【感想】疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

今野敏 / 新潮文庫
(175件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
25
75
50
12
2
  • より人間らしく

    前2作と比べると竜崎の完璧さがなくなってしまったが、より人間らしくなったのかな。どんな人間にだって恋を前にすると弱くなるんだよ。そんな竜崎を今後も追いかけていきたいな。それにしても竜崎を救った禅に興味が出てきましたよ。竜崎ほどではないにせよ、もう少し落ち着きを持って仕事をせねば・・・。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 竜崎も普通の人?

    前半は恋?に悩む竜崎の心理がだらだら続き 事件はいつ起こるのだろう?と読みずらかったが後半はいっきに彼のペースで進む。そのあたりから おもしろくなるが おもしろくなった所で いっきに片付いてしまう。竜崎に禅の本を読ませるあたりこの著者はなかなかおもしろい人だと思いました。続きを読む

    投稿日:2014.04.19

  • あの竜崎が……

    あの竜崎が恋をし、冷静でいられなくなるとは。伊丹への相談をきっかけに、冷静さを取り戻し、一気に解決へと進む。事件には前作までのひねりはなかったが、竜崎の心情の変遷は非常に面白かった。妻の冴子は気づいていないのか。それとも、気づいていて、見守っているのか。次作以降の展開が楽しみです。続きを読む

    投稿日:2015.04.12

  • 後半は流石ですよね。

    前2作とは、ひと味違う切口での展開で、若干間延び感も感じたのは事実です。
    ただ、後半はいつもの迫力が戻り、次作も読みたいとの思いが強くなりました。

    投稿日:2021.08.20

ブクログレビュー

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  • yunilla

    yunilla

    凄くイライラした。
    やっぱり恋愛要素があると、わたしには向いてない。

    「おまえ、やっぱりたいしたやつだよ。俺には真似できん」
    「人の真似する必要はないだろう」

    投稿日:2024.03.31

  • 雅本棚

    雅本棚

    2024.3.20〜BSTBS放送
    臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。

    アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか―。?解説・関口苑生続きを読む

    投稿日:2024.03.27

  • Sayuri

    Sayuri

    このレビューはネタバレを含みます

    2012年(発出2009年) 426ページ

    『恋愛など、発情した猫の感情とそれほど違わない。人間を人間たらしめているのは、間違いなく理性なのだ』
    冒頭で、アイドルの山咲真美が一日署長を勤めることになり、署内の雰囲気が浮かれ気味になった際に竜崎伸也が思っていた言葉です。
    今回は、そんな竜崎が、美人の女性キャリアに恋して苦しんでしまうお話です。

    アメリカ大統領の訪日の警備計画に関し、竜崎は羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に任命される。竜崎の補佐役として女性キャリアの畠山美奈子が送られてきた。その畠山美奈子に、竜崎は嵐のように激しい恋愛感情を抱いてしまう。四六時中彼女のことが頭から離れず、他の男性といるところを見ると嫉妬し、そばを離れると喪失感を覚え、苦しみのあまり夜も眠れなくなってしまう。そして、米大統領警護のため派遣されたシークレットサービスとの摩擦。大統領に対するテロ計画があり、それに日本人が関与しているという。大統領専用機は羽田空港に乗り入れる予定だが、その羽田空港の防犯カメラに不審な動きを発見し、シークレットサービスのハックマンは即座に羽田空港を封鎖すべきと主張する。国からは空港は封鎖はしないとの決定が。板挟みになった竜崎の判断は? そして苦しい恋心の結末は?

    なんだか、竜崎のいつもの切れ味が影を潜めてしまいます。仕事中もずっと悶々としており、畠山美奈子への感情が仕事に影響してしまっていて、正直イラッとしました。終盤になり、ようやく竜崎は自分の悩みを解決できましたが、このあたりは禅問答の話で煙に巻かれたような。

    このシリーズが、警察官僚・竜崎伸也の人間的成長を描く物語だとしたら、必要回なのかもしれません。また、娘の美紀の恋愛問題に対する竜崎の姿勢の変化を描くのにも必要な悩みだったのかも。

    今回、竜崎語録で1番共感した言葉です。

    『出世するというのは、それだけ権限が増えることを意味している。権限が増えれば、できることも多くなる』

    私は、同様のことを上の立場に立ちたくない同僚に言ったことがあるからです。しかし、責任も増える立場には立ちたくないみたい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.26

  • ひさとつ

    ひさとつ

    今回は恋愛というテーマも含まれます。
    竜崎が考える恋愛が冒頭にありますが、論理的に語られる恋愛論がとても面白い。
    そんな竜崎が仕事に女性にオロオロしてしまいます。
    さてどんな結末が待っているのか。
    ストのスピード感はたまりません。

    冴子さんは何でもお見通し。
    竜崎は勝てないでしょうね
    いつか冴子さんとの馴れ初めも話しにしてもらえたらなあ。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.14

  • みんみん

    みんみん

    この巻いらない…
    3巻目で血迷ったか竜崎!!
    恋だと⁈仕事中にボーっとするだと⁈
    あなた仕事以外はポンコツなんだって!!
    女のキャリアで仕事できて美人でアイヌって…

    完全に今野敏氏の趣味じゃないのかい⁇

    投げ捨てるの我慢してとりあえず流し読みだ!!
    ☆2にしてやる…
    またヘッポコ竜崎になったら許さぬ(´^`)プイッ


    続きを読む

    投稿日:2023.09.24

  • LULU

    LULU

    このレビューはネタバレを含みます

    隠蔽捜査シリーズ第3作

    前作に続き大森署署長を務める竜崎は、アメリカ大統領来日の警備で、所轄の署長としては異例の第二方面警備本部長に任命された。
    そしてその補佐役としてやって来た女性キャリアの畠山に、思いがけず熱い恋心を抱いてしまう。
    それは、原理原則を大切にし、不正や隠し事は一切せず、妻からは唐変木と言われる竜崎にとって、夜も眠れず、仕事にも支障をきたすほどの一大事だった。

    そんな中、テロ計画の情報が入り、
    管轄内の羽田空港では不審な男が防犯カメラで確認された。
    竜崎の肩に重責がのしかかる…



    今作は意外にも竜崎が恋をするという、シリーズ第一、ニ作からは想像もできない展開。
    しかも、それはまるで中学生が恋しているようで、周りに動揺を隠せないほどなのだ。

    恋するという感情から一番遠いところにいるような、あの竜崎が…

    本人に言わせれば「事故のようなもの」なのだが、国賓の安全を守る重大任務に就きながら、心ここに在らずの状態を必死に隠そうとする竜崎が、なんだか可愛く見えた。

    それでもラストはやはり竜崎らしくもって行くところが流石!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.07

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