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山田詠美 / 文春文庫 (17件のレビュー)
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よた
文章を読むことを楽しませてくれた作品。 小説か、批評文か。どちらとも取れる山田詠美氏らしさが爆発した一冊。 言葉、文章、表現…に対するとても批評的な目線は痺れた。読んでいて刺激的であり、時にはその痛…烈さに笑ってしまったほど。 捻くれている、と言って仕舞えばそこまでだがここまで直球で清々しく、だけどなんとも洒落た文章に心が踊った。続きを読む
投稿日:2023.01.17
よしか
このレビューはネタバレを含みます
小説…、なのか?解説の「文章」であり、「小説」って感じがまあしっくり。 どう楽しめばいいか最初は戸惑ったけど、まあまあおもしろく読めた。 『ベッドの創作』が一番そうそう、って楽しく読んだ。
投稿日:2021.07.05
桜衣
手にとった時の薄さを裏切る、内容の濃さ。 久々に「これは面白い」と感じながら読み進めました。 個人的なお気に入りは、文体たちの話。 文体の擬人化という発想はもちろん、軽快に進む擬人化達の会話に、ふふっと笑いながら読みました。
投稿日:2020.08.31
imemuy
ベッドの上の描写について、真面目に、メタ的に、エッセイ風に、しかも的確に論じていて結構面白かった。 普通に山田さんの小説を読みたい人には合わないかも。
投稿日:2013.06.04
遊美
性と文学が知りたければこの本を読むしかない 特に快楽の動詞,ベッドの創作は考え深い。 そっち知識がついてくると普段使っている会話や言葉の中にもなんとまあ卑猥な別の意味があるのだろうと思うがそれをエッ…セイとして考察した本なんて他にあるだろうか。 私は前から官能小説と官能的なシーンが多く書かれている純文学の具体的な違いは何なのだろうと思っていたけれどこの本を読んですこし謎が解けたような気がする続きを読む
投稿日:2012.08.27
nacchan1713
「私はいく」=「私は恋人と寝床に入り幸福のきわみにまでのぼりつめ涙する」 「いく」という言葉が、快楽の絶頂を表す言葉なのは、この年になればわかるけど、これって不思議だよね。 同じように「死ぬ…」という言葉も ポルノ小説になんかよく使われたりするし、実際使う場合もあるんだろうけど。 日本語の絶頂感は、点であり、刹那的であり、快楽用語に死というイメージを使うのはいかにもであると山田さんは書いています。 日本語は、賢いぞ! そのほかにも知性とセックスは両立するのか? ブンタイって一体何なんだろう? 否定形の肯定? 作者独自のものの見方によって、日本語と日本ブンガクの現状について書いたクリティーク小説集。続きを読む
投稿日:2012.05.13
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