【感想】回游の森

灰原薬 / EROTICS f
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
13
6
1
0
  • 人の心が持つ、暗い森。

    「森」を共通テーマにした、連作短編計7編。
    どの登場人物もちょっとした「秘密」を抱え、それは暗い「森」に似ているような…。
    ホラーでは無いが、人間の心の影を暗く、静かに、淡々と描いた作品集。良い雰囲気を持っています。続きを読む

    投稿日:2013.10.14

ブクログレビュー

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  • 更紗

    更紗

    暗い森をさ迷うような短編集。秘密の恋や、性癖を隠しながらも生きていく人々。女子高生の「ウォーター」と「死滅回游」が特に好き。それぞれの話の登場人物が繋がっているのがおもしろい。

    投稿日:2022.09.10

  • みみみん

    みみみん

    このレビューはネタバレを含みます

    いろんな人がいろんな秘密を抱えた短編集。一話目に幼い女の子として出てきた子が最終話で女子高生になった話は、回游の森というタイトルを表すエピソードで、切なくて儚くて綺麗だなと思った。他は"普通の人"として生きてるけど変わった性癖を持つ二人の男性の話も印象的。別々のエピソードですが、両者ともその性癖は快楽でもあるけど苦痛でもあるという二面性があって、確かに"普通の人"というのはどんな人をいうのだろうと考えてしまった。作品全体のモノローグが文学的で、曖昧さの中に何か本質的なものが隠れてるのかなと思ったりもした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.01.26

  • 7do8bu1991

    7do8bu1991

    灰原薬さんの作品『回遊の森(2010)』を読んでみた。ずっと気になってた作品。なかなか読めてなかったんだよなー。 しかし、不思議なストーリーたちだなー。 特に良かった作品は・・・ ”舟幽霊”がGood!!続きを読む

    投稿日:2019.07.10

  • koma

    koma

    夜の森とか海の中のような、ほの暗い感じのお話の短編集。暗いんだけど、絶望の暗さではないので後味の悪さは全くない。

    投稿日:2016.02.18

  • /Euler

    /Euler

    いくつかの短編があり、主人公は全てバラバラなんだけれども、彼彼女らは何処かでつながっており一冊読み終えるとぐるりと、ぐるぐる一周。しつつ、一歩先へ。

    短編全てに共通しているのは《愛》。
    愛情恋愛偏愛情愛愛妻愛人愛欲、、、。
    色んな愛の物語

    どかなんとか言って、《これって「愛」の物語だよねー》っていう奴、私は苦手です。
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    投稿日:2015.08.27

  • aimaimocoxxx

    aimaimocoxxx

    なかなかアブノーマルな関係を描いた短編集。
    最初と最高の話に出てくるミヨちゃんかわいいけど多分それもちゃんと自覚してる感じの小生意気さがいい。
    ちょっとしたノリでキスしちゃってから、友達のシホを意識しては悶々とするアズの話も好き。結局は必死に忘れようとしちゃうけど。
    あと、蛇にしか欲情出来ない男の話がビジュアル的にはいちばん残ってる。
    溺れる奥さんが沈みゆく手にときめくおじいさんの話や、昔同棲してた男の奥さんにあの頃の思い出の味を教える料理教室の女の話とか。
    いろいろと濃いエピソードばかりだけど、全部好き。
    続きを読む

    投稿日:2013.02.12

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