今はマンションだ。買うことに迷い、次はどこにするか迷う。気分は舞い上がったり落ち込んだり、夢と現実の間で揺れる。
    (マンション)

    大手広告代理店勤めている。給料も良く、会社も名詞を出すときにちょっといい気になれるランクである。百貨店の催事のプランの打ち合わせに行く。
    ブランドできっちり決めていく。同行する先輩は派手目。若く見えることに自信があり、行動的だ、仕事も出来る。片や百貨店の女性の担当者安西は、キャリアスーツで決めた凄腕だった。
    プランの手直しを提案されるがそれもこちらより良い案だった。イベントの当日、トークショーはうまく行った、無事進行していたが、企画した各店舗の出し物のファッションショーでモデルが出られなくなる。ひとつのテナントが欠けるのは良くない。店側の担当者の安西が急遽代役になり。大成功。
    堅物のように見えた安西も同僚の応援もあり喝采をあびた。やはり彼女も若い女性だった。奇抜な先輩もそれで良い、大きな励みだと思った(ガール)

    子持ちバツイチの孝子は職場に復帰した。夫が引き取るのを拒否した子供はしっかりもの、一年生で可愛くて仕方が無い。自動車メーカ-の営業部は企画が主な部署だった。残業もある、出張もある。でも両立できる自信が有った、信頼出来るヘルパーさんもいる。育児を錦の御旗にはしない。
    シンブルマザーと知った同僚はそれとなく気遣ってくれる、しかし仕事ではそれを言い訳にしたくない。
    企画会議がありウェブサイトを使うキャンペーンで販売部とぶつかった、土俵際で、日曜ゴルフの話が出た。その日は子供の両親参観日だった。ついに錦の御旗を振ってしまった。そして自己嫌悪に陥った翌朝、販売部の担当に謝った。すっきり、気持ちよく頑張るお母さん(ワーキング・マザー)

    ハンサムで爽やかな新人がきた教育担当になったが、彼がまぶしい、気になって仕方が無い、社内中の女性は彼に妙に愛想が良いそれも気に入らない。しかし彼は一回り年下である。人柄も良い、彼女もいないらしい。なんとなく若い子からガードしたくなる。複雑な心境(ひと回り)





    驚いたことに奥田さんはファッションにやたら詳しい。それもコーデネイトまで書き込んでいる。ブランドなど知らないものまで出てくる(私だけ?笑)
    それは置いても、何でこんなに微妙な年頃のガールの心境がわかるの。同じ年頃の女子はこれを読んで泣くだろう(^^)。話題にもするだろう。

    結びが幸せでより気分が良い。
    続きを読む

    投稿日:2019.12.29

  • マナミ

    マナミ

    働く女性たちの気持ちがリアル。どの話も中盤まではなかなかグサグサ突き刺さるものがあるが、スッと終わってくれるのがよい。(スッキリ!とまではいかない。スッ…とした感じ)
    表題作「ガール」のお光のインパクト大。痛々しいだけかと思いきや…。なにかと振り回されそうだけど、職場に一人いたら楽しそう。続きを読む

    投稿日:2019.12.28

  • イチ

    イチ

    男のサガを題材にした「マドンナ」とは違って今回の「ガール」は働く女性を題材にしている作品。
    昔はちやほやされていたが30を過ぎるといくら若作りをしていてももてはやされなくなった。
    そんなことはない!自分はまだまだいける…と…思う…
    過ぎ行く年齢の葛藤でそろそろ自分の大人の女性として振舞わないと…と考え始める。などなどそんな女性の話です。
    続きを読む

    投稿日:2019.12.21

  • まんぷく

    まんぷく

    働く30代女性の短編集。冒頭からぐっと掴んで、心を何処かへ飛ばしてくれる。ちょっと疲れていても、頁を開く気持ちにさせる。読後はすっきり。澱んだモヤモヤが少し晴れた気持ちに。愉しかった。

    こねくり回した表現や、押しつけがましい作者のメッセージなどを感じることなく、登場人物が自然に動いて、話す様は無理なく、そこには巧みな筆致があるからだと思う。

    特に女性たちが身に着ける衣服やアクセサリー等のとても細やかな描写によって、その女性の雰囲気や価値観の輪郭を浮きだたせる技巧に驚き。なるほど、すでに映像化されている。

    初出が2006年とのことなので、時代はもう少し変わっているかもしれないが、30代の女性たちが昇進、男女格差、結婚・出産、マンション購入、子育てとキャリアの両立、そして何よりも女性同士の内なる闘いに悩み、道を切り開いていく様子が心地よい。

    「女は生きにくいと思った。どんな道を選んでも、ちがう道があったのではと思えてくる」本文177頁より。

    女性作家が描く働く女性ものよりも、爽快かつリアリティを感じた。奥田さんの作品をもっと読みたい。
    旅先本にぴったりかな。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.20

  • Mossan

    Mossan

    このレビューはネタバレを含みます

    【内容】
    わたし、まだオッケーかな。ガールでいることを、そろそろやめたほうがいいのかな。滝川由紀子、32歳。仕事も順調、おしゃれも楽しい。でも、ふとした時に、ブルーになっちゃう(表題作)。ほか、働く女子の気持ちをありえないほど描き込み、話題騒然となった短編集。あなたと彼女のことが、よくわかります。


    【感想】
    男性の作家の方が客観的に書けるからか...
    33歳という正に短編の主人公と同年代の私、
    この本を読むのは正直勇気が入った。
    下手に感情移入したら、疲れてしまうし、
    かと言って、現実に沿っていないと白けてしまう。

    最初の「ヒロくん」では、
    子供は要らない!とキャリアウーマン道を突き進む女性の話。30代半ばに差し掛かろうとする頃に、課長に昇進し、世界が変わる。
    旦那さんがそれで良いという物分かりが良い男性で、職場の上司や部下(男性)と色々あったにせよ、
    最終的に謝罪させるだと...そんな都合の良いことあるかよ!自分の勤め先ではありえない!と思ったが、
    そうだったら良いな〜とチラッと思ったり。

    一方、小学生低学年の息子を持つシングルマザーを描いた「ワーキング・マザー」では、子育てが落ち着いてきた頃に、もっと働きたくて希望を出して元いた営業へ戻るが、
    結局は他の遠慮や他部署の独女に邪魔者扱いされ、負けてしまうのだ。
    でもドロドロした気持ちを描くのではなく、
    休日息子と一生懸命触れ合おうとする、
    息子がいてくれて幸せ、周りの人に恵まれて幸せだと、
    優しい気持ちが中心に描かれているから、
    良かったのだと思う。

    少なくとも暗い気持ちにはならなかったので、ホッ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.11.14

  • さえこ

    さえこ

    何を選択しても、もっといい選択があったかもと思ってしまう。
    既婚でも、独身でも、子持ちでも、みんなちょっとブルー。
    人生は楽しいことで溢れている、思い切り享受しないと。

    心に残った言葉。

    投稿日:2019.09.29

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