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今野敏 / 新潮文庫 (224件のレビュー)
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総合評価:
ani
2
早く次作を読みたくなる
推理ストーリー自体間違いなく面白い。それ以上に、東大法学部出身でまじめ・実直・頑固すぎて変人とあだ名され、家庭のことは妻に任せきりという典型的キャリアのおよそ主人公と思えぬ人物像が秀逸である。読み進め…るうちにどんどん引き込まれ、竜崎の狙わない振る舞いに所々ニヤリとし、正直者の格好良さに惚れ惚れさせられる。また自分も何とも言えない爽快感と力をもらえる。続きを読む
投稿日:2013.09.25
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setukomo
さらにおもしろい
隠蔽捜査シリーズの2冊目ですが あまりにも堅物で嫌な奴だと思えた竜崎も可愛いなと思えてきました。家庭の事情も笑えるし 警視庁の伊丹刑事部長とのやりとりも クスリと笑える楽しい警察小説でした。
投稿日:2014.04.06
matsuhiro
1作目より更におもしろい。次回作も楽しみ。
2作目では、現場の署長となった竜崎が、面子や階級などにとらわれず、合理的に判断していく様が、非常に小気味いい。 竜崎の尻をたたく妻が、また素晴らしい。 3作目以降の展開が楽しみだ。
投稿日:2015.04.09
甲斐誠
大森署篇のスタート。
この刊から大森署篇が始まる。 男の信念を貫いて生きている主人公のように生きていきたいと思う。本人は、けしてそんな構えた覚悟ではなく、ごく当たり前の事を当たり前にやっているだけと言う。腐った組織に属して…いる私は、憧れさえおぼえてしまった。能力の低い上司を評した「小物に立場と権限を与えると・・・」の一言は、共感した❗続きを読む
投稿日:2015.05.16
老眼の本読み
申し分なない秀作です
第一作もすばらすい作品でしたが、本作はそれ以上の作品といえます。時系列でのストリート展開、どんでん返しの素晴らしさ、申し分のない秀作です。早速第三巻を読みます。
投稿日:2021.08.18
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Sayuri
このレビューはネタバレを含みます
2010年(発出2007年) 405ページ 今回は、警察ミステリーとしての要素があり、1作目よりも面白い!と思いました。 警察庁長官官房の総務課長から、大森警察署の署長という降格人事の異動となった竜崎伸也。着任早々に管内で立てこもり事件が発生。中には人質2名。立てこもり犯は、消費者金融に強盗に入った3人組のうちの1人。他の2人は身柄を確保されている。大森署に捜査本部と指揮本部を立ち上げる中、竜崎は現場に向かう。現場では派遣されたSIT(捜査一課特殊班)とSAT(第六機動隊第七中隊)が事件解決の主導権をめぐり対立する。犯人は銃を所持しており状況が逼迫する中、事件解決のため竜崎はSATに突入の許可を出す。犯人は射殺され、人質2名は無事救助された。事件は解決したように見えた。しかし、犯人が持っていた銃の弾倉は空だった。マスコミが「犯人射殺」とセンセーショナルに騒ぎ出す一方で、今回の事件の監察に、警察庁の首席監察官が乗り出してくる。 警察組織や役職名など、耳慣れない言葉が多く出てきますが、とにかくすいすい読めます。 そして今回も、竜崎の胸がスッとするような発言が、そこかしこに登場します。言葉に説得力があります。 『副署長が課長を怒鳴りつければ、課長は係長を怒鳴りつける。そして、係長は係員たちを怒鳴りつけるわけだ。そういう連鎖は士気をそぐ。管理職は、感情で物事を処理してはいけない。大切なのは合理性だ。心得ておいてくれ』 竜崎のセリフの1つです。あとがきで西上心太氏が竜崎語録の一部を取り上げていらっゃいますが、自分も竜崎語録を集めたいと思ってしまいました。 そして、今回の家族の問題は、妻・冴子の入院です。胃潰瘍での入院でしたが、冴子あっての竜崎という感じでした。竜崎自身も、冴子が家庭を守ってくれるから自分は安心して仕事ができるといつも言っているように、冴子がいないと足元がぐらついてしまうのです。 『あなたは一国一城の主なのよ。自分の城の中で他の城主に好き勝手やらせるわけ?』 『よろしい。国のために働きなさい』 上は冴子のセリフですが、冴子は武士の妻というイメージです。登場シーンは少ないものの、冴子もすごくいいなあ。 今回、竜崎が問題を乗り越えるきっかけとなったのは、邦彦から借りたあるアニメのDVD です。ここから竜崎の快進撃ですが、戸高もいい味出しています。ヒネたキャラでしたが、ヒネリの効いたキャラでもありました。 最後に疑問点が一つ。犯人が射殺された場合、誰が発砲したものなのかその場で調べないのかなあ?
投稿日:2024.02.21
につ
感想 今回も最後までハラハラしたけど、正しい者が救われるで良かった。 方面本部長の管理官の小物ほど吠えるというのには苦笑。 あとは奥さんの腹のくくり方にも好感が持てる。 あらすじ 大森署に赴任した竜崎。管内で立て籠り事件が発生する。竜崎は前線で指揮をしてSITとSATを正しく機能させ、人質を無事保護するが、犯人は射殺された。 新聞では犯人を射殺したことに非難が高まり、竜崎は監察に呼ばれる。現場刑事の疑問から捜査を洗い直し、人質と目されていた夫婦が実は犯人だったことが明らかになる。
投稿日:2024.01.17
トラ吉
一作目に引き続き、原理原則を基本とした主人公(竜崎)の信念に基づく行動が気持ちよく、今までの慣習を基に行動する周りとのズレが面白い。 主軸になっている強盗事件が二転三転しながら解決していくストーリーも…よく出来ている。 幼馴染でかつ同期の伊丹をはじめとした周りとの関係も、今後更に楽しめそう。続きを読む
投稿日:2023.11.16
みんみん
前作のラストで所轄へ左遷された竜崎です。 大森署署長に着任早々、立てこもり事件が発生。 まだ署内、署員とのぎこちない関係です。 竜崎のやり方に戸惑いながらも竜崎の指示に従う副署長、課長達。腹の探り合い…からの信頼。 部下達のキャラもわかってきました。 副署長が素敵♪ おもしろ〜い\(//∇//) 嫁が入院…ポンコツ竜崎が可愛い♡ 家でも「いい仕事しましたね」って言われる日が来るんだろうか笑 続きを読む
投稿日:2023.09.24
Rita
警察庁から大森署に左遷された竜崎署長が着任早々立てこもり事件に直面する話。相変わらずの竜崎さんに安心するし、この人の部下になりたくなる、大森署の方々にとても共感してしまう。ほんまに警察上層部全員竜崎さ…んみたいな人であってほしい。続きを読む
投稿日:2023.07.30
びん
こんな論理的な判断が出来る人物になりたかった。少なくとも、振れない信念をもちたい。これまで振れ振れの人生だったから・・・。(^_^;) このシリーズから目が離せない。さあ、次を読まなきゃ!
投稿日:2023.04.29
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