【感想】水滸伝 十二 炳乎の章

北方謙三 / 集英社文庫
(50件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
17
20
9
0
0

ブクログレビュー

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  • toshi1231

    toshi1231

    梁山泊の生命線である闇塩の道を取り仕切る魯俊義が捕縛され、拷問を受ける。全軍で救出に向かう梁山泊軍。奇跡の救出ストーリーが12巻のクライマックス。
    ここから終盤にかけて、官軍と梁山泊軍との決戦の場面が増えるのだろうな。北方謙三の得意とするストーリー展開、描写が楽しみ。続きを読む

    投稿日:2024.02.15

  • 彩海本

    彩海本

    娘の漢検受験中に待ってる間読んで、ついつい真剣になりすぎて咽び泣いた。。。

    呼延灼の男泣きに、、、、つられた、、、、

    強い男たちの、熱く、力強いまっすぐな生き方に、痺れる。

    あんまりにもハマりすぎて。ずーっと図書館で借りてたんだけど、これは絶対読んだ方がいいよ。
    と、旦那用に全巻購入決定。

    これは、中国が舞台だけどまさに侍魂よ!!!!

    もう北方謙三の心意気!そして、こんな男!いねーんだ!白馬の王子さまくらいいねーんだよ!

    だから、恋焦がれる。
    こんな男たちの戦う姿が眩しいです。
    19巻だけど、え!やだ、100巻くらい続けて、孫の孫の孫の孫の代くらいまでやってほしいわ。

    最後の孫あたりで、はい、現在の男ーっていう。
    今はこーでーす。っていうの。
    そうなったら。もう誰も読まないか。

    #水滸伝
    #12巻
    #面白すぎる
    #呼延灼の男泣き
    #関勝!!!!
    #晁蓋!?
    #嘘だ!そんなはずない!
    #絶対生きてる!
    #やだ!まだ早い!!!
    #まだ終わらないのに!
    続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • ひまわりめろん

    ひまわりめろん

    すごいな〜、すごい!
    この構成力ね、すごすぎる!

    青蓮寺の執念により、梁山泊の軍費を賄う闇塩の道を動かす盧俊義が捕らえられ拷問にかけられる
    盧俊義を救い出すため、浪士燕青と宋江を総大将とする梁山泊軍が動き出す
    といった感じで始まる第十二巻

    人の想いが鮮やかに交錯しまくる『北方水滸伝』、漢と漢の泣かせる絆が全ページに溢れております

    読んで心を震わせるしかないじゃね?と強く訴えたい!

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー❤

    今回は第四十位の好漢、地傑星の醜郡馬(しゅうぐんば)宣賛です

    郡馬は郡王の婿と言う意味なので、醜い郡家のお婿さんてことですね
    武芸に優れて功をあげたため、さる王族のお婿さんに迎えられましたが、あまりに醜くかったため、お相手が自殺してしまうという
    ひ、ひどい

    『北方水滸伝』では、いい男で女性にモテ過ぎだために嫉妬され、罪を着せられて捕まってしまう、とまるで真逆です
    ですがその際に受けた拷問により鼻や頬を削がれ恐ろしい顔にされてしまったために普段は黒い覆面をしています

    また、オリジナルでは武勇に優れ、関勝の副将という立場ですが、『北方水滸伝』では軍略に優れた軍師の立場で、本巻でも鮮やかな献策をしています

    そして注目すべきは奥さんです
    金翠蓮という『水滸伝』でも一、二を争う美女と結婚してるんですね
    これがまた出来た女性なのよ

    ちなみにこの金翠蓮、オリジナルではかなり序盤の魯智深のエピソードに登場し、『北方水滸伝』でもそのエピソードに近いかたちではあるんですが、宣賛とは全く関係ありません

    『水滸伝』一の醜い漢と『水滸伝』一の美女をくっつける
    北方謙三アニキ、粋だわ〜
    続きを読む

    投稿日:2023.09.29

  • あかね

    あかね

    このレビューはネタバレを含みます

    晁蓋という存在が消えてしまった梁山泊。
    宋江の言葉は、晁蓋の死を受け入れてなかった。これからも一緒に闘うから。晁蓋が嬉しそうに打った刀を携えて。私もそうする。もしこの本を読んだことを忘れてしまったとしても、私の中の見えないどこかで晁蓋は生き続ける。そして私も強く暖かく生きる。それくらい大好きな人だった。

    郁保四と楽和が饅頭を食べて泣き出すシーンがリアルだった。安心するはずのおいしさと暖かさが、逆に張り詰めている気持ちをぷつんと切ってしまう感じ。私もこれ以上泣いていたら梁山泊を追い出されちゃうな。

    少年のころから女にもてた宣賛×金翠蓮ちゃん尊〜〜〜!!!!!!!心通じちゃうラブラブカッポー英傑たちの死の中で一際尊〜!!!ピンク〜〜!!!あ〜!!!!!ハート回復
    (晁蓋の死に嘆く読者のためにこのシーンいれたよね?北方謙三様よ)

    宣賛と魯達の賢さって似てるような気がする、会話のテンポが同じ。
    魯達「片方には死んでもらいたかった」ね。このままじゃ立ち行かないと感じてたんだろうね。でもやっぱり寂しい。魯達に言われると、それもそうだな、、、と思わざるを得ない。

    盧俊義と燕青の関係性が衝撃だった。
    男色なのかと誰かが思う度に燕青に冷たいものを感じていたけど、そういうことだったのか。
    この二人は親子のように感じるって言っていたのは誰だっただろう。李逵かな。李忠かな。李がつく人だった気がする。

    馬の上で史進投げ飛ばしちゃう燕青最強じゃねえ?!?!
    燕青やっぱり最推し。私、見る目あるな。

    関勝と宣賛、天晴れ。
    韓滔が雄々しく死んでしもうた。やっぱり片方が先に死んだ。韓滔の話し方がとっても好きだった。安心させてくれる雰囲気。彭玘が真似してみんな笑っていたけど、最後に滴を落とした呼延灼、無理して笑ってたんや。本当に大好きで信頼してた人やったんやね。
    人間らしくて良いな、呼延灼。

    解説コーナー
    前半の解説は基本的におもしれー!すげー!北方水滸伝!だったのが後半になって内容が変わってきた。すげー!おもしれー!はもうここまで読めば分かるでしょ?ほなちょっと違う切り口で水滸伝語っていきましょか。の解説。
    中国での夢は絵空事、かなわないことの意味だけれど、北方謙三は水滸伝に壮大なドリームを描いた。中国版水滸伝と対照した小説の書き方の違い、などなど興味深い内容でした。

    「北方謙三は水滸伝の英雄たちに夢を与え、読者たちには眠れない夜を与えた」

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.02.02

  • kumapooooo

    kumapooooo

    じわじわと勢力拡大しているようではあるけど、まぁなかなか前に進まない。そんなに簡単に強くなったりするもんでもない、と言われればそれまでだけども。
    今回のポイントは盧俊義攻防戦で、根性で捉えた官軍もなかなかだし、塩のために一般人を200人くらいぶっ殺した梁山泊も追い詰められればやるぞ感を見せてきて、要するにどっちもどっちな様相。ドロドロだー。続きを読む

    投稿日:2022.01.22

  • kikko999

    kikko999

    闇塩の道をめぐる攻防、特に燕青による盧俊義救出劇はこの巻のハイライトでスリル満点、手に汗握った。他にも宋江率いる攻城戦、関勝の梁山泊入りなど読みどころ満載。寝不足になる。

    投稿日:2021.09.15

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