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澁澤龍彦 / 河出文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
竃猫
かの人の語る如く語る人を知らず
昔から、『カソリック教会の転覆を諮る秘密結社の首領を、謀略が成就する一歩手前で追い詰めたら、地方の平凡な修道院の”うだつ”の上がらない万年修道士だった』、といったモチーフの物語が読みたいと思っていた。…残念ながら本書は実在の秘密結社を紹介した真面目なものである。知識欲が旺盛な人には興味深く読めると思う。 翻訳物を巡る係争および世評に関しては、一旦、置くとして、それを煽るかのような本人の言動や露悪的な態度は、もしかしたら演出または屈折した心理の発露でもあったのだろうか、と思える。本作などは噂に違わぬ博覧強記ぶりを遺憾なく発揮しているほか、行間に垣間見える著者の判断能力は健全な良識人のものである。澁澤龍彦という個性についての更に深い今後の研究が待たれよう。 ”営業妨害”になるやも知れないので、”あちら”にはコメントを付さないが、桐生操の秘密結社に関する著作の主要部分は本書からの引用でもある。より硬派ではあるが、オリジナルを味わうのも一興と思う。 続きを読む
投稿日:2016.06.13
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つこ
この本を読んで、初めて世の中に「秘密結社」があるかも?いや実在するかも?と思った。心のおもむくまま、時間と空間を旅している気分に浸れる。
投稿日:2021.03.14
ふみ子
このレビューはネタバレを含みます
私が秘密結社を知ったのは、フリーメイソンくらいだったのですが、漠然としていて掴めない浮遊感があり、本書を知り手に取りました。 切り離せないのが、宗教、儀式、犯罪など、これだけ知ればもうお腹いっぱいなのですが、そこは秘密、秘密がどんどん暴かれるので読む手が止まらずでした。 スローガンが何処の秘密結社にもあり、犯罪、革命、慈善団体など、中でも戦争とは離れがたい逸話があり、大変興味深かった一冊。 謎だと暴きたくなる渇望を満たしてくれました。
投稿日:2019.03.16
コノハ
ヨーロッパを中心として、様々な秘密結社を紹介しまくる本。学術的な感じは一切なく、読者に地図を示す前書きも無いからどこに連れていかれるのか分からないし、2012年に刷られてるのに文字が小さく掠れてるし…、「土人」など今じゃ見かけない言葉もガンガン出てくるし。「一説によると」「と言われる」「という」「らしい」「に違いない」など、Wikipediaに書いたら[要出典][要検証]だらけになりそうな怪しすぎる記述。書きっぷりも書かれている内容もメチャクチャ怪しい。奇書と言ってもいいかも。 自分で自分のちんちんを切り落とすとか、それすら生ぬるいあれこれが一定の集団の中で行われていたのが俄かには信じ難い。 フリーメーソンについて勉強したいとか、そういう需要に応える本ではないけれど、知識を蓄えるのとは違った、秘密めいた面白さがあった。続きを読む
投稿日:2019.02.23
ohcannotangel
秘密結社の定義から、世界中の秘密結社について紹介されていて面白かった。 著者あとがきにもあったように日本の秘密結社についてもっと記載があればよかった。
投稿日:2015.01.03
office4690
時を空けずに、2冊目澁澤 龍彦を読む。薔薇十字軍、フリーメーソンなどなど、都市伝説を網羅しているのが本書だ。好きな人にはたまらない。
投稿日:2012.12.17
はやた
古今東西の秘密結社についての本。 古典的作品なので、現代の陰謀論的な秘密結社は少なく、古代からの秘密結社の歴史が紐解かれているのが、期待と違ったけれど面白かった。 世界史詳しかったらもっと楽しかったん…だろうな。勉強します!続きを読む
投稿日:2012.09.30
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