鹿男あをによし

万城目学 / 幻冬舎文庫
(458件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
141
207
66
5
2
  • 非現実的なお話はちょっと・・・という人にも読んでみてほしい

    鹿に話しかけられる.なんやそのしょーもない設定は.
    と,あらすじだけ読んで決め付けてはいけません.
    超非科学的な状況を全く受け入れられない科学者の「おれ」.そう,主人公こそがそのしょーもない設定を最も受け入れられないタイプの人なんです.
    だからでしょうか.主人公の視線で読み進めるうち,読者もぐいぐいとありえない世界に強引に巻き込まれていき,ありえない困難にあら困ったわぁと自然と感情移入していきます.
    そして何の冗談なのかと思っていた設定が意外や古代スペクタクルロマンの様相に.奇抜すぎる設定のため本筋の説明が後回しにされがちですが(私もしましたが),手に汗にぎるミステリー小説なんです.一気読み必至!
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    投稿日:2013.09.26

  • 十二支の因縁の件。絶対人に言いたくなること請け合い。

    私、勝手に「かりんとう効果」と名付けました。全編を通して、その時々の先生の気持ちに寄り添いながら、
    かりんとうの味わい方が変化する、かりんとうのかじり方が違うという、面白い法則を発見しました!
    ほかにも、ほんのちょこっとの芭蕉さんの出番すら、爆笑級です。なのでどれくらい楽しめるかって・・・!
    その上、「おれ」からの一人称の目線なので、先生の心・思う事はダダ漏れの一直線でわかり易い。
    いい奴だなあ!
    なんてったって、とんでもない事されたのに、それを受け入れようとするなんて、いい奴に決まっている。
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    投稿日:2016.11.21

  • 「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」と鹿に話しかけられた男の苦悩

    少々退屈気味の前半も中盤に差し掛かると一気にスピード感が増し
    怒涛の終盤になだれ込む、そんな展開が爽快です

    歴史的な背景にしっかりと触れてあったりもするので
    鹿が喋ったりナマズが暴れたりと説得力もなんもない設定の法螺話も
    妙にすっきりと受け入れられて楽しめる話です
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    投稿日:2013.11.03

  • 面白いです。気軽に読み始めると止まらなくなる。伝奇ミステリーの秀作

    「しゅららぽん」「プリンセス・トヨトミ」に次いで3作目の万城目作品は。読み味としては軽妙で数百ページを一気に読める。個人的には万城目作品は出汁の効いた和食の名品のような感じ。読み疲れが一切なくて、それでいてしっかり味わい深く、何より面白い。伝奇ミステリーという分野には何人か好きな作家さんはいるが、万城目さんの作風は他の作家さんにはない。この作品も、解説だけ読んで「鹿が話しかけてくる」なんて怪しい子供向けファンタジーと思って、読まないでいるのはもったいない。日本の神代の伝説を元にしたしっかりとしたミステリーに仕上がっています。あと女性登場人物が魅力的。特に女子高生の準主人公はミステリーっぽくないキャラクター設定で、どうにも気になる、応援したくなる存在。後半にかけて何度か涙が滲んできた作品です。続きを読む

    投稿日:2014.10.27

  • ストーリーに惹き付けられる

    言わずと知れた玉木宏、綾瀬はるか主演のテレビドラマの原作です。テレビドラマも面白かったですが、原作はもっと面白い!
    万城目作品は、読者をぐいぐい引き込む魅力にあふれています。
    明らかに非現実的なストーリーも面白いし、登場人物の心理描写もきめ細かく魅力的です。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • こんなことないと思うけど・・・

    おもしろかったです。
    途中から俄然面白くなりました。
    鹿が話しかけてくるとか、現実にはありえないことなので、
    イメージできずに読み進めることができなかったのですが、
    剣道の試合あたりから一気に読みました。
    不思議な話なんだけど、登場人物はみんな普通で、やぼったい感じの人が多いのが逆に魅力。
    おかげで、ますますホントにありそうに感じてしまう。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.06

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ブクログレビュー

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  • みさき

    みさき

    『武士道〜』からの剣道繋がり。でも剣道ほとんど出てこなかった。ファンタジーミステリー?ごった煮が成立してるのがすごい。読後感の良い本は好き。

    投稿日:2021.10.01

  • Ryohei

    Ryohei

    前半、流れに乗るまではあまり本を捲る手が進まなかったが、「サンカクの奪い合い」が話の核となることが分かってから、堀田が剣道部に入部してくるあたりで、内容に引き込まれていった。少しファンタジー味とコメディー味が強いため苦手なジャンルではあるのだが、奈良の古代史も間接的に絡んでき、歴史という観点からも奈良の街歩きという点からも興味深い小説だったと思う。続きを読む

    投稿日:2021.09.25

  • くも

    くも

    大学院を休学させられた上に奈良の女子校の先生にさせられた男の人が急に鹿になってしまい…

    すーっごく面白かった!何がよかったって、これって「坊っちゃん」じゃん!「坊っちゃん」meets ファンタジー。神経衰弱とかストレイシープとかマドンナとか。いちいちときめかされた。剣道の試合とかはドキドキさせられてそれも面白かった。

    図書館で借りたんだけど、あまりの感動に購入した本。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.18

  • Am

    Am

    邪馬台国や神話と絡めたストーリーは面白く、エンタメ小説としてとっても読みやすかった。古都奈良の描写も爽やかで、秋のよく晴れた日に読んで正解でした。

    ただ、主人公がどうも苦手。
    自分を客観視できていなくて、そのせいで微妙な立場に置かれるのはまぁ自業自得なんですが、我が身を振り返って胸がキリキリしました。

    周囲に寛大な人が多いのが救いかなあ。特に剣道部の名前も出てこない子達、みんな心が広いし真っ直ぐ。主将さんも人間ができてる。

    最後も気持ち悪くて...おじさんの願望むき出しじゃないでしょうか。最後まで堀田さんを「野性的魚眼」って形容してるのも、とことん失礼。何様なんだ。”神経衰弱”はしばらく治りそうもないですね。

    もしかして、魚眼って何かの神話と絡めてるとか?坊っちゃんで出てきたっけ?何か意味がある描写なんでしょうか。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.11

  • ちとせ

    ちとせ

    「プリンセストヨトミ」「偉大なる、しゅららぼん」から続いての、万城目作品3冊目。ありっこない荒唐無稽な設定が、なぜか日常の中に見事に成立している世界観に引き込まれる。
    いずれの作品も、作者の歴史好きが随所にあらわれていて楽しませてくれる。特に登場人物のネーミングは、歴史好きには楽しめる。
    こんなこと、あったら面白いよね~、と思わせて、でも、どこかで、実は私たちが知らないだけで本当にあったりして(いや、あったらいいな)と思わせてくれるところに、万城目さんの力量を思いしらされる。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.07

  • みな

    みな

    すごく奈良に行きたいなと感じられるお話だった。まさかこの人が・・・と推理しながら読むともっとこの小説を楽しむことができるのかなと思う。

    投稿日:2021.08.30

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