流星ワゴン

重松清 / 講談社文庫
(1446件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
452
549
311
43
9
  • 何度読んでも泣ける。

    過去の大事な場面に連れて行ってくれる不思議ワゴンに乗って、やり直しの旅へ。
    切なくて悲しくなるけど、素敵な話でした。
    過去はもう変えられないけど、どう向き合うかで
    見えてくることもあるんだなぁ、と感じた。
    読む年齢や環境によってグッとくる場所が変わってくるんじゃないだろうか。泣ける。。
    重松さんの本を好きになるきっかけを与えてくれた本。
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    投稿日:2014.08.06

  • こういうことを積み重ねていくことが、人生なのかなと感じられた本でした。

    読み終わった後に、自分は本当に嫁や子供と向きあえているか、考えてしまう本でした。


    主人公には、何がなんだかわからないまま、人生が崩壊し、絶望しているところから物語は始まります。

    自分と同い年の父親と過去を追体験するという不思議な体験を通して、主人公の考え方やモノの見え方が変わっていく。そんな話です。

    ここで感じたものは、理不尽なことが起こるのは当たり前で、それを咀嚼し、受け入れることの繰り返しが、年を重ねるということかなと。
    他人と同じ気持になることや、理解することは、出来ないことも多い。でも、そこの背景や理由を知り、その人と同じ考えではないにしても、それを認めることは出来る。そしてその過程では、理解できないことは基本「理不尽」に感じてしまう。
    奥さんの状況があまりにも理不尽だなと感じたり、最後の終わり方がそうなのか?と思う部分もありましたが、それも含めて、それくらい理不尽なことが起こると思っていた方が良いのかなと自分なりに解釈しました。
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    投稿日:2015.01.04

  • ぶさいくじゃのう

    ドラマから入りましたが、小説の方が話が重い。主人公の一雄が情け無く、職場をリストラされ、妻に離婚を言い渡され、一人息子は登校拒否といいことなし。5年前の事故で幽霊になった橋本親子のナビで臨終間際の親父の生霊まで登場しての珍道中は楽しいが、家族崩壊の原因を知る旅の結末は苦い。全ては自身がツライ現実から逃げた事と悟り向き合う事を選択する最後は希望が持てるが、どうにも煮え切らない一雄に感情移入出来ずに終了。オヤジのチュウさんに共感してしまうのは昭和生まれのせいか?
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    投稿日:2015.02.22

  • 死んじゃってもいいかな・・・とやり直しの微妙な関係

    家庭崩壊状態となり、前を向く力もない主人公は『死んじゃっても良いかな』と思う。橋本さん親子の運転する流星ワゴンに乗り、家庭崩壊に至った重要な分岐点を数か所訪れて、実際には気付けなかった分岐点でのやり直しを経験する。現実にもどってみると、過去のやり直しは何の影響も与えていないが、主人公の心の在りようは、全く違ったもになり、再び崩壊した家庭から一歩踏み出そうとする・・・・。非常に過酷な現実を描写しながら、でも前を向いてという、最後は少しだけ光明の見える作品/秀作だと思う。続きを読む

    投稿日:2014.01.19

  • 家族の絆を感じられる名作

    不器用な親子の愛情や不幸だけれどそのことがきっかけで
    家族愛を感じることができた道先案内の親子など
    せつなさの中にジーンとくる感動作品です。

    自分の嫌いだったはずの父親が今の自分と同じ歳に会える奇妙な感覚になる主人公。
    最初は記憶通りに大嫌いなはずが、家族をもった今なら受け止め方が変わり、
    行動は同じはずなのに感じかたが別になる。
    これがじつに面白いんです。



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    投稿日:2014.11.26

  • ずっしりと来ました

    子を持つ父親としてとても考えさせられるところの多い話でした
    後で振り返る事は出来てもやり直す事は出来ないのが人生
    自分と家族の毎日をしっかりと見つめ生きていこうと思わせてくれた
    ずっしりと重い物語でし続きを読む

    投稿日:2013.10.06

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ブクログレビュー

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  • あおたん

    あおたん

    ちょっと設定というか、ストーリーテリングはファンタジー要素があって、
    もし、自分の過去を後悔の無いようにすることができたら。
    結果自体を変えることは不可能だけど、そこに行き着くまでにどう動いて気持ちを整理していけるか、そんな「ほんの少しのやり直し」ができたら。

