【感想】封印再度 WHO INSIDE

森博嗣 / 講談社文庫
(376件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
86
153
94
7
2
  • 二人の関係が気になるところ

    事件とは関係ないとこであの犀川先生が取り乱し、萌絵に全力アピールするとこがとてもわくわくした(笑)。
    今回のトリックもなかなか高度な内容で理系ミステリー作家の真骨頂。しかし、これがミステリーか?としてはあれだけど、まあ、最後まで楽しく読了できました。
    相手に伝える表現と言うか言葉のフワフワとしたミステリーも楽しめます。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.15

  • トリックに引っかかる喜び

    まずは、シリーズの中でも和文と英文タイトルの組み合わせが秀逸!ストーリーにもかかってくるので何度も「そういうことか!」と驚かされます。事件現場は日本画家が住む旧家の敷地内にある「蔵」。日本家屋の湿っぽい雰囲気もさることながら秘密めいた家宝の壺と箱が事件に関係してくるので、理系ミステリーに相対するこれまでに無いイメージが新鮮に感じられます。今回もパズルのようなトリックにラストまで考えさせられ、そして、ミステリーとは別筋のトリックに引っかかったりと色んな意味で感情が揺さぶられました。犀川先生の「本気」な一面が見られることもあり、これまでの5作品のなかで今のところ1番好きな作品です・・・いや、「F」も捨てがたいな。続きを読む

    投稿日:2014.11.19

  • これぞ理系ミステリー!

    密室の謎やツボの中に入った鍵の取り方は
    物理や化学に特化した人だと絶対に解けない問題。
    僕は全く解けませんでした…。

    でも、他の殺人の部分は理系とは関係なく今まで通り、
    証拠などから筋道を立てて推理していきます。

    萌絵と犀川先生の関係に微妙な変化が出てき始めています。
    恋愛についてはうぶな犀川先生の動揺ぶりがかわいいですよ!
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    投稿日:2017.09.02

ブクログレビュー

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  • りょー

    りょー

    「S&Mシリーズ」の第5弾となる作品。由緒正しき旧家で代々受け継がれてきた木箱と壺、そして蔵で死亡した家主に関する事件が展開される。今回の事件のトリックとしてはそこまで驚かされるものではなかった。子供による証言がキーとなっていたが、証言者の証言には信頼性に欠けていると感じた。
    今回は今までの4作品に比べて、犀川先生と西之園さんの恋愛模様?も多く含まれていた。エイプリールフールということでとんでもない嘘を犀川先生についた西之園さんには、読んでいてかなり参ってしまった。だが、それだけ犀川先生が西之園さんを心配したということは、犀川先生にとって西之園さんはもうただの一研究室の学生ではないことが改めて再確認される形となったと感じる。いよいよ、シリーズも折り返しとなるが、犀川先生と西之園さんの関係性の変化にも注目である。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.25

  • なつみ

    なつみ

    このレビューはネタバレを含みます

    誰におすすめされたかも全く覚えてないけど、これシリーズものなのね…。どおりで置いてけぼり感。
    トリックも"思い違い"と"子供の発言"というなんとも曖昧なもの。
    古い作品なせいかヒロインが好きになれない上に、ラブラブシーンゆえの分厚さにちょっぴりうんざり。

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    投稿日:2024.02.07

  • Mystery(インスタでミステリー紹介もしてます)

    Mystery(インスタでミステリー紹介もしてます)

    S&Mシリーズ第5作目を読み終えました〜!
    『封印再度』というWHO INSIDEのダブルミーミングになっていて、またなんておしゃれなタイトルなのでしょうか…!!

    今作は冒頭から出てくる香山家の家宝「天地の瓢」と「無我の匣」が最後の最後まで謎として読者にわかりやすく提示されていたので、その謎の答えが知りたくて、一気読みしてしまいました!

    ネタバレになるので詳細は言えませんが、瓢の中に入っている絶対に取れることのない鍵をどのように取り出し、そして無我の匣をどのように開けるのか…ぜひ確かめて欲しいです…!!

    そして上記の謎と同じくらい意味不明な倉での親子二代、50年の間をあけての不審死…これと家宝には何か関係があるのか??
    もう読んでてワクワクしちゃいました!!

    事件の謎解き自体は結構シンプルだったなと少し肩透かしをくらったのと、ちょっと無理のある部分が多いかな〜と個人的には思いました…!!ただ伏線はきちんと張られていて、あぁあのシーンにはあんな意味が…!と後から思うところがあったので、これはこれでアリかと…!!

    あと、S&Mシリーズといえば、犀川先生と西之園萌絵の恋模様も非常に気になるところですが、今回はめっちゃ進展してました!!途中ミステリーであることを忘れて、あれ?恋愛小説読んでたっけ??ってなるほどです笑
    てか、作を重ねるごとに西之園萌絵の男の扱いが上手くなっていっているような気が…警察も研究室の先輩もみんな手のひらの上って感じでした笑

    これでS&Mシリーズも折り返し!
    残り5作もゆっくり噛み締めながら読んでいきたいと思います!
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    投稿日:2024.02.04

  • さぼてん

    さぼてん

    このレビューはネタバレを含みます

    メインの謎解きがややアンフェア。アクロバティックな転換は鮮やかに決まればミステリの華だが、信頼できない証言者に関しての狡いどんでん返しはあまりいただけない。

    箱と鍵についての謎は少年向け古典ミステリのようなケレン味があって気持ちよかった。

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    投稿日:2024.01.21

  • さよ

    さよ

    このレビューはネタバレを含みます

    Audibleにて読了。
    恋愛描写いらなかった。
    ヒロインの西之園萌絵の言動が不快。
    本筋の謎解きはあまり印象残っていない…。
    坊やの発言はもともと意味深に強調されていた感あった。
    記憶喪失はちょっと強引かな…。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.12

  • でつ

    でつ

    S&Mシリーズ5作目!
    今作は今までとだいぶ趣が違うけど、
    これはこれで楽しめるというか、むしろ大好き。

    今までは理系ミステリという謳い文句どおり
    新ジャンルミステリがまずトップ。
    そのスパイスとして、
    S&Mの繰り広げる知的な会話や世界観がある。

    ところが今回は、ミステリはただのオマケで、
    完全なるラブストーリー。
    いや、ラブコメかもしれない。

    そして今作のもう一つのポイントは女性陣の勢い。
    県知事夫人の萌絵の叔母である佐々木睦子。
    犀川助教授と同じ講座の助手である国枝桃子。
    この二人が素敵すぎる。

    今作で好きなのは、ずばり、
    「西之園さん。ごちそうさま。」
    国枝桃子のメール文。
    これ、今作の読者全員が思っている気がする。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.10

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