【感想】龍を春天に放つ

真堂樹 / 集英社コバルト文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
0
0
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • うにたそ

    うにたそ

    番外編より本編の方が好きかなぁ。
    冷淵と槐はそういうことなんでしょ?許されて2人はどこへ行ったのか。
    千雲と李とかぶる。

    「おまえは俺を名前で呼ばない」は黒龍編につながるのかな?


    銀水晶の方は、マクシムも人間だったんだなぁと思うよね。
    天使のようなマクシム。
    続きを読む

    投稿日:2012.10.10

  • 彩波(いろは)

    彩波(いろは)

    このレビューはネタバレを含みます

     今回は、春の盛り、マクシミリアンを主に戴いたばかりの白龍市での話。番外編です。
     火付けや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。
     折しも、本土の染付の壺ばかりを狙っていた壺盗人を探していた飛は、その盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知って……。

     というのが今回の話。

     まぁ、ネタバレを気にせずに喋るのなら、落ち着かない白龍市にやってきた伍家の使いの中に、伍家の先代の四男がいて、その意図がわからなかったが、どうやら壺盗人と関係があるらしい。
     調べて行くと、伍家の四男は体が弱くて、離家の儀というのを成人すると伍家の長男以外の人はやらなくてはならないらしいんだけど、それに耐えられそうにない。
     だからこそ、それをさせないために壺盗人である槐は壺を持って、当代当主に直談判をしよう……と思っていての所行だった。
     実は槐に槐という名前を付けたのが伍家の四男で。
     伍家には、伍家の人間に名前を付けられたものは、名づけた主が死ぬ時にはそれに殉じなければならない……という決まりがあって……と。

     完全なる主従ものですね。

     四男さんは、体が弱くて外を自由に出歩けなかった幼い頃はそう信じて、自分の為の命が手に入ったことを喜んでいたけれど、大人になった今ではそんな風に喜べない。むしろ槐には自分のために死んでほしくなくて、槐より先に壺を見つけようとして奔走してる……。

     わかってしまえばちょっと切ない話でした。
     具体的に何がどうって訳じゃないですけど、恋愛よりも濃い結び付きってある種の痛みを伴いますよね。
     痛かったです。
     ついつい飛とマクシミリアンの皮肉の応酬にごまかされてしまいがちだけど、辛くて切ない話だな……と思いました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.10.16

  • kirimark

    kirimark

    番外というか、飛&マクが出会ってまだ間もないころですね。本土から四龍島の領主(?)伍家の使いが白龍へ祝いにやってくるという。そんな折、街では素封家の家々から本土渡りの染付けの壺ばかりが盗まれ、しかもその後に叩き割られていた。犯人を追っていた花路はどうやら白龍を訪れている伍家に関わりのあるものと目星をつける。使者として訪れた伍家の四男は本土に戻ると離家の儀というのを控えているらしく・・・?
    短編でマク&クレイの本土での出会いの頃からのお話が1本。
    続きを読む

    投稿日:2008.06.03

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。