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今野緒雪, ひびき玲音 / 集英社コバルト文庫 (29件のレビュー)
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eirain0320
「マリみて」第33巻。 遂に迎える祥子、令ら3年生の卒業式。 「センチメンタルな気分は全部、前日(前巻)までに出し切った。だから、今日この卒業式に悲しい涙はいらない。」そんな気持ちが伝わってくる、…ドラマチックではない"日常の延長にある卒業式"が描かれている。読み手としてはドラマチックな方が良いと思ってしまうが、これまで姉妹(スール)として仲間として成長を重ねてきた彼女らが辿り着いた先の卒業式と思えば、あるべき情景だったのだろう。 これにて祐巳・祥子編は終わりとのこと。祐巳、由乃、志摩子が"薔薇さま"となる日常を、あと少し「マリみて」の世界を、楽しませてもらおうかな。続きを読む
投稿日:2021.08.18
ainon
シリーズ36 一応ここで完結、とら後書きには書いてあるけれど その後短編集が出ていたような気も… 祥子さまと令さまの卒業式。 笑いありおとぼけあり、センチメンタルありで 色々な謎解きもあって、…ファンにはたまらない一冊続きを読む
投稿日:2019.11.21
tko.m
どう考えても30代男性の読むシリーズではないので(汗)レビューは避けてきましたが、シリーズ完結?記念と言うことで。 第1巻の発売が10年前、僕が読み始めたのは最新刊が修学旅行だった頃ですからそれでも…5年前。全34巻、よくも長く続いたものです。作品世界上はわずか1年半。この間に現実は作品を飛び越えて、携帯電話が爆発的に普及し、中央線にはリリアン車両どころか本物の女性専用車が登場してしまいました。世の中変われば変わるものです。 初めて読んだ時には、それこそ1ページ目で顔から火が出るような感覚を味わいましたが、緻密な世界観設定にぐいぐいと魅きこまれてしまいました。地の文の視点を時折切り替える、という手法も実に巧妙。これらの"仕掛け"が、キャラクターを生き生きと動かし、超お嬢様学園という非現実的な世界と読者との距離感をぐっと縮めたものと思います。 各巻それぞれに起承転結のつけ方が上手く、特に「パラソルをさして」までは傑作揃いだと思います。以降は続き物のような形態になり1冊毎のカラーは薄まってしまった感がありますが、最終盤の盛り上げ方はやはりさすが。全部読み終えた今、爽やかな読後感と共に、終わってしまったなあと寂寥感に浸っています。 コバルトである以上当然万人受けはしませんが、個人的には青春群像劇の傑作と位置づけたいと思います。 お気に入りの巻は「いばらの森」、エピソードは「ファースト デート トライアングル」、派閥は白で。続きを読む
投稿日:2016.10.20
shigeyumi
紅薔薇さまである祥子と黄薔薇さまである令も、ついに卒業する。卒業生の胸に花をつける係としてお姉さまのいる三年松組を訪れた祐巳は、祥子からあるものを渡されて・・・!?一方、菊組の令に花をつけるのは、由乃…ではなく田沼ちさとで!?元薔薇さまの聖、蓉子、江利子もリリアン女学園に集合し、それぞれの思いを胸に、今、別れのときを迎える。「さようなら、お姉さま」続きを読む
投稿日:2014.05.07
ghostspring
アニメ化されているところまでアニメでみて、それ以降は本で読んだ。「キラキラまわる」のあとがきに「『マリア様がみてる』はファンタジー」とあったが、まさにそうだと思う。「マリみて」は、なんとも魅力的な別乾…坤を描き出している。続きを読む
投稿日:2013.09.02
ますたぁ
祥子さんと令さんの卒業式 期待通りのいいお話しでした 元三薔薇様方も集合して大団円 由乃さんも最後の最後まで伝統(?)を壊すあたりが由乃さんらしい らしさといえば他の方々も最後までらしくていいね … 惜しむらくは3年生の祐巳さん達が今後描かれるのかどうか・・・続きを読む
投稿日:2013.07.27
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