    そもそも設定として、基本的にはもうすぐ死ぬ人や死んだ人?が対象のはずなのに、主人公は死なないというのも不思議だったけど、小説なので細かいとこはいいか。

    生きているうちは、色々嫌なことや思い通りにいかないことも多いわけだけど、やっぱり死ぬときには、「いい人生だった」と後悔なく逝きたいよなあ。と思った。だから精一杯人生をやらないとなと思う。

    重松清が描く人物像っていうのが本当に上手い。

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    投稿日:2020.01.05

  • 臥煙

    臥煙

    父そして息子。三世代のそれぞれの人生の挫折と断絶。その中からも生まれてくる希望。じわじわと感動する作品。

    自殺を決意した男が出会うワゴン。交通事故死した父子が乗ったオデッセイに乗せられた主人公は過去の様々な場面に連れ戻される。

    未来にならないと気づかないさまざまな選択肢と後悔。未来を知りながらも現実を動かすことはできないという苦しみ。ギリシャ神話のカサンドラの翻案ともいえるだろう。それに「クリスマス・キャロル」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を混ぜ合わせたようなファンタジー。

    父であり息子でもある自分。なんとも身につまされる思いのある作品。

    多分、今まで読んだ重松作品の中でベストワンだと思う。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.15

  • akinobun0404

    akinobun0404

    流星ワゴン、ドラマを観たかったのに観れなかったので。鞆の浦に旅行したとき、ロケ地になっていたと聞いて読んでみたかった作品。読み進むうちに心が痛くなる。不幸な交通事故で亡くなった親子。将来がなくなった8歳の健太君と橋本さん。38歳の主人公と、同じ歳の父チュウさん。不思議な出会い。父子のすれ違った思いが、徐々に繋がっていく。壊れてしまった僕の家庭。やり直しは出来ないが、一からのスタートは出来る。希望の光が見えて再生を予感出来る。今ある生をいかに生きるかを考える。続きを読む

    投稿日:2019.10.26

  • ydrt

    ydrt

    とてもとても冷静に読んだ。きっと普通の、普通にケンカして普通に仲直りして、普通にギスギスするような時期を経た、とても幸せなひとはこれを読んで泣いてしまうんだろうな、と思った。いい話だな、と思った。

    投稿日:2019.10.23

  • hoshisato3

    hoshisato3

    あの時、こうしていれば…
    あの時、あんなことを言わなければ…
    人生の分岐点はいつも過ぎ去ってから苦々しい後悔とともに思い出されるもの。そんな過去の分岐点に戻れたとしたら?僕はどのような行動をするだろう?愛する人に何と言葉をかけるのだろう?
    交通事故で死んだ親子の乗るワゴン車『オデッセイ』に拾われて過去の分岐点へと人生やり直しの旅に出た僕は、何故か今の自分と同じ歳の父親に出会う。
    過去に戻っても現実は変えられないけれど、父と子が、夫と妻が、すれ違ってきた思いを通い合わせようと、相手をしっかり見つめるならば、たとえ不器用でもそこから未来は少しずつ変わっていくのではないだろうか?過去へリープしてやり直して単純に現実を変えるストーリーではなく、あくまで変わるのは現実の自分の心だけ…あれ?こんな物語他にもあったような気がするけれど(「コーヒーが冷めないうちに」だったかな?でも「流星ワゴン」が先に出たんですよね。)、とにかくそういううまく行き過ぎない結末がリアルで納得がいきました。生きていればこそやり直しが出来るんですよね。ワゴン車の橋本さんと健太くん親子にはやり直しが出来ない点が切なすぎます。ユニクロのフリース、私も買ってこようかな。家族といられる一瞬一瞬の時間を大切にしたいと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.17

  • karin

    karin

    今更ながらに「流星ワゴン」泣けてくるね。
    親子の想いって深い。
    過去には戻れないけれど、
    いろんな過去を抱えて生きてきた。
    最低最悪でも、きっと、私も生きたいと
    思うだろう。

    投稿日:2019.09.22

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