【感想】マリア様がみてる1

今野緒雪, ひびき玲音 / 集英社コバルト文庫
(125件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
39
38
36
3
1
  • 間口の広い少女小説。老若男女にお勧め。

    本書は「マリア様がみてる」シリーズの第一巻です。
    「マリア様がみてる」シリーズはアニメになり漫画になり実写映画にもなっておりますし、何より長期シリーズとして続いています。当然内容の面白さは折り紙付きです。

    この、「マリア様がみてる」はコバルト文庫から出ていますので、少女小説になります。少女小説というと、なかなか敬遠する方も多い方と思いますが、実際にはこのシリーズは男性の読者も多く、それで居ながら特に男性に迎合している内容というわけではないので、男女どちらの方にもお奨めできます。

    また、内容的にも特に過激でもなければ、妙にキャピキャピしたものでもありませんので、中学生から大人までの皆様にお勧めです。

    人生で少女小説を一冊も読んでない、あるいは気軽に面白い物を読んでみたい、と言う方なら誰にでもお奨めできる、間口の広いエンターテイメント小説です。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.01

  • 機会があればもう一度読み返したいくらい面白いです。

    とても面白かったです。リリアン女学園高等部の「スール制度」や「ロザリオ」といった独自の設定をうまく生かしながら、学園生活の中で起こる普遍的な葛藤がリアルにかつ丁寧に書かれています。
    そのため、新鮮みを保ちつつ、主人公の祐巳に感情移入しやすく、最後まで面白く読めました。続きを読む

    投稿日:2013.12.30

  • オススメ百合本シリーズ(3)

    勝手にシリーズでお届けします。
    百合本を語るなら、避けて通れない一冊。百合初心者にも手に取りやすいと思う。百合目線で読まなければ、爽やか学園モノだし…!現実にはこんな爽やかな女子高はないんだろうけど、百合もBLと同じでファンタジーですよ…!
    いわし的なオススメカプは志摩子×聖さま。うーん、王道。完全白薔薇推しです。
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    投稿日:2013.11.12

  • のんびりと、登場人物たちの距離感を楽んでいます。

    剣も魔法も、突飛な奇人も、死もでてきません。だから、不用意に驚かされることはありません。 
    デジタル機器を必要としていません(7巻まで読んだ中では)。だから、人と人との距離感が絶妙です。
    登場人物の気持ちが「気になる」小説です。
    男性ファンも多い作品とのこと。私もその一人になります。
    レビュー記載の方に感謝。自分では見つけられなかったと思います。
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    投稿日:2014.01.17

ブクログレビュー

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  • salieri

    salieri

    青春の百合小説
    高校生の時全巻読みました。
    田舎だったので都会の本屋さんにしかなく、月一で都会に出て買いに行きました。

    投稿日:2023.06.10

  • 読生

    読生

    タイが曲がっていてよ?
    『お釈迦様は見てる』を先に読んでるのでなんとなく分かってはいましたけど、もっとドロドロしてるのかと思ったらそうでもなかった。よかった。
    お姉さま方は人格者ばかりです。丸2年しか年は違わないのにね。続きを読む

    投稿日:2021.11.01

  • eirain0320

    eirain0320

    「マリア様がみてる」――――実際に読んだことはないけれど、タイトルとか「姉妹(スール)」制度は聞いたことがあるという人は多いのではないだろうか。私もその内の一人。小説・漫画・ゲーム、様々なメディアで”百合モノ”に触れてきたが、”女学園(乙女の花園)モノ”の一つの原点と言える本作には触れていなかった。「マリみて」読まずして百合が語れるか!ということで、ついに私の手元に。(いや、そんなに語るつもりもないのだが・・・。)

    「私立リリアン女学園」――――明治時代に華族の令嬢が通う学び舎として創立された、古い歴史を持つカトリック系のミッションスクール。現在でも裕福な家庭の少女が通っている所謂「お嬢さま校」で、幼稚舎から大学までの一貫教育を行っている。
    この学園の高等部には、「姉妹(スール)」と呼ばれる独自の制度がある。それは先輩(姉)が後輩(妹)にロザリオを授与して”姉妹”の契りを結び、”姉妹”として先輩が後輩を導くというものだった。
    主人公の福沢祐巳は、リリアン女学園高等部1年生。目立って容姿端麗でもなく、特別な特技もない”普通”の女の子。高等部2年生で、山百合会(生徒会)幹部の一人である”紅薔薇さま(幹部の通称)”の"妹"である、小笠原祥子という"高嶺の花"に憧れを抱いている"普通"の女の子。
    そんな"普通"の女の子である祐巳が、とあるきっかけから祥子や山百合会幹部と関わるようになり、更には祥子から「姉妹(スール)」の儀式を求められ――――。

    本書では、"普通"の女の子である祐巳が、祥子や山百合会幹部といった"高嶺の花"の住む世界に足を踏み入れ、これまで知ることのなかった"高嶺の花"(特に祥子)の"顔"に初めて触れる姿が描かれる。
    ・・・いやはや、喜怒哀楽で百面相する祐巳にとても和まされる。自分が百合モノに魅力を感じるのは、「純粋さ/ひたむきさ」に触れられる点なんだと改めて実感。本当に心が洗われる。

    本書読了時点では、本シリーズの既刊は37巻とのこと。長い道のりのスタートラインを切ったばかり。今後、祐巳や祥子を中心に、どのような"乙女の花園"を見せてくれるのか楽しみだ。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.12

  • ainon

    ainon

    リリアンの世界へギュっと引き込まれてしまう

    平凡な一生徒ゆみと、学園で咲き誇る祥子さまと、
    それを取り巻く面々のおはなし。


    銀杏王子柏木さんもいい味でてる


    シリーズ初巻

    投稿日:2019.10.22

  • ショーン

    ショーン

    3/10.
    雰囲気は素敵だった。ただ百合を期待したのに友情しかなかった。この設定でハードな百合だったら最高。

    投稿日:2019.10.16

  • まつりか

    まつりか

    今時珍しい純粋培養の乙女たちが集う私立リリアン女学園に在籍する福沢祐巳は、ある朝、憧れの先輩である小笠原祥子に呼び止められ、曲がったタイを注意され身だしなみを直される。そのことをきっかけに放課後薔薇の館を訪れるのだが……――?


    高校の頃にアニメを制覇しましたが、原作は一度も手を付けたことがありませんでした。こうして読んでみるとなかなか驚くことが多い。祥子様ってこんなに我儘だったっけ、とか。アニメは若干オブラートに包んでいるシーンがあったんだなぁとか。
    「それにしても、何でサファイアなのかしらね」
    あれは名シーンだと思います。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.03

